月別アーカイブ: 2018年3月

くにたちの春

国立校です。

大学通は桜が満開!!
ウグイスやメジロのさえずりも聞こえてきます。

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校舎では春期講習会真っ最中。
新年度に向けての準備が始まりました。

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◎3月31日 5:00?7:00
保護者・高校教員のための入試説明会を行います。
申し込みは不要です。

◎4月3日・4日  9:00-4:00
基礎科(高1、2、中学生対象)デッサンコースでは無料講習を行います。
申し込みはまだ間に合います。気軽に参加してください。

 新美国立校 042-577-1117

映像科:春期講習はじまってます!

こんにちは、映像科の講師の森田です。
24日から春期講習、はじまってます。
今年は去年よりも拡大して全12日間です。
映像メディア系の各大学の実技試験(武蔵美感覚テストのほか、各大学の小論文、デッサンなど)を春からスタートするにあたって、まずはその基礎を一通り体験する内容です。

初日はシナリオ、2日目は絵コンテ、そして昨日と今日はデッサン、、とみんなしっかり集中して制作をしていました(が、こちらも集中しすぎて写真を撮り忘れてしまいました…!)

明日からは2日間、先端芸術表現科と合同授業を行います。明日28日は写真を使った作品制作のワークショップです。シンプルなフォーマットにも思える写真というメディアを使って、どんな表現が生まれるか。かなり楽しみな課題を準備しています。

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そして合格者の作品展示も引き続き行なっています。2017年度は多くの学生が武蔵美映像学科をはじめとした志望校への合格を決めました。
感覚テストや小論文の入試再現作品、推薦入試のポートフォリオファイルや面接のレポートなど見ていただけます。
また、春期は予定が合わなかったけど新学期からの受講を考えている人も、ぜひお気軽にご相談ください!


(1Fのギャラリーにも展示されていますが、7Fでも作品を見られます。)

追記:
映像科の中でも特に、武蔵野美大の映像学科を志望している人、気になっている人は、こちらもチェック。
2019年度より映像学科は「造形学部」から「造形構想学部」に移設されます。今後さらに詳しい情報も公開されると思いますが、ぜひ気にしておいてください。

武蔵野美術大学 造形構想学部・大学院造形構想研究科 特設サイト

秋葉原校春期スタート!

秋葉原校の多田です。

ついに秋葉原校本格的に始動しました!

生徒数はまだ少ないですがその分来てくれた生徒は全員受からせる!という意気込みでやっていきます!

初日はデッサン課題です。コース別なので石膏や静物など科ごとに違います。

資料や参考作品も新学期に向けて着々と増えています。

 

秋葉原校は油画、日本画、デザイン、工芸と基礎科です。特徴は分校の中では唯一日本画があるのと、基礎科のほうも受験科の講師が指導していくので早い段階で入試を意識できるという点です。

4月8日にも秋葉原校の1日体験授業があります。

美術大学を受験することは決まっているけどまだ受験学科や予備校がはっきりと決まってないという生徒はぜひ一度足を運んでみて下さい!

リンク

先端科です。

先端芸術表現科の春期講習は3月26日月曜日からとなります。

春期講習では、映像科との合同課題を含む、様々な課題を行いながら、
受講生の興味を探っていくことを目的としています。
先端の受験に迷っている方も、今年先端受験を受けることを決めている方も、
多くの方の受講をお待ちしております。

これまでに制作したもの、活動の記録などを持参していただければ、個別に面談も行いながら、今後の活動について一緒に考えることができます。
何かみせたいものがあれば、遠慮なくお持ちください。


お申込みはこちらまで。

 

高校生デッサンコンクールデモンストレーション。

こんにちは!彫刻科の小川原です。先日行われた高校生デッサンコンクールではデモンストレーションを行いました。参加してくれた学生の皆さんにはプロセスもお見せしましたが、簡単に解説を加えておさらいしていきたいと思います。

最初に当たりを取ります。100%の精度にこだわりすぎて無駄に時間を使うのも、その後の作業が塗り絵的になってしまうのもよくありません。ざっくりと捉えていますが確かに似ているなという実感が持てればそれで十分です。ここで印象が取れない人は明らかにクロッキー力不足なので意識して鍛えて下さい。

内部構造を意識しながら形を線で立体的に捉えています。

後々強く炭を乗せますが、まずは日向、日陰を軽く整理して簡単に色分けしてみます。(光源設定の計画を立てています)

一気に炭を乗せ、描き起こしていく下地を作ります。木炭はしっかりベースで炭が乗せられていると変化に富んだ調子の幅を出すことが出来ます。但しこの先の計画性がないとただ単純に汚くなってしまうので気をつけましょう。

ガーゼで抑えて深みのある下地を作ります。特に下の面や遠いところは紙のザラメが残らないようにします。僕は背景を含めてガーゼで触れて空間になじませていくことを意識しています。

指を使って直感的に光を入れていきます。色として見るのではなく、あくまで起伏(光を受ける面)として理解しながら進めています。これで下地は構築できました。

ここから具体的に描いていきます。消し具(食パン)もここで初めて使い始めます。いきなり細かく完成に近い感じで描き込んでいくのではなく、ザクザク全体に雰囲気を出していきます。
具体化第1段階です。

具体化第2段階です。ここまでで3時間位です。すべての部位の設定(量感、空間、印象)が捉えられました。多分ほとんどの人がこの辺りの時間ですでに印象の悪さにもがき苦しんでいるんだと思います。皆さんにはこのデッサンの速さではなく、「印象に対する意識の高さ」について注目して欲しいです。

具体化第3段階、5時間で完成です。第2段階からここまでで2時間かかっています。本当にしっかり描写しようと思うと僕でもこのくらい時間がかかります。それは作業スピードの問題だけでなく、うまくなればなるほど複雑な形を理解し、見ることが出来る様になるので情報量がグーンと多くなるためです。まずはクロッキー力を徹底的に鍛えることを考えて下さい。その上で石膏像の魅力をどれだけ感じられるかが大切です。この1枚のデッサンに何を込めますか?
僕は形の魅力も、光の魅力も、空間の魅力も、密度の魅力も全て完全なものにしたい!と強く思いながら画面の中にガッタメラータを彫刻するように描きました。この画面に乗っている木炭の粒子の一粒でも無くなったらこのデッサンがダメになる。そのくらいこだわりを持っています。それは技術的な事とは違う要素です。誰かを惹き付けるようなデッサンを描くということは、自分自身も引き付けられるようなデッサンを目指していかないといけないと思います。
デッサンはきちんと学べば必ずうまくなります!今はうまく行かなくても負けずに頑張ってください!

デッサン解説での30分描き出し。
木炭。

鉛筆。

鉛筆で石膏を描いたことがないのでこの日のために描いた予習。

僕は彫刻科で指導していますが、石膏デッサンやクロッキーについてアドバイスが欲しい人は自分の科や学年は問わず、どんどん訪ねてきて欲しいです。やる気のある学生を見るのは僕も嬉しいし、少しでも上達、そして合格に貢献できるように教えられることは何でも教えます!!