月別アーカイブ: 2024年4月

ena美術新宿 先端芸術表現科 合格体験記その5

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。

先週の土曜日からいよいよ今年度の授業が始まりました。ガイダンスや初回の課題なども終えて、一次対策もここから始まっていきます。講師のほうも新しい受講生の表現に出会うことのできる期待と緊張に包まれていますが、これから受講生の方の関心や興味を一緒に探りながら1年間受験に向けて伴走していきたいと考えています。

さて、今年度最後の合格体験記の紹介になります。今回は現役で見事に合格された一次試験素描選択のRさんの体験記になります。
過去の合格体験記はこちらから!

2023年度体験記その1 その2    その3 その4
2022年度体験記その1 その2 その3 その4


私は、高校3年生の5月からena美術に通い始めました。高校の先輩が通っていたらしいという情報だけで、体験授業や面談などを通さずに突然顔を出した私に対して、講師の方々はとても丁寧に接してくれました。

私は、一次試験は素描を選択しました。夏前までの授業では素描と小論文のどちらも経験する機会が設けられており、個人の感想としては両方とも、とても楽しかったです。素描を選択したのは、小さい頃から絵を描くことが好きで、小論文より私の“好き”に近かったからです。秋頃までは課題への応答と、描いていく順序の模索をしていました。そして、ようやく全体が見えてきたのは冬になってからでした。そこから合格点まで持っていくためにとにかくプロセスを体に覚えさせ、課題応答も数をこなして慣れるように意識しました。講師の方々は講評の度に順序をつけて弱点を指摘して下さった為、次回への目標立てがとてもしやすかったです。

冬期講習が終わると、個人資料ファイルに着手し始めました。しかし、私は参考作品を見たことはあっても、自分が作るとなると何から始めれば良いかわからず、不安を抱えていました。そんな私を講師の方々は丁寧に導いてくださり、順調に作業を進めることができました。最終確認でも、沢山の講師の方に力添えをいただきとても心強かったです。

総合実技では、自分の作品とこれまでの合格作品の、ビジュアル的なズレに悩みました。他の生徒さんたちの作品や合格作品を見ても、自分と似たような作り方をしている人がいなかったのでとにかく焦りました。そんな私の焦りを察してか、講師の方々が私にあった総合実技の取り組み方をお話ししてくださいました。面談の後の作品は前より落ち着きをもち、試験前ギリギリに間に合ったという感じでした。

ena美術は、生徒との対話を大切にしてくれる予備校です。それぞれの個性を矯正するのではなく、より美しく育てるために講師の方々が親身になって言葉に耳を傾けてくださります。講師の方の尽力もあり、私は自分の好きな事を全て入れ込んだファイルを作ることができ、そして1年間大きな苦しみを抱えることもなく、楽しみながら試験対策に励むことができました。


Rさんは素描を始めたのは先端芸術表現科にきてからでしたが、これまでも描いてきたイラストレーションでの蓄積もいかしながら、しっかりと先端の素描に必要な要素を学ばれていきました。
総合実技については本人は「ギリギリ」と書いていますが、素材の扱いについてはこちらが驚くようなアプローチを毎回見せていただきあとは課題への応答の仕方というところでしたので、ギリギリという感じは講師の方は感じておりませんでした。課題への応答もファイルが完成してからはかなり安定してきたように思います。Rさんのファイルには、とるにたらないような感情や関係性の細部へこだわり、制作したものを具体的な関係性のなかで機能させるような活動や、幼少期から作り続けているものなど、Rさんが先端の受験を決める前から行ってきたことも多く掲載されています。そうしたこれまでの自分の活動や興味を振り返り、言語化し、自分にとって表現することやなにかを作ることがどういうことであるのかを、現段階の自分のまなざしで定義し直すことが先端の個人資料ファイルでは重要になってきます。
Rさんの総合実技や素描の再現も、現在1Fで展示されていますので、ぜひご高覧ください!合格本当におめでとうございます。

現在、本科生の申し込みは継続中です。興味のある方は無料体験や個別相談もぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/shinjyuku/sentan/index.html

遠隔にお住まいの方は、オンライン教育でも先端芸術表現科は受講可能です!こちらも詳細など希望ありましたらいつでもお問い合わせください!
https://www.art-shinbi.com/online/

新学期授業の無料体験(1週分)の申し込み。無料体験では受講生と同じ課題を同じ講評で行いますので、普段の教室での様子や講評の様子が知りたい方はぜひ。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、受験相談の申し込みはこちらのページから。受講の仕方や受験の進め方など、主任講師が対応しますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-soudan.html

それでは先端芸術表現科でした(画像は今回体験記をいただいたRさんの総合実技の再現と、素描の拡大画像、授業内での総合実技の制作物になります)

〈新学期〉油夜間部の授業についてちょこっとご紹介〈新宿校〉

こんにちは。新宿校油画科夜間部の鷹取です。

 ついに新学期が始まりましたね!今回は少し夜間部のカリキュラムについて書いていこうと思います。油画科夜間部では、まずは指導が入らない状態で皆さんがどのような絵を描くのかを見せてもらい、それが明けると本格的な授業にはいっていきます。

 1学期の間は『油画科だから自由に描く』と言う感じではなく、絵画を描くにあたっての基本的な力をつけるためのレクチャー課題が多くあります。

 まずは物を観ること。観ると言っても、3次元を2次元に描くとはどう言うことか?形態、光と影、量、距離などデモストを交えながら徹底して観ることについて深めていきます。物をしっかりと描写出来なければ絵が描けないとはいいません。しかし、自分の好きなものや、表現したいことが出てきた時に、出来ることの幅が格段に広がります。この特訓は筋トレに近いので、ある程度の期間特訓しなくてはならないので、春の間に皆んなで頑張りましょう!!

※画像は昨年度の冬期講習で行った夜間芸大コンクールの石膏群像です。セット大変だったな…)

 そして次は油彩という特性の強い画材についての理解です。油彩の特徴はなんと言っても乾きにくさです。はじめのほうはそれを扱いにくいと感じることもあるかもしれません。しかしその特徴がないと出来ないこと、広がる幅などがたくさんあります。またキャンバスは紙より強靭であり、大体の作業には耐え得る支持体です。画集とワークシートを利用しながら改めてオイル、混色、重層構造、マチエール、筆致、などなど学んでいきます。

 そこからまた別の課題を挟みながら、絵を描くと必ず出てくるワード、『構図』についてのトレーニングを行います。良い構図って何?悪い構図って何?粗密、明暗、視線の流れ…これって一体どうゆうことなのか?これもただがむしゃらに描いているだけではなかなか身につかない力になりますので、多くの資料を利用しながら徹底して構図とは?について学んでいきます。

 夜間部のカリキュラムは単発で終わり!と言う形ではなく、1学期を通して今はこれを学び、これを学んだら次にこう活かし、そしてこう展開していく。というように全て繋げてカリキュラムを決定しています。講師陣全員で話し合い、大学の変動や、状況に合わせて毎年カリキュラムは変動していっています。

 今はまだ予備校選びで迷っている人も、1学期の大切な期間を逃さぬよう是非無料体験などで参加しにきてみてくださいね。

 無料体験の詳細、申し込みについてはリンクの内容を確認して下さい。通常授業に参加する無料体験は画材も全て貸し出しです。1日だけの参加で面接のみ、実技まじえて3日間の参加、最大一週間までいつでも参加できますので、是非この機会にご来校お待ちしています!

https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

春、新年度始まっています。<大宮校>

春です。桜の開花も終わってしまいました。あっという間に新年度が始まりました。ぼやぼやしていると、一年はあっという間です。気を引き締めて新年度をやっていこうと思います。

大宮校です。

春期講習会、お疲れ様でした。

 

春期講習会、前期は雨で冷たかったですが、後期は晴れて春めいていて気持ちよかったですね。入試再現デモストやデモストもあって参考になったかと思います。

 

新しい年度が始まった感じです。

 

大宮校のデザイン科の入試再現も出揃いました。いい感じですね。

 

ということで、

あっという間に新年度、始まりました。ということで、新年度は例によって、オリエンテーションと学科模擬試験から始まります。私立大学の合格の鍵を握るのは、学科です。高校生はもちろん、浪人生の方は圧倒的に学科が足りなくなります。学科に対する意識を上げていきましょう。

1日無料体験、保護者説明会、推薦説明会、春はイベント盛りだくさんです。まだ申し込めるイベントもありますので、ホームページをチェックして下さい。

ではまた次回に。

新しい一年

 

 

こんにちは、留学生科です。

春、4月、ついに新年度が始まりました。

日本に来て間もない留学生は、この4月はじまりの新年度に対して新鮮な気持ちでいるのではないかと思います。
新しい環境での生活にドキドキしているかもしれませんが、楽しんでいきましょう!

 

新学期から留学生は日本の生徒たちと一緒に授業を受けます。

課題を通じて美術用語を学んだり、コミュニケーションを取る機会を得たりと、日本語を使う頻度が大幅に増えるでしょう。

留学生の皆さんにはぜひたくさん日本語で会話をしてほしいです。

この時期は正しさよりも、まずは話すことへの抵抗を取り払うことだと感じます。
声を発するのに慣れれば後々間違いも修正しやすいので、今はちょっと変でもいいや精神でいきましょう!

 

※ 留学生科は4月から無料体験を受け付けております。
興味ある方はまず面談・見学にお申し込みください。

 

《基礎科》春はあけぼの

4月になりました。

とはいえ風がゴーゴー四六時中吹いてたり
温度の差が朝夜で激しかったりと、
僕にとっては3〜4月が、いつからかだいぶしんどい季節となりました。

学生の頃は入学式や卒業式、進級などで4月を感じますし
会社員の時は新入社員が入ってきたりと、
4月から何か変わる、ということが必ずあったような気がします。

しかし徐々に4月になって自分にとって何かが変わることがなくなってくると
ただただ体調不良と、午後の眠気だけが残る、なんだか好きになれない
季節という印象だけが残っているわけです。

春といえばお花見ですが、
そもそも外で何かを食べるのが僕は好きではなかったり
(なんで食べ物に砂埃が入るのにわざわざ外で食べるのか、、、と思ってしまう)
3時過ぎたくらいで大体この季節は寒くなってきたりと、
もう何年も参加してませんし。

実はこのブログも書き出したのはいいけども
着地点も全く定まっていないまま書き始めてしまっています。

さて、、

そんな気持ちは置いておいて、
ena美的には、明日から基礎科2024年度がスタートします。

気持ちも新たに、
新学期がスタートするわけです。

実際は春期講習から、新学期はスタートしているようなものなのですが、
明日からです。

そして…
基礎科では今年度から新たな講師が増え、
また去年とはちょっと違った攻め方も考えています!

毎年恒例の6月のイベントもすでに構想は練っています!

そうなんです、4月から基礎科はエンジンかかりまくっています!!!

なぜかっていうと、、、
今年の芸大合格者の内訳で、22年度基礎科所属だった基礎科生から
4人も芸大現役合格が出ました!!!
(油2名、彫刻2名、デザイン1人)

基礎科から通えば、
芸大現役合格が狙える!

と言われるような基礎科を、
今年度は頑張って目指していきたいと思っています!!

そう、春はあけぼの!
ここから、新たな気持ちで受験に向かって
基礎科でスタートを切っていきましょう!!