月別アーカイブ: 2024年5月

5月の授業と保護者会とイベント参加告知

わりと雨の多かった5月。晴れると気持ちいい季節ですが、日差しが当たると気温が一気に上昇してくる感じがします。日焼け対策に加えて、もう熱中症の対策も考え始める感じでしょうか。

大宮校です。

氷川神社参道は新緑の季節となってきました。デザイン・工芸科の昼間部は、晴れそうな日を選んで動物園まで動物のクロッキー演習に行ってきました。参道は木陰になって日差しを遮るので、歩いていて気持ちよかったです。

氷川神社からちょっと横に入って大宮公園に入ると、わりとすぐに動物園が見えてきます。大宮公園の動物園は小さいですが、無料で見学できます。ツキノワグマ、ハイエナ、カピバラ、猿や鳥など描くには困らないくらいに種類はいます。

ウロウロしていたクマと意外と可愛いハイエナです。クロッキーは短い時間ですが、しっかりと描けたようです。

 

 

一度描いておくと、何かしらの課題で困らなくなるかと思います。引き出しを常に増やして行くことは大事です。

ということで、あっという間に保護者会が迫っています。前期の保護者会は基本的に現役生と基礎科生になります。学科の成績確認と志望校相談、夏期講習会についてが主な話になります。お待ちしております。

授業も着実に進んでいます。今後の実践的な絵を描くために必要なことを、前期ではやっています。夏に向けて力になってくれることを期待したいです。

 

そして、去年から参加している大宮駅西口ソニックシティでのイベント「アート×デザイン×クリエイティブ進学フェア」が6月2日(日)に行われます。進学相談や作品の解説など、お越しの際はお気軽にお声がけください。

では、また次回に。

早めの準備を

 

こんにちは、留学生科です。

新年度が始まってからあっという間に時間が過ぎ、少しずつ夏が近づいてきています。
皆さん、新しい生活には慣れたでしょうか。
教室での制作風景を見ていると、みんなもうスイッチが入っているように感じます。
時間と闘いながら制作している姿や必死に講評を聞く姿は、お互いに良い影響を与えているようです。

 

さて今年は、一般入試も視野に入れている留学生が多いためか、平面構成にもみんな積極的です。
この時期にしっかり資料集めや作品研究をし、良いと思ったものを自分の制作に生かすことで、後々平面のコツを掴みやすくなります。

ちょっとしたことでも地道にやっていくことで、あとから差が出るようになります。
資料集めは出来る限り早い段階から進めましょう!

 

早い段階からといえば、志望理由書も同じことです。
多くの留学生は実技にほとんどの時間を使うのですが、志望理由や面接対策は直前の準備だけでは正直間に合いません。
時間をかけて自分のやりたいことを言語化し、日本語でスムーズに伝える練習をする必要があります。
頭の中にぼんやりあるだけでは、いざ言葉にしようとすると案外出てこないものです。

夏期に入る前には一度面接対策のチェックをしましょう!

 

日本人の生徒と同じ教室で学ぶことは留学生たちにとって良い刺激となりますが、留学生試験の方が早く訪れるということを忘れてはいけませんね…

あと半年で出願ですから…

 

 

 

 

《基礎科》アトリエや机の上だけでは伝わらないこと

みなさん作品見に行ってますか??

先日マティスの展示を新国立美術館に見に行って
興奮しすぎてうっかりミュージアムショップで2万円近く買い物をしそうになりました。
(流石に戻しましたけど)
その時買ったマティスのポスターを自宅の壁に貼っているのですが、
ふとした瞬間に、マティスのおおらかな曲線が目に入ってくるのは
なんだかどんなアロマよりも心が穏やかな気分になるような気がします。

最近は時間があって、いろんなものを見に行こうと心がけているのですが、
・展示
「大吉原展」
「マティス展」
「宇野亜喜良展」
・映画
「青い春」
「悪は存在しない」
「ありふれた教室」
「関心領域」
などを見に行っていました。

自分が一番展示を見に行っていたのは浪人中だったのですが、
その次に今色々見ているかもしれません。
展示とかって、なかなか
見る習慣がつかないと行かなくなっちゃうんですよね。
近々、MINGEI民藝展とシアスター・ゲイツ展を見に行きたいと思っています。
ダブル民藝展、とても楽しみです。

 

さて、その中で「関心領域」という映画について触れたいと思います。

学校の授業で必ず習う第二次世界大戦下で行われた、ナチスドイツ政権とその同盟国および協力者による、ヨーロッパのユダヤ人約600万人に対する国ぐるみの組織的な迫害および虐殺がテーマの作品です。

劇中ではその収容所の塀の横に住む幸せそのものの家族の生活を写し続け、誰もが望むような生活の隅にはそのアウシュビッツでの惨劇が見え聞こえてきます。
しかしそのことに誰も気を止めず、日常化していく。見ている側も、その連続して流れてくる音や”情報”に慣れていってしまう。戦争の1番の恐ろしいことは、この人間の持つ対応力なのではないかなと思います。時々感じる違和感を心の中で押しころし、慣れていってしまう。誰もがそのことは許されざる行為と知っているのだが、それを日常化してしまう。

殺すのではなくまるで雑草を抜くかのように日常的に効率的に処分する、という信じられないことが人間にはできてしまうし、そのことに慣れていってしまう。
まさに今世界で争いやジェノサイドが続いている中で、ふと自分を振り返り、
そのことを日常化していないかを改めて振り返りたいなと
心から考えさせられる作品でした。。

この作品はアカデミー賞で録音賞を取っています。

聞こえるか聞こえないかの音量でずっと鳴っている音であったり、
立体音響を駆使した音の空間というのがとても上手く作品を演出しています。

近年、映画は公開からすぐに配信され、「配信まで待とう」という方も多いと思うのですが、
こういった立体音響や、映画館という密室の空間を演出として積極的に用いて
映画を”観る”だけでなく”体感する”という作品がとても増えてきたような感じがします。
映画監督はそうした場合、映画館で観ることを想定して作品を作ると思うので、
「配信ではかなり作り手の意図はかなり薄まってしまうのでは無いかなあ」と最近思ったりします。

テーマはとても重く、観る人に考えさせるテーマではありますが、
映像作品として、音響やカメラアングルなどとても見応えのある作品だと思うので
ぜひ美術を志す高校生も、大人も、映画館に足を運び、観ておくべき映画だなあと思いました。

ちなみにこの監督のジョナサン・グレイザーは超有名なPVの監督でもあったりするので、
映像作品として勉強になると思います。
DIRECTORS LABEL ジョナサン・グレイザー BEST SELECTION [DVD]

さて、そんな”体感”するイベントなのですが、
基礎科も今年もそんな体感イベントがやってきます。

基礎科座談会シリーズ第5弾は
『現役合格座談会』です。

 

 

2023年度、ena美から現役で芸大合格者が出たわけなのですが、
その中の4人は、基礎科出身者でした。
そんな4人が、高校2年生の時どんなことをしていたのか、
どんなことを考えていたのか、
また、受験科に上がってからどんな工夫をしていたかなど、
芸大に現役で合格したその軌跡などを、当時の作品と合わせて
振り返る会にしたいと考えています。

面談をすると、よく
「芸大なんて現役では…」
「芸大に現役でいく人って小さい頃からやってたんですよね」
という声を聞きます。

ですが、彼らが予備校に通い始めたのは高1、2からでした。
美術高校というわけでもなかったりします。

どんな努力や、工夫が合格の裏にはあったのか、
それを参加者の皆さんと掘り下げて行ってみたいと思います。
ぜひ体感して、今後の授業に活かしてもらえればと思います。

↓下記リンクより事前申込をお願いいたします。
(申し込み多数の場合は、締め切らせていただく可能性がございます。)

『現役合格座談会』
6月16日(日曜) 10時30分〜15時00分まで

みなさんのご参加を、お待ちしております!

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

◯2024始まりました。1学期5月ターム講評期間です。

2022年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。2023年度オンライン教育科合格体験記も近々up予定です。

特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

渋谷校です、参考作品は大事ですね

渋谷校です

渋谷校にはこの春から新しい先生、大学1年生が入りました。

ついでに学生時代に描いた作品を借りて参考作品を作っています。

 

 

 

結構な枚数をお借りできたので、順次参考作品として見られるようにしていきます。

 

皆さんは参考作品をどのように活用していますか、

色々活用する方法はあると思いますので、自分なりに試してみましょう。

また、先生などに活用する方法を聞いてみてもよいですよね。

ただ、上手だな~って見るだけではなく、技術的に盗めるものがあれば盗むように観察したり、

完成するときのイメージの参考にしたりと参考にしてみましょう。

 

ただ、渋谷校の参考作品は写真などで撮影するのはNGなので気をつけましょう。

まだまだ学期も始まってすぐではありますが、色々試行錯誤をしてみましょう。