月別アーカイブ: 2016年6月

モチーフの色彩描写、簡単デモンストレーション。

総合コースの滝口です。

じめじめと梅雨の終わり際で、カラッとした天気がなくて外へ出かけられず、室内で黙々と過ごしがちですね。
そんな時期だと、意外とちょっとした描写の練習や学科の勉強も出来て、逆にしっかりと力をつけるのには良いかもしれないですね。

なので、前回総合コースのブログでは、手のデッサンについて描きましたが、今回は色彩の描写について書いてみたいと思います。

授業のモチーフで出したクロワッサンがあったので、それを簡単な手順で説明してみたいと思います。とってもシンプルな手順です。

先ずは、下描き。難しい角度ではなくて、クロワッサンの分かりやすい形を見せて。

モチーフを描く絵の具の準備。ポイントは色幅でしょうか。濃淡だけにならないような工夫があると良いですね。後は、事前に使いそうな色を作っておくのも大事。

一気に全体を塗って行きましょう。この塗りの段階で大体5分程度でしょうか。塗りすぎて色が見づらくなるのも注意です。薄塗りとちょっとした厚塗りも両方入れています。実際の塗って行く行程は、是非デモンストレーションで。

次は、立体感を意識してみて、陰や反射光をつけています。アクリルガッシュは塗り重ねると鈍くなるので、それを活かすのと同時に注意も必要。必要以上に塗りこめないように。

これまでがベースで、ここから細かい描写へ。描き場所を押さえるのが大事です。そのポイントも指導でしっかり教えます!!

最後は影とか回りをきれいにしておおよそ完成です。細密描写だと、ここから更に細かい部分も書いて行きますが、芸大デザイン科では、モチーフの数も多いのでパッと見の感じが大事です。
ここまでで、20分位でしょうか。時間を短縮して描く訓練が必要です。

そんな描写の練習ですが、ここで学生の描写も紹介。
下のユリは、放課後学生が練習した1回目の描写です。色は良いですが、絵の具を多く乗せすぎたり、形がズレてしまってます。

これが指導後の描写。色々なポイントが的確に描けています。とにかく練習が大事。この時期にどんどんテクニックを身につけて行きましょう!!

僕も描いてみました。希望があれば、何度でも描いてデモンストレーションしますよ。

それでは、夏に向けてしっかりとした基礎力を磨いて行きましょう!!

国立校です。

国立校江上です。

チラシ・16夏/オモテol

7月10日の1日体験講習まだ間に合います!!

無料ですので、気軽に参加しましょう。
夏期講習会も待っています。

高校1年生&2年生のこの時期は、目指す専攻が決まっている人も、まだまだ迷い中の人も様々います。
迷っている人のためにも新美の基礎科では興味が湧いた課題は、誰でも体験出来るようなシステムになっています。

今回はデザイン系の課題、平面構成です。
LKカラーという紙をモチーフに、発見した「おもしろい」と思った要素を、絵にするという課題です。たくさんアイディアが出た中から、ひとり2つ選び色彩構成してみました。

はじめての平面構成だった人も多かったですが、みなさん楽しんでアイディアを形にする事が出来ましたね!

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映像科:木金度コース授業&プレ夏期講習(7/7.8.10)

こんにちは。映像科の講師の森田です。
一学期も後半戦。木金度コースではこの3週ほど、感覚テストや小論文の対策を行っています。

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そんな中、先週の金曜日は映像科でクロッキーをしました。モデルは交代で、こちらからシチュエーションを設定してポーズをしてもらいます。普段の画用紙の課題よりも活気があった気がします。単純に大きいサイズの絵を思い切り描くのは楽しいですね。講評では全員の壁に貼ってみました。授業後はおのおの気に入った絵を撮影したりなども。

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◎お知らせ
新美のwebの方でも告知されていますが、夏期講習の前の恒例のイベント「プレ・夏期講習」! 映像科も行います。今年は新たな試みとして、木金日コース生以外もオープンに受講できる『武蔵美映像学科・実技模試』を行います!!スケジュールは…、
・7/7(木)17:30?20:30:小論文or鉛筆デッサン 制作(どちらか選択)
・7/8(金)17:30~20:30:感覚テスト 制作
・7/10(日)9:00?16:00:講評会(小論文、鉛筆デッサン、感覚テスト)?映像系学科入試説明会

という予定です。「模試」と銘打ってはいますが、対策はまだこれから、という人も気軽に参加してください。また「3日間フルで参加できない」という人もぜひご相談ください。

ちなみに「感覚テスト」「小論文」はそれぞれ前回までのブログにも評価のポイントを書いてみたので読んでみてください。「鉛筆デッサン」は武蔵美の傾向を踏まえて、オーソドックスな描写力を重視した出題になります。
皆さんの参加をお待ちしています!

油画×先端=∞

こんにちは。油絵科の関口です。
今日は芸大説明会がありましたが、参加されましたか?今年の合格者作品も見れましたので、ご覧になった方は様々な感想を持たれたのではないかと思います。

今日の芸大
今日の芸大。天気で良かったんですが、結構暑かったです…。
再現
新美から合格した人の作品も何点か展示されていました。(↑こちらは再現作品)

 

やはり芸大油画専攻に合格するには、多様な価値観を理解する事が重要です。それは絵を描き始めて1?2年の人や、20歳前後の受験生には中々ハードルが高い事とは思いますが、自分の価値観を広げるのにピッタリの無料イベントがあります。

7月10日(日)「油画×先端 ハイブリッド授業」と銘打った、スペシャルバージョンのプレ夏期講習です。

油画×先端

油絵科と先端という、普段は交流の無い科同士ですが、一緒にやる事によって一体何が生まれるのでしょうか?新美初の試みに、僕らも今からワクワクしています。
油絵科だけでなく、先端を受験する人、或いはそれ以外の科の人でも、内部生・外部生を問わず、興味のある人ならウェルカムです。(今回は内部生も多数参加の予定です)皆さんの参加をお待ちしております。

内容説明はこちら↓
http://www.art-shinbi.com/event/pre-summer/item05.html

申し込みはこちらから↓
https://pro.form-mailer.jp/fms/00160c9e93086