月別アーカイブ: 2016年2月

渋谷校の近所

渋谷校 古関です。こんにちは。

今日は渋谷校の近辺を紹介いたします。渋谷校のまわりは青山、表参道なども近く、デザインの今を体験するにはとても良い環境です。今日はそんな新美・渋谷校の周辺を写真で紹介したいと思います。

ちょうど用事があって訪れた渋谷3丁目から、実践女子学園の近くでシートマニアというカフェ。ここにはフランク・ロイド・ライトやミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエなどの有名巨匠の作った椅子を中心に様々なソファに実際に座ってお茶を楽しむことができます。01シートマニア

 

目の前にはカミニート。02カミニート

 

そこから青学の前を通って03青学

 

表参道へ。13表参道05骨董通り

 

表参道のこどもの城04こと?もの城

 

少し前に新しくなった紀伊國屋の入っているビルAO06紀伊國屋07 紀伊國屋08 紀伊國屋

 

表参道交差点に向かって行く右側にスパイラルが。近々多摩美などの卒業制作展がスパイラルギャラリーで開催予定とのこと。詳しくはこちら。さらにデザインに興味のある人はスパイラルマーケットも楽しいです。10スハ?イラル

 

そのすぐ横にはファストファッションのZARAのインテリアショップザラホームが商品の色使いなど見ているだけでも勉強になるかも。12サ?ラホーム11サ?ラホーム

 

表参道を原宿の反対方向の右側に曲がると、日本や海外のハイブランドのショップが。

まずはギャルソン、この日はなにかよくわからないトルソーのような人形が無造作に置かれたディスプレイでした。14キ?ャルソン

 

その先左側にはmiu miuとステラ・マッカートニーのショップが。miu miuのショップはスイスの建築家が設計したものとか。miu miuとはプラダの姉妹ブランドです。ステラ・マッカートニーはお父さんが、ビートルズです。miustera1

16ステラマッカートニー

またその近くのプラダブティック青山店、ヘルツォーク・ド・ムーロンが設計のグラスのビル。夏は暑くないか心配になってしまいますが。この他にもこの辺りには有名建築家の作品が、例えばdiorの妹島和世やTOD’Sは伊東豊雄、ONE表参道は隈研吾など、建築を見るだけでも勉強になります。17フ?ラタ?ヒ?ル 18フ?ラタ?ヒ?ル

 

その他のショップもヨージ・ヤマモト、ツモリチサト、イッセイミヤケ、HAATなどいろいろファッションに関係のあるショップが見られるのが渋谷校の周辺の特徴です。19ヨーシ?ヤママモト 20ツモリチサト 21haat 22イッセイミヤケ

 

工芸志望の学生にも表参道駅前にある桃林堂、和菓子屋なのですがギャラリーも併設していて工芸作家の個展やグループ展がいつも行われています。23有林堂 24有林堂

 

新美・渋谷校はこのように文化や流行に囲まれた目の保養になる立地条件です。

この春から予備校を考えている人はこの機会に是非、新美・渋谷校の春のイベントに参加してみましょう。

 

 

芸大や美大の受験に向けてこれから入学を考えている学生に向けて、新美では無料の体験授業や春期講習会などの春のイベントを開催しています。

興味のある方はこちらから気軽にご参加ください。

 

芸大油画専攻を受験する皆さんへ

こんにちは。油絵科の関口です。このブログを更新するのも久しぶりな気がします。もうすぐ芸大一次試験ですが、受験生の皆さんは素描試験に向けて必死に頑張っている事と思います。

芸大一次試験で求められる事は、本当に幅広いですよね。年によって全然違う試験内容が出題されるのを見れば、その振れ幅の大きさが分かると思います。ここ数年を遡ると、こういう出題でした。合格者再現作品と併せてご覧ください。2010年度出題2011年度出題2012年度出題2013年度出題2014年度出題2015年度出題

さて、今年はどんな課題が出るのでしょうね?
心配で夜も眠れないという人は、以前のこのブログも併せて読んで頂けたら幸いです。

メンタルの奥義
http://www.art-shinbi.com/blog/20140224/

試験だから…といってあまり力み過ぎず、どんな状況でも楽しんで頑張ってきて下さい。最後は自分自身を信じられるかどうか?だと思います。

彫刻科 ここまでの入試結果

今日多摩美、ムサ美の合格発表があり、一山越えた感じがあります。
さて、ここまでの彫刻科の戦績です。
多摩ムサ推薦入試、受験者全員合格!
日大芸術学部推薦入試、受験者全員合格!
東北芸術工科大学、受験者全員合格!
東京造形大学、受験者全員合格!
日大芸術学部一般入試、受験者全員合格!
そして、多摩美、ムサ美ですが、数名補欠という結果となりましたが、ほぼ順当に合格!不合格者が出なかったのは毎年のことですが良かったです。補欠となった人も、繰り上げ合格に期待します!

芸大入試も目前です。アトリエの雰囲気もこの半月でガラッと変わってきた感があります。この調子で芸大も突破していって欲しいです!

それではここ最近の秀作を紹介します。
昼間部生の作品。
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勢いをつけるためにも量感のあるモチーフを描いてもらいました。彼はこれまで構造的な強さがなかなか出せず、表現が絵的になってしまう事が多かったですが、この作品では何かを掴んだようです。色ではなく、「形」そのものに反応して描けているので、臨場感がひしひしと伝わってきます。

同じく昼間部生の作品。
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彼女はこれまでなかなか時間内に完成度が上げられず、いつも途中で終わってしまっていました。このひとつ前のブルータスの課題で進め方を大きく変えてもらい、それがはまって短時間でも力強い画面作りが出来るようになりました。

夜間部生の作品。
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3時間で木炭紙にコンテで描きました。自然な体重のかかり方やポージング、顔の印象、肌の質感、空間。どれをとっても見事な描きっぷりです。手前の足が潰れてしまっているのが勿体ないですが、現役生で3時間でここまで描ける人はなかなかいないのではないでしょうか。少なくとも自分が現役生の時もある程度描けた記憶がありましたが、ここまでは出来ませんでした。

この時点での皆さんの仕上がりはどうでしょうか?結果をコンスタントに出してきている人は、実技だけでなく、メンタル面も含めて入試に合わせて行きましょう。
もう一つ課題が残っている人はかなりチャンスがあります。あと1週間で何か一つでも身に付けて自信をつけて下さい。
これだけは忘れないで欲しいのですが、試験本番ではもちろん僕ら講師のアドバイスは何もありません。しかしこれまで学んできたこと、指導されてきたことは骨身に染みていると思います。ただただ冷静でいるだけで、手は勝手に動いてくれるはずです。今まで以上の事をしようとしなくていいです。今までどおりで良いのです。頑張ってください!応援しています!

リンゴ

こんにちは 渋谷校古関です。

受験科の方は私立の試験もほとんど終了し、残すところは芸大などの国公立の試験のみとなり、あともう少しです。受験生の皆さん体調に気をつけて頑張りましょう。

現在、渋谷校 基礎科 デザイン・工芸コースではリンゴの課題を製作中です。
先日の平面の講評風景ですが、結構ヴァリエーションに富み、見応えのある良い作品が揃っていると思います。kouhyou1

また、渋谷校では、時間のあるときに先生がデモンストレーションとして制作してくれたりもします。
今回は芸大デザイン科1年生の宇都宮龍先生が制作してくれました。制作の手順の写真を公開します。demo1demo2demo3demo4demo5

やはり基礎科学生の作品と比べて、とても上手ですね。しかも早いです。
でも基礎科で制作している学生の作品も、どれもオリジナリティあふれる良い作品だと思います。

またこの課題の前には、リンゴを観察して模刻し。その上から着彩する立体課題やsano1sinagawa1
ぱっと見にはどちらが本物のリンゴか間違えそうですね。
手とリンゴを構成するデッサン課題を制作していました。dessan1
まだまだ受験レベルと比べると…ですが、渋谷校基礎科の生徒たちは中々頑張っています。
渋谷校の基礎科ではデザイン・工芸コース以外にも油絵コースやデッサンコースの高1、2年生たちも楽しく制作しています。美大の受験に向けて入学を考えている高校生に向けて、これから新美では無料の体験授業や春期講習会などを実施していきます。
興味のある方はこちらの新美HPから気軽にご参加ください。

芸大入試の足音が近づいてきました!

こんにちは!彫刻科の小川原です。
1月も去り、2月に突入!私大入試の真っ只中ですね!生徒の皆さんは毎日朝から夜まで追い込み大変かと思います。最高の緊張感のもと、自分の作品と向き合って、しっかり方向性を定めていきましょう!

さて、今回は特に魅力あるデッサンが出たので2枚紹介したいと思います。
昼間部生の作品。
IMG_7133
光、陰を巧みに表現し、魅力ある空間づくりが出来ています。作者の自信が漲っている傑作だと思います。久しぶりにすごいデッサンを見る事が出来て感激しました。受験では桁外れの緊張感の中での勝負になります。最後は自分を信じる事が出来るかどうかが命運を分けると言っても良いでしょう。これだけ描ければ大丈夫。本番では楽しんでいい1枚を描いてきて下さい。

夜間部生の作品。
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形をとるのに苦戦していました。事実出だしの形の印象はかなり悪かったです。でもそこで無駄に時間を浪費するより、多少違っててもどんどん描きながら直すスタイルが性に合っていたようです。とりあえず止めずに進めて!という一言の後烈火の如く印象を引き出していく様は後ろで見ていて爽快でした。この調子です!

先日芸大の卒業、修了制作展が開催されていました。毎年見に行って思うのですが、学生とは言え、自身の実力の全てを出し切って、1年と言う期間をかけて作り上げた作品は、作家の作品を超越するほどの力強い魅力を放つのだなあと実感させられます。
そうした作品達を目の当たりにして、「うん!僕も頑張ろう!」と思うのでした。

修了制作展では、新美で講師をしてくれている岸本先生の作品が出品されていました。

巨大な男の頭部のテラコッタ作品。
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とても大きな作品ですが、細部にかけて並々ならぬ完成度への執着心が感じられます。

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石彫の作品です。学部の卒業制作では女性の頭部に鯉が乗っている大理石の作品が出品されていました。

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髪の流れから犬への変化が美しいです。

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大理石の作品。

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一瞬何かな?と思いましたが、刀を置く台だったんですね!
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これから芸大を受験する人たちの中で実際に見に行った人も沢山いると思います。どうでしたか!?自分も早く作品をつくりたいな?!と思いましたよね?その気持ちが大事ですよ!皆さんが目指している世界に間違いは無いです!毎日デッサンや模刻を繰り返し、体力的にも精神的にも疲れている事と思いますが、本当にいい作品をつくるにはこれらの基礎は大学に入る前に必ず修得している必要があります。卒展で素晴らしい作品を出品していた先輩達ももれなくこの道を通過して来たんです。皆さんも負けずにやりきって、羽ばたいていって欲しいです。

頑張ろう!