月別アーカイブ: 2021年2月

くにたちの3月

国立校です。

私立美大の入試がほぼ終了し、東京芸大の入試真っ最中。
みんな実力が発揮できるよう頑張りましょう。

新美では、これから本格的に受験勉強を始める人、美大に興味がある人のために
3月1日からマイアトリエが始まります。
参加は無料です。都合のよい日にぜひ参加してみてください。

オンライン教育科です。

こんにちは。オンライン教育科です。https://www.art-shinbi.com/online/

今週は2月ターム講評週間です。

 

オンライン教育春期講習会 3/21(日)〜28(日)

  • ※3/18(木)申込締切となります。

https://www.art-shinbi.com/event/online-event/spring.html

新美の指導を遠隔地の方にも! オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。
Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、
録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評はマンツーマンで行われます。

●油絵:木炭デッサン、油彩 / ●日本画:鉛筆デッサン、着彩 / ●彫刻:木炭デッサン、塑造 / ●デザイン(芸大):デッサン、平面構成 / ●私立美大デザイン:デッサン、平面構成 / ●工芸:デッサン、平面構成 / ●映像:デッサン、感覚テスト / ●先端芸術表現:デッサンor小論、制作課題 / ●建築:デッサン、総合表現 / ●デッサン:デッサン、デッサン補習課題

映像科:合格者再現発表&体験談

こんにちは、映像科です。
2/20の武蔵美・多摩美の合格発表を受けて、今日は私大デザインコースと合同でイベントを行いました。
題して「多摩美・武蔵美合格者再現発表&体験談 私大デザイン・映像科
      〜どんな入試だったの?どんな作品が受かったの?〜」です!

朝からアトリエで合格者の皆さんには、入試の再現作品を制作してもらいます。
映像科では武蔵美の「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」を再現してもらいました。

そして夕方からは合格者の生の声を聞いていただきたいので、会場を移してトークイベントです。
新美に通い始めてからの成長のプロセスを中心に、語ってもらいました。
特に現在高校2年生や1年生で美大を目指す人には、参考になったのではないでしょうか。
再現作品は今後、新美新宿校1FのSHINBI GALLERYで新学期まで展示される予定です!

彫刻科 入直後半戦へ!

こんにちは。彫刻科の小川原です。入試直前講座が本格的に始動し、1ヶ月が過ぎました。私大対策も終わり、全員で芸大に集中していく流れに乗りましたね!ここからが正念場です。気合を入れていきましょう!

それではこの2週間での優秀作品をの一部を紹介します。
まずは昼間部生の作品です。


明解に形を感じるデッサンになっています!更に顔を似せられると完璧です!


逆光の迫力がとても良いです。髪の部分はやや追い方の単位が大きいのでもう少し密度が上げられると良いです。

現役生の作品です。

奴隷は顔が難しかったりしますがカチッと似せられていてとても良いです。奥の脇腹がやや形になり切れていないので、そこさえできればこれ以上ない出来だと思います。

同じく現役生の作品です。
調子の幅が豊かで魅力的に仕上がっています。顔の印象もよく、作品から雑味が感じられないのが良いですね!伸びている側の体の張りがもっと出せると更に良いです。

昼間部生の作品です。
アムールの動きや形態感を意識して仕上げられたと思います。逆光側で反射光が少し白飛びしているところがあるのでそこが埋まってくると良いです。


難しい位置でしたがバッチリ捉えられています。顔の印象も良いですね!少しだけ手前の腕がスカッとしているので体のテイストに合わせていけるとなお良いです。


逆光の中での像の雰囲気がとてもよく捉えられています。手前の腕と脚の探りが短調で作品の質を下げているので気をつけましょう。


印象がとても良いです。正直かっこいいなと思いました。帯から落ちる影の表現が効いているなと思います。石膏の台座の円の関係はやや魚眼レンズでみた感じに歪んでいます。ここが惜しかった。


顔がほとんど見えないのですごく難しそうだなと思ってみていましたが、しっかりとヘルメスらしい印象を捉えてくれました。その中で更に帯と顔の隙間の空間が表現出来たらもっとすごいです。


石膏の白さを感じる作品に仕上がりました。丁寧な描写が魅力的です。形(印象)が正確で、光と陰の関係が自然で、その上で丁寧に描き切っていると魅力が出てきますね!


少しイレギュラーな切り方ではありますが、作品の中身が魅力的なのでむしろそれも個性的にさえ見えてきます。背景をもっと丁寧に消してくれるとそれだけで見栄えがよくなりそうです。


調子の質が魅力的です。独特な表現の強さがありますね!この人にしか描けないこの作品!という魅力は教授にも届くはずです!とにかく印象を正確に!!あとは大丈夫!


今年初めてにわとりを作りました!動きも自然で生命感が捉えられています!


鶏の印象を理解しながら進めていこうとする姿勢が感じられます!翼の部分だけシルエット的に浮いて見えるので全体を見て違和感がないか注意深く確認してください。


意外と顔が難しかったりしますが、とても似せられています。羽や羽毛の柔らかさも自然に表現出来ていてとても良いです。


堂々としたブルータスの印象が捉えられています!体の表現は特に素晴らしいです。顔をもう少し似せたいのと、この位置であったらなんと言っても胸鎖乳突筋の力強い張りをもっと拘りたいです。


塊を捉えてきました!まだ似た色が多いので、形に合わせて調子の幅が増えてくるとどんどんよくなります。顔が似せられていて良いですね!

現役生の作品です。

逆光は苦手でしたが、素直な表現が魅力的です。印象がとても良いです。更に個々の形が明解に表現できるようになってきたらいよいよですね!

同じく現役生の作品です。

少し構図は大き過ぎかなと言う印象ですが、ここまでやり切ってくるとそれはそれでいいよねって思えてくるから不思議です。今回は途中動きと構造に難がありました。意識的に気をつけましょう。

浪人生の作品です。
厚みを感じる表現が良いですね!顎下のラインは斜めに下がり気味かなと思います。もう少しすっきりしている印象ですね。顔に対して後頭部側はやや空気遠近法に逃げているところがあるのでもう少し形を追い込めると良いです。


丁寧な描写と顔の印象が良いです。おでこの黒がやや強いのか、そこだけ少し汚れて見えるので気をつけましょう。


ガツンとした塊感が魅力的な作品です!堂々とした言い切りがいいですね!

現役生の作品です。

とにかく顔が似ているのと、完成度の高さが素晴らしいです。大きく構図をとっていますが、やや向かって左側の形がそのままつなげていくと大きそうなので、切れるところは必ず紙を挟んで一回は描いてみてください。

同じく現役生の作品です。

印象よく全てのことをやり切ったと思います。完成度については課題ですが、こうしてやり切れれば魅力が出せる人なので、特に前半から中盤の仕事で精度を出して、落ち着いて描写と確認ができる時間が捻出できると良いです。

 

もう入試までわずかですね!まだまだ伸びるので、最後まで堂々と作品と向き合って成長していって欲しいです!最後に頼れるものは自分だけです。本番は一人ですが、後ろには一年間努力して学んできた「自分」がたくさん居て、その最先端が試験当日の自分なのです。だから今までやってきたことに自信とプライドを持って挑んで欲しいと思います!

2月23日、私大系デザイン工芸科&映像科の合格再現イベント。

私大系の主な試験日程は終了し、今年の受験も後期募集と国公立のを残すのみとなりました。コロナ禍の中での試験、特別な一年になりそうです。国公立を目指す人たちは、ここからラストスパートをかけていきましょう。まだ、伸びる時間はあります!

デザイン・工芸科夜間部です。

去年から武蔵美・多摩美の合格発表後すぐに合格者に入試合格再現を一気にやっていただき、合格体験イベントを同日に行うという最速入試再現公開イベントが行われています。なかなかハードなスケジュールでの合格再現イベントとなっていますが、来年の受験を控える人にとっては気になるイベントだと思います。

多摩美・武蔵美合格者再現発表&体験談
私大デザイン・映像科

どんな入試だったの?どんな作品が受かったの?

https://www.art-shinbi.com/event/20event-spring-special/taikendan/index.html

参加の申し込みを、お待ちしております。

去年のイベントの写真です。合格者に体験を語ってもらっています。

新美ギャラリーを使って、合格再現作品も展示されます。

今年はどんな再現作品が出てくるのか、楽しみです。