月別アーカイブ: 2022年11月

武蔵美・多摩美の推薦の報告。

4年に一度の世界一のスポーツ祭典、サッカーワールドカップが開催中です。受験生でも好きな人はいるでしょうが、観てしまうと勉強が…というところで悩ましい感じですね。受験勉強とバランス良くやっていきましょう。

デザイン・工芸科夜間部です。

武蔵美、多摩美の総合型選抜、学校推薦型の合格発表がありました。合格した方、おめでとうございます。残念ながらの方は、一般に向けて気持ちを切り替えて頑張っていきましょう。新美新宿校の結果としては、例年通りの数字の合格数でした。もちろん受験した全員が合格したわけでありませんので、こちらも一般に向けて切り替えて指導していこうと思います。 新宿校夜間部の授業では、去年の合格者を呼んで体験談を語ってもらう授業が年二回ほどあります。二回目は推薦後に一般に向けて気持ちを切り替えるためにも、去年の先輩たちの話は参考になったのではないでしょうか。代表で来てもらった先輩方、飛び入りで来てくれた先輩方、ありがとうございました。受験生の気持ちに一番近い人達なので、とても助かります。

通常授業は、二学期末の昼間部との合同校内実技模擬試験期間に突入しました。頑張ってくださいー。この校内模試が終わると、次は冬期講習会になります。いよいよ、受験シーズンの始まりになります。ここからはあっという間に時間が進んでいきますので、時間の使い方を上手くやっていきましょう。

https://www.art-shinbi.com/season/winter/

ではまた、次回に。

先端芸術表現コースの冬期講習

こんばんは。新宿校先端芸術表現コースです。

2学期の授業も終盤になり、一次対策二次対策ともに、集中して進んでいます。
制作や個人資料ファイルに関しては、秋から冬にかけてがもっとも焦ったり、進まないことに苛立ちを覚えてたりするかもしれません。自分の興味や関心を突き詰めるようなあり方では、言語を用いることももちろん大事です。しかしそこで詰まったときには「手で考える」、「行為しながら考える」という心持ちで、秋から冬にかけてこそ、自分なりにさまざまな実験や試みを行ってみて(作品未満の習作のようなもの)、自らの興味や関心を自分なりに楽しむやりかたを見つけながら探って行けたら良いかと思います。

さて、先端の冬期講習は次の日程で行われます。

前期 夜間コース
P.M.5:30~P.M.8:30

12月
16(金) 総合実技
17(土) 総合実技
18(日) 一次対策(小論文/素描)
19(月) 一次対策(小論文/素描)
20(火) 一次対策(小論文/素描)
21(水) 一次対策(小論文/素描)

こちらのコースでは、夜間3時間で、総合実技、一次対策の対策を進めていきます。

中期 総合コース
A.M.9:30〜P.M.6:30

12月
23(金) 一次対策(小論文/素描)初日ガイダンス
24(土) 一次対策(小論文/素描)
25(日) 一次対策(小論文/素描)
26(月) 一次対策(小論文/素描)
27(火) 一次対策・作品制作/制作相談
28(水) 作品制作
29(木) 講評会
30(金) 総合実技個人資料ファイル検討

中期では、8時間の授業時間を生かし、1次対策2次対策のいずれにおいても、しっかりと今自分が何ができていて何ができていないのかということを把握しながら、面談の時間を多く取りながら進めていきます。

後期 一次対策・総合実技コース
A.M.9:30〜P.M.6:30

1月
4(水) 一次対策(小論文・素描)
5(木) 一次対策(小論文・素描)
6(金) 総合実技
7(土) 総合実技

年明けには、一次対策総合実技の対策です。大学入学共通テスト前に、各受講生の課題を明確にし、入試直前講習会に向けて準備していきます。

いずれのコースを受講しても、制作や受験の相談などは面談などで適宜行っていきます!
どのコースを受講するか迷われている方などいましたら、遠慮なくご連絡ください。

それでは、先端芸術表現コースでした。

 

彫刻科:11月後半作品紹介

こんにちは。彫刻科です。

11月はそれぞれの課題に向き合いながら密度を上げてしっかり完成させていくような仕事を意識してもらいながら制作に取り組んでもらっていました。

自分の上限MAXをだすことで冬期講習に向けての課題が明確になってくるかと思います。

 

昼間部の作品紹介

友人像です。モデルの印象がよく捉えられています。

写実的に緻密に形を追いすぎることなく量感をしっかり見せていくようなアプローチがカッコよくハマりました。

人体/頭部の抑えてくべきポイント(眼窩周辺、前頭部、顎、首と頭部の繋がり・張りetc)と、対象の生きた印象(佇まい、姿勢、目線、癖etc)を両者うまく重ねながらながらやりきることが必要です。

 

組み石膏に帯

組み石膏は普通の石膏単体とは違って石膏像そのものの精度に加え、静物的な状況への反応やモチーフ同士の関係性を説明する必要が出てきたりして気にかける部分がとても多くなります。けど逆に普段見られない状況を利用してその石膏を見ることのできる機会でもあります。

モチーフで見せなくてはいけない情報は何か。そこをイメージしながら絵に振り回されないようにコントロールすることが大事です。

帯と奴隷の色のコントラスト、隙間の空間や影などにも反応して臨場感出てきてます。

 

顔の見えない位置ですが伸び側の充実度が出てきました。光の雑味がなくなるともっと良くなると思います。

 

 

夜間部生も良い作品が出てきました!!

腰の倒れてくる傾きを抜けなくしっかり描けていて奴隷の胴回りのもつゆったりした空間性を引き出せています。頭部や顔面は突っ込んでもっと似せていきたいです。

 

鳩1点目。頭部の詰まった描写が胸の張りと合わせて見せられるとより充実してきそうです!

鳩2点目。すこし首を動かしてきています。それによって出てくる左右のねじれの影がきれいですね。爪先までしっかり緊張感があるのも良いです。

 

鳩は形態がすっきりしている分プロポーションや量のバランスなどがシビア。何度も荒づけをして「鳩ってこんな形」とある程度体で覚えてしまうことも大事だと思います。

 

 

お次は基礎科生

手と薪の構成。

手の芯棒でトラブルなどありましたが、その中で最低限やらなくてはいけないことを置いて来れていると思います。要素を「はずさない」のは受験においてはとても重要なことです。

指一本一本が同じ動きをしてないのがリズムを生み出していていいかんじです。

 

 

紹介は以上です。

調子悪くても・トラブルが起きても落胆せず粘ることのできるメンタルは底力と直結します!

今の自分の上限を、ひと月先の下限にするようなつもりで自己更新しつづけていきましょう

坂下

芸大デザイン・工芸コース

こんにちは
デザイン・工芸科 芸大コース講師の山本です。

寒くなってきましたね。体調管理に気をつけましょう。来月16日から冬期講習会がはじまります。しっかりと準備をしたいですね。

昼間部コースでは塑像課題に取り組みました。2Dではなく3Dなので、普段の鉛筆デッサンではあまり考えない部分もよく観察しなくては作れません。軸を捉えるにも空間上での傾きになるので、鉛筆デッサンよりも難易度が高いと言えます。1学期に彫刻科の先生に習ったことを思い出しながら、ブルータスに食らいつく2日間でした。

画像は講師のデモストです。

渋谷校:デッサン道具について。初級者向け道具説明

こんにちわ、渋谷校です。
少しずつ寒くなってきたこの時期、高1・2年生などはそろそろ美大受験を考え、デッサンを始めようとしている人は多いと思います。
そんな時、まずは道具を揃えなくてはいけないのですが、何を買ったら良いか迷っている人はいないでしょうか?

今日はそのような初心者で、これからデッサンを始める人に向けて、デッサンで必要な道具について話しましょう。

デッサンには鉛筆を使ったデッサン、木炭を使ったデッサンなど画材も選ぶ必要があります。鉛筆はデザイン科や日本画、木炭は油や彫刻などが使用することが普通です。
まだ迷っていて決まっていない人は、まずは使い慣れた鉛筆デッサンから始めるのが良いと私は思います。
次に具体的な道具の説明です。

まずは鉛筆

ユニがというえんじ色の鉛筆がおすすめ比較的色幅が出やすいのでユニから揃えると良いと思います。その他ステッドラー(青いの)などもあります。まずは4Bから4Hぐらいの硬さを全て揃えたほうが良いです。
芯の硬さによる違いはこんなかんじです。

鉛筆の正しい削り方はこのようにカッターで削る。
写真のように芯、軸共に細長く削り先は尖らせる。

鉛筆削り機は×

なので鉛筆を削る用のカッターも必要です。

次に紙、画用紙を使うことが多い。ざらざらした面が表。画用ボードなどを使うこともある。

紙の下に敷いて使うのは木製のパネル。芸大は木炭紙大またはDサイズ私大の入試ではB3が多い。鉛筆デッサンでは紙製のカルトンではなく木製のパネルを使用する方が良いです。

クリップ、画鋲

パネルに画用紙を留めるのに使用。
練りゴム

デッサンの時は、プラスティック消しゴムではなく、練りゴムを使う。
練りゴムはまず袋から取り出し、必要な分ちぎり良く練って柔らかくして使う。


練りゴムは消すだけではなく、鉛筆の調子を調整する使い方など様々な使い方があります。白い色の鉛筆があると思ってまず自由に使ってみましょう。

デスケル(計測枠)


構図を決める時に使う。Bサイズ用と木炭紙(D)サイズ用がある。

ティッシュ


鉛筆の調子をこするのに使用、ガーゼは使わないことが多いです。箱ティッシュを一つ用意しましょう。

クロッキー帳


デッサンの前にスケッチ等に使用。

フキサティーフ


完成後、鉛筆を画面に定着させる。なども必要です。

とりあえずざっくり道具についての説明をしましたが、何か質問があれば渋谷校まで気軽に連絡ください。渋谷校でもこのような道具は売っているので買いに来ても良いです。

また、この時期通常の授業に参加する無料体験などもあります。まずは道具に触れて慣れることを第一に制作してみましょう。上手に描くことができるようになるのはそれからです。
無料体験の詳細はこちらから

2学期は12月10日に終わります。その後はしばらくは体験授業がなくなります。お早めに申し込みを。

また冬期講習会も始まるので、冬期講習会で鉛筆デッサンを制作してみましょう。

冬期講習会の渋谷校基礎科の詳細はこちらから