カテゴリー別アーカイブ: 日本画科

日本画:影のパース

こんにちは、日本画の佐々木です。
今回は、意外と見落としがちなアイツについて。

座って目線が低くなると
台や円柱の底面にパースがついて薄くなりますね。

それは誰もが最初に習うことだろうと思うのですが
台が薄くなる=台に落ちている影の形も薄くなる
のです。

基本的に台の面にへばりつくもの
(物の底面、紙などの薄い物、影)
は、すべて台の薄さと連動して薄くなります。

そして、ただ薄くすれば良いわけではなくて…

物から落ちる影は
台上の自然な「乗ってる感」に
大きく関わってきます。

それだけでなく
他の部分の自然さを描くためにも…
影について語り始めると
それだけで記事ができてしまいます。
それはまたの機会に。

意外と見落としがちな「影のパース」
しっかり観察していきましょう。

日本画:奥行きの形

こんにちは。日本画の佐々木です。
前回はものの接地同士の距離についてでした。
今回は、離れているはずのものがなんでくっついて見えるのか?の続きです。

パース、面白いですよね。
人間はかなり頭の中で角度を補正して見ることができるので、意外と意識して見ないと気付かないのです。

身近な例として
かなり斜めの角度からテレビを見ていても、ちょっと見づらいな、くらいで
見ることに支障はないと思うのですが
その角度から片目でテレビを見ると
テレビ画面がかなり薄いことがわかるはずです。

このように、片目で見るとパースによる形の歪みがよくわかります。

次回は、パースの影響を受けて形が変化する特に大事なポイントについて書いていきたいと思います。

日本画:接地の位置関係

こんにちは、日本画の佐々木です。
少し間が空いてしまいましたが、引き続き
台のおはなしです。

今回は「接地」について。



これは台上の距離に関わらず
さまざまなところで起こる目と頭の混乱です。
頭で理解している距離と、実際に見えている距離
そこには結構誤差があったりするのです。

それをサクッと補正してくれるのが、はかり棒。


実際離れていても、座った位置から見ると
どうでしょう?
結構物と物が重なり合っている場所も
多いのではないでしょうか。

どうしてそうなっているのか?
その理由が、よく言われる「パース」です。

次回はこのパースについてのお話です。

日本画:台のはなし

こんにちは、日本画の佐々木です。
絵の中に空間を作る上で、地味だけれど
いちばん大切な「台」についてです。


こんな経験、ないでしょうか?(私だけ?)
実際に一度の講評で全部言われた訳ではないですが
台まわりへのコメントでよく言われる内容ですよね。

見てそのまま描いたのに、なにがだめなの?
先生はモチーフ見てないのになんで分かるの?
などなど、初心者の私には大混乱でした。

一つ一つはそんなに難しい要素ではないですが、
台だけではなく物を捉える上で必要な要素が
ぎゅーっと詰まっているんです。

描けているように見える人でも、
なんとなくでやってしまっていることが多い台。
何回かに分けて、一つ一つの要素を解説していきたいと思います!

日本画:新美のお昼ごはん

こんにちは、日本画の佐々木です。
夏期講習の受付も始まり、外部から受けることを検討している方もいるのではないでしょうか?
そんな方々に今回は、絵の事…とは全く関係なく、ご飯の話です。

ちなみにここは、オペラシティに入ってすぐ、エクセルシオールカフェの目の前の通り。
木々の緑が空間全体に反射して綺麗なんです。

では、月曜から順にどうぞ。

大体650円〜900円なので、しょっちゅう食べるのはちょっと贅沢かなと思うのですが
ちょっと頑張りたい日や、友達と美味しいもの食べたい日に、ぜひ利用してみてください。

ごはんまで充実した夏期講習会にしましょう!