月別アーカイブ: 2022年10月

石膏デッサンコンクールの報告

9月18日19日に行われた、全国石膏デッサンコンクールの報告になります。

全科総合部です。

新宿美術学院では、年に数回『全国石膏デッサンコンクール』が行われます。
9月18日(日)・19日(月・祝)に開催されたコンクールは、学年・選考を問わない無差別級の頂上決戦で、制作時間も2日間(12時間)と一番長いです!
今回は郵送参加115名、会場参加105名、合計220名の力作が競い合いました。
ボーダーラインは75/100点。完成度が分かれ目です!

*各科先生方の総評*
日本画科講師:「会場全体の印象として、けっこうクオリティが高くて良かったと思います。ぱっと見の印象、らしい形って言うのがポイントになるのかなと思います。まずは慌てずによく離れて全体の印象を合わせていけると、より上位を狙えるんじゃないかなと思います。」

彫刻科講師:「時間が短くなっても対応できるように、応用力をどんどんつけて、最終的に安定して完成度をここまで持ってこれればいいかな。」

デザイン・工芸科講師:「トータルバランス、描かれているものの精度、似ているかどうか、抑揚、粗密のバランス、光と影のバランス、表現の全体的な完成度、情報量の高さ、そのすべてをトータルで見て、いい感じだなーとか言うところの差だと思います。」

デザイン・工芸科講師:「最初のかたち取りだったりとか、大きい印象を似せていくって言う作業を、ちゃんとじっくりやってあげるのがまずは大事になってくるかなと思います。まずは初動。」

油絵科講師:「油絵科の場合は石膏出されても石膏デッサンを求めていません、ただ石膏がモチーフで、それをあなたがどのように感じ取って描くかということ。自分の感性でいかに対象を見るかという事が問われます。」

*優秀作品*
第1位
「ヘルメス」
(+)形・比率・トーン・動き・表情・たたずまい、それらが落ち着いている。
(+)ぱっと見の印象が良く出ている。
(-)上の空間に対して、台座の部分が2面に見えなくてもったいない。

第2位
「ジョセフ」
(+)全体の位置関係の中で、大きな理解があって、その中で細部の仕事をしている。
(+)見ていて気持ちのいい。
(+)空間と、形が持っている立体の整合性が、全部位で無理なく成立している。
(-)ちょっと首が長い?頭が大きい?
(-)腕(肩?)がもっと前に出てくると。

第3位
「ジョルジョ」
(+)らしさがよく出ている。
(+)隅から隅までよく観察して描いているなっていう印象。
(-)近くから遠くまでの距離感に応じて、描き込みの量だったり色味だったりの差を作っていけると、もっと画面の中での空間が出てくる。
(-)少し見栄えが劣る。ちょっと単調。メリハリがもうちょっとあったら。

当日会場で行われたデッサンのデモンストレーションと解説、上位作品の講評をぜひ自分の作品制作に役立てて下さいね!

なお、前回までの「全国石膏デッサンコンクール」と「高校生デッサンコンクール」のデッサン解説や上位作品の講評動画は、YouTube新美チャンネルで見ることができます。
https://www.youtube.com/channel/UCDKr5XZAd8nA8LGae2wFsRg

次回の『全国石膏デッサンコンクール』は来年1月ですが、10月11月は『全国実力コンクール』が毎週のように開催されます。各専攻科別の専門実技模擬試験なので、こちらもぜひチャレンジしてみて下さい!
https://www.art-shinbi.com/koukai/2022/

芸大デザイン・工芸コース

こんにちは
デザイン・工芸科 芸大コース講師の山本です。

引き続き、季節の変わり目です。寒暖差で体調を崩さぬように気をつけましょう!!早寝早起き、手洗いうがい!徹底しましょう。

公開模試シーズン真っ只中でございます。工芸科は公開模試に参加していただいた皆様、ありがとうございました。有意義な模試になったことと思います。23日に行なわれた平面表現では、学生講師の菊池先生によるデモストも開催されました。

皆さんの参加をお待ちしております。

芸大デザイン科 公開実技模試
10/30(日) 鉛筆デッサン(石膏/構成)
11/3(木) デザインⅠ(色彩)
11/13(日) デザインⅡ(形体)

公開実技模試お申込みはこちら

持ち物などよく確認して参加してください!

画像は授業風景、工芸科平面表現に模試で行なわれた講師デモストです。

映像科:10月・11月の授業

こんにちは。映像科です。
少しずつ教室にも受験のムードが漂う季節になりました。先週末には東京造形大総合型選抜のプレゼンテーション選考があり、来週末には武蔵美の総合型選抜(クリエイション資質重視方式)の面接試験もあります。
色々なところで言われていると思いますが、面接のコツは話す内容を丸暗記せず、面接官である大学の先生とコミュニケーションを取る意識を持つこと!面接が苦手という人もいると思いますが、「一番行きたい大学・学科の試験なのだから緊張して当然」くらいの気持ちで開き直ることも大切だと思います。

木金日コースの教室では引き続き一般選抜の実技対策を行っています。10月〜11月の時期は入試の形式をベースにしながらも、それにとらわれず発想を鍛える課題を制作しています。

この時期からの対策を検討している人もいると思います。11月のスケジュールは以下の通り。第一志望以外の「志望校別(併願校)実技対策」もはじまります。「感覚テスト」、「発想力」、「小論文」、「鉛筆デッサン」などを選択してもらいます。

11/3(木):祝日のため授業なし
11/4(金):小論文対策or鉛筆デッサン対策
11/6(日):感覚テスト対策/講評

11/10(木):小論文対策or鉛筆デッサン対策
11/11(金):志望校別(併願校)実技対策
11/13(日):感覚テスト対策/講評

11/17(木):小論文対策or鉛筆デッサン対策
11/18(金):志望校別(併願校)実技対策
11/20(日):感覚テスト対策/講評

11/24(木):小論文対策or鉛筆デッサン対策
11/25(金):志望校別(併願校)実技対策
11/27(日):感覚テスト対策/講評

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11月の土曜日には「武蔵野美大映像学科 総合型選抜 ディレクション資質重視方式」の対策授業もあります!
11/5(土)15:00~20:00
11/12(土)15:00~20:00
11/19(土)15:00~20:00
11/26(土)15:00~20:00
現在受講生を募集中です。詳しくはこちらを。

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先端芸術表現コース公開コンクール(11月3日(木・祝)もうすぐです

こんにちは。新宿校先端芸術表現コースです。

2学期からは、一次試験対策として、月1回のペースでコンクール形式で行っていきます。5時間半で仕上げる意識と、先端特有の問いに応える意識を養いながら、試験本番に備えていきます。これまで培ってきた基礎をベースにしながら、どのような問題が出題されたとしても、自分の視点をしっかりと明示しながら1枚の素描や小論文を書くことを目的に指導を進めています。

また、講評会では、その人なりの問題意識を深めるとともに、手を止めずに進めてもらうための面談の時間を多く取りながら進めていきます。

2学期からでも授業の無料体験は可能ですので、興味のある方はぜひ申し込んでみてください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、11月3日(木・祝)には公開コンクールとして、総合実技+面接を行います。
個人資料ファイルに関しては途中の段階でも、全くできていなくても参加可能ですので、総合実技を対策したい、自分の現在の実力を位置付けてみたいというかた、個人資料ファイルについてのコメントが欲しいかたなど、多くの方の参加をお待ちしております。
詳細は以下のURLをご覧ください。
https://www.art-shinbi.com/koukai/2022/

それでは、新宿校先端芸術表現コースでした。(画像は最近授業で行った総合実技課題の記録になります)

彫刻科10月後半の預かり作品。

こんにちは。彫刻科の小川原です。2学期は公開コンクールなどイベントが目白押しですが、積極的に参加してポジティブに受験に向き合う姿勢を意識してほしいです。

例年見ていてこの時期に勢いを絶やさずできる人はその年に合格していくイメージがあります。逆に今の時期から息切れしてしまっている人は入試直前になって焦って取り組んでも間に合わないということですよね。どんなに経験豊富であっても受験の世界において「絶対」というものはないので、後悔が残らないようにやれることは全てやっておくことが一番大事だと思います。
だれてしまった時期があって、入試に落ちてから「あ〜、あの時しっかりやっていたら結果は変わっていたかもな。」と少しでも思ってしまったらそれはその後の人生にずっと残ってしまうと思います。
それ以上やりようのないくらい努力した1年を過ごせたならそれはどのような結果になったとしてもそれは「自信」となって獲得していけるでしょう。

今年度ももう折り返してしまっています!徹底的にやり切っていきましょう!

それでは10月後半の預かり作品の紹介をしていきます。

昼間部生の作品。
美しい空間表現です。顎のあたりにもう一つ塊感があるということ無しです。

感覚的にとらえた炭使いが魅力的な作品です。奥の表現が単調なのと、もう一つ手前の表現に緻密さが増すとさらに良いと思います。

円盤の頭部模刻は動きと構造を捉えるのが難しい課題なのですが、よく合わせられています。

手前の肩に厚みを出したいところですが、全体に見切った調子の表現が心地よいです。

方向性は良いのですが、顔の表情がさらに似てくるといいですね。逆光の中でうまく空間が捉えられました。

とて任意の質感の物質というテーマで作りました。物体の方のクオリティをしっかり上げてこれていて好感が持てます。

全体に完成度の高い作品だと思います。手のひらを隠すような構成は難しいですが、よくできていますね。

夜間クロッキー教室での1枚。場の状況が伝わってくるような臨場感を感じます。線に緊張感がある。

形の探りに決めつけや観念がなく、自由に表現と向き合えています。柔軟なやりとりが素晴らしいです。

基礎科の生徒も頑張っています。

重厚な表現が魅力的です。逆を言うと空間的な抜けが弱いので、「美しい」と感じさせる要素がもっと引き出せると良いと思いました。

光の表現が魅力的な作品です。特に頭部の完成度は高いです。胸はまだ単調な作業が見えてしまうので、単純に見えるところほど触覚的に描いていくことを意識していけると良いです。

あっという間にできてしまいましたが、動きやバランス、完成度もとても良いです。ここまでできたら地山の表現にももっとこだわって自由に表現してしまって良いです。

 

以上です。

人によって分かっていること、分かっていないことはバラバラです。自分は何を意識して課題に取り組むべきか常に意識しましょう。日々努力する中で、常に少しずつでも前進していけるように、目的を明確にして取り組んでいきましょう!