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彫刻科:新学期始動!

講師の新妻です。今年度もよろしくお願いします。
新学期が始まりました。最初のガイダンスでは昨年度の結果(受かった人たちがなぜ受かっていったか)を分析した中で見えてきたこと、各々がどの様な意識で一年間を走り切るか、をみんなに伝える時間になりましたね。
新美の彫刻科は決して大手の様に生徒が何十人もいる規模ではありませんが、学生一人一人の特性を把握しながら、「才能」「テンション」「運」ではない、確実な力を本番に出すことを前提に講師陣は学生に向き合っています。それは芸大受験だけで終わらない、これからの長い創作人生でも基礎となるものになるはずです。今年度も新美を選んで良かったと思ってもらえるように精一杯サポートできればと思っています。

↑新学期の課題説明の様子

↓春期後半の習作紹介です。
観念的でない、自然な観察の蓄積で絵が上がってきたのがとても良かったです。腰から下に上半身並みの説得力があるとなおよし。

現役生の作品です。肉体の様々な情報量と全体の見え方の折り合いをうまく落とし込めましたね。床周りがやや手薄なのが惜しい。

こちらも現役生。毎課題高い素描力を感じます。きめ細かい仕事と大きな設定の仕事の力関係がよりゆったりとコントロールできるとさらに臨場感が出そうです。

うまいです。出だしからゲタ像を「解って」作っている印象を受けました。中盤から顔や細部造形に踏み込んでいく際にはもっと警戒が必要です。でも高3の春でこんなに作れるのはすごい!

春期講習終わりから新学期までの間に描かれた自主課題です。昨年出来なかったことを今年は全部克服するんだという気概を感じます!内容的にも作者史上最高を更新しています。イイよ!

今回は以上です、ではまた