彫刻科講師の新妻です。早いもので2学期も終わりに近づいて来ました。そこまで試験のプレッシャーが差し迫っていない今だからこそ、純粋に作品作りに対する試行錯誤や自身の課題の限界突破をそれぞれで今一度突き詰めて欲しいです。受験とか関係なくデッサンも塑造も自他ともに満足いく作品がこの期間で出せたかどうか。過去作を常に更新していくつもりで望んでいるか。うまくいく時、いかない時で何が違うのか。自分よりも上手な人が何を意識して制作しているのかを貪欲に盗みながら自分の作品の質を上限なく高めていきましょう!考えて思い切りやった上での失敗なら経験値となって後からジワジワ効いてくると思いますよ〜。
印象、完成度、申し分ないです!良い一枚が描けましたね。自分の判断に自信を持っていきましょう!
公開コンクール期間後からのデッサン強化期間が実を結び始めています!この調子です。
しっかりとモチーフの状況を理解した上で、見やすく魅力ある一枚になるように表現をコントロールしていますね。シンプルであるがゆえに素描力の高さが伺えます。
描き出しの精度から、進めていく中で絵の期待値を順当に高めていくことができました。良いテンションを維持できた!
ここから現役生の作品です。メキメキと上達して、みんな夏の頃とは段違いにレベルが上がっています。
どこを見ても曖昧にお茶を濁しているところがないのが、全部描いてやるぞっていう気合いと責任感を感じます。頭部やお股の形の詰まり方が全体に行き届くとなお良いですね。
モチーフ台の形はちと怪しいですが、部屋の様子を含めての空気感が魅力的に表現できています。
あまり描かないモチーフですが素直な観察が絵として魅力的です。籠の中の様子がわかる地面の網の描写が個人的に好きです。
表現がやや上滑りしていた以前に比べて、モチーフの形や印象に寄り添うようなアプローチが安定してきて捉え方に深みが出て来ました!
続いて基礎科生の作品です。純粋に作品作りに没頭して自分のお気に入りを増やしていって欲しいですね!
しっかりやり切れました!本人の雰囲気がよく出ていますし、影の使い方が上手いです。
初手から冷静に画面の状況を見ながら進められていていました。うまくなったなぁ。
視点や像の抵抗感など、描きての実感が乗っかっている良い一枚ですね!
今回は以上です、また!