月別アーカイブ: 2025年2月

2025年度 入試を終えて。

新宿校  昼間部 私立美大デザインコース講師の笹本です
全国の私立美大受験を終えた皆さま 本当におつかれさまでした。これから国公立、後期日程の試験を控えている受験生は体調に気をつけて 自分を信じて最後までがんばってください!
この場をお借りして 昼間部 私立美大デザインコースの入試結果をお伝えしようと思います。
今年度は在籍する生徒のうち多摩美術大学 グラフィックデザイン学科を第1志望とする生徒が 26名いました。昨年11月に行われた学校推薦型選抜試験では 16名が受験して 11名が合格。最終的に 26名のうち 21名が多摩美術大学 グラフィックデザイン学科に合格。合格率は 80.7%でした。
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を第1志望にしていた生徒は 5名。そのうち 4名が合格。合格率は80%でした。
その他に 多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻、テキスタイルデザイン専攻、情報デザイン学科、工芸学科、劇場美術デザインコース、武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科、基礎デザイン学科、空間演出デザイン学科、デザイン情報学科、東京造形大学を 第1志望にしていた生徒たちも合格しています。
今年度も担当する生徒ひとりひとりが、第1志望校に合格するための指導と対策を講師一丸となり本番に臨みました。結果として、たくさんの生徒たちが合格を掴みとることができ、その喜ぶ姿を目にすることができました。しかしその反面、第1志望校に届かず悔し涙を流した生徒がいたことも事実。悔しい…!
さまざまな想いが交錯するなか、大学生になる卒業生たちも受験生になる皆さまも春に向けて、ゆっくりと少しずつ気持ちを整えながら準備を進めてください。
最後にお知らせです。ほんの一部になりますが、明日(2/28)より新宿校1階ギャラリーにて再現作品の展示が始まります。興味のある方はぜひお立ち寄りいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彫刻科 ラストスパート

彫刻科の臼田です。いよいよ芸大の入試まで一週間を切りました。緊張の重圧がのしかかり精神的にしんどい時だと思いますが最後の最後まで成長できるので頑張りましょう!!体調管理にも気をつけてください。早速最近の作品を紹介します。(作品数が多いので数を絞って紹介します。)

自刻像です。かなり安定感が増してきました。首周りの形もしっかりと抑えられています。全体の陰影のバランスにまで気を遣えていて素晴らしい出来だと思います。首の流れからの頭部のつき方が強くなりすぎる時があるので気をつけましょう!

実直にとても自然に形を追い込んでいけていてとても好感が持てます。よく観察できてますね。欲を言うと首周りの形をもう一歩追い込みたいのと、張りの形と下面の粘土はもう少し抑え込んでいきたいです。

この位置から見たヘルメスの印象を力む事なく自然に美しく表現できています。実直にモチーフに寄り添うことができれば必ず良いものに出来ると思います。一瞬たりとも観察を飛び越えた作業だけにならないように気をつけましょう!

いつもよりも自然な見え方がして良いと思います。空間性も綺麗で良いです。描写のリズムが単調になりすぎないように気をつけましょう!また描いていく中で柔軟に形の精度を合わせていく意識も忘れずに!

この作品については言うことないくらいよくできていると思います。あとはとにかくメンタルをコントロールしましょう!少しでもこの像ヤダなとか顔描けるかなみたいな気持ちが出るとよくないです。自分の積み重ねてきた鍛錬を信じて自信を持って制作してください!出来るはず

強くてとても目立つデッサンでした。形の精度に関しては輪郭や角度、垂直水平以上に像としての印象をとにかく意識しましょう!そのために観察に観察を重ね、像への理解を深めて上で制作する意識を大事にしてください。

最後に基礎科生の作品を一気に紹介します。

 

 

毎回言っていることですが、本当にみんなの成長速度に驚かされます。一課題ごとにたくさん吸収していってくれるので教えていて楽しいです。更なる成長を楽しみにしています。

今回はこれで以上になります。

《基礎科》受験日への心の持っていきかたについて

人間の心というのは不思議なもので、
土壇場で自分に嘘をつける人はあんまりいないんじゃないでしょうか。

土壇場で「頭真っ白になった」とか「いつもやらないことやっちゃった」とかよく聞きます。

自分が普段どれだけやってきたのかが偽ることなく試されてしまうのが、受験などの本番です。

受験当日落ち着いてできるというのは要は、「これだけやってきたのだから大丈夫」と自分に言い聞かせられるぐらい、この1年を過ごせたか?なのではないかなと思っています。

その時に「いやまだやれた、、、」「あーあそこやっておけばよかったな、、、」
なんてことを思ってしまうと、建物の土台がすこしずつ崩れていってしまい
ガラガラと色々なものがそこから崩れてしまうのではないでしょうか。
(落ち着いて考えればできたこととかもできなかったりするんですよね…)

基礎が大事、とよく言いますが、本当の基礎というのはそこなんではないかと僕は思っています。
どんな問題が来ても揺るがない基礎や土台。
それはやはり数や経験なんではないかなと。

時短や効率化というものがたくさん世の中に増え、とても便利になってく一方で、
身近なうちに身についたスキルや知識は、抜けていくのも早いです。
短時間かつ効率的に身についた技術に対して、絶対大丈夫、と自信を持てたら良いのですが、
やはりそうはいかないのが人間なんではないでしょうか。
世の中の技術の進歩はこの100年でとんでもなく急速に飛躍しましたが、
人間の本質というものはそんなに変わるものではなかったりします。

努力とか根性論ではなく、
自分が自分で信じられるぐらいやってこれたか?
それを自分に問われる瞬間が、受験というその日なのではないでしょうか。

大人になってくると、
試験や受験というものが減ってきます。
そうすると、自分がどれぐらい普段やってきたかという客観的な物差しみたいな
ものがなくなってきます。
意外とそういうものがあったことで、「ああもっとやらないとな」とか
「今回頑張ったな」とかわかったりしてたんだな、と思ったりもするわけです。

今週末、多摩美術大学、武蔵野美術大学の合格発表です。
基礎科にいた生徒さんのほとんどが受験をしていますし、
このまさに今ドキドキしながら発表の日を待っているのではないでしょうか。

皆さんが悔いなくこの1年過ごせて、しっかりその結果がついてきていることを
基礎科から願っています。

私大はほぼ終了<大宮校>

あっという間に2月も中盤です。年が明けて進むのが早いです。そして、武蔵美・多摩美の入試が始まるタイミングで寒波が来ました。暖冬なのかなと思っていたところで、一気に寒くなりました。特に多摩美や造形大学は寒いです。平地の気温の1、2度は低いと体感します。生徒には試験における注意に寒さのことも言ったので、対策してくれたことでしょう。

大宮校です。

私大の試験は、ほぼ終了です。これから、国公立、最難関の東京藝術大学に向けての最終対策となります。入試出題を予想された課題をこなしていきます。あとちょっとです。粘りましょう。

入試直前はまだ続きますが、次年度受験の生徒に向けたイベントが大宮校でもあるので、来年受験の方はホームページチェックしてください。まだ、申し込みのページが出来ていない場合があるので、その場合は大宮校に直接電話をください。

https://www.art-shinbi.com/omiya/index.html

今年の入試のお守りボックスの紹介です。毎年、いろんなものを詰め込んで生徒にあげています。これで受かるということではないのですが、ハンマー投げの投げ終わった後の雄叫び的なものと捉えてください。いろんな思いが詰まっていると思います。

入試直前のデモスト紹介です。講師も頑張ってくれています。生徒も頑張っています。黙々とやっていくしかないですねー!

では、また次回に。

 

スタートアップ、スタート

 

こんにちは、留学生科です。

まだまだ厳しい寒さが続きますね。
2月から留学生スタートアップコースが開講されました。
今年は例年より遅いスタートですが、皆さんスイッチを入れてがんばっています。


スタートアップコースでは恒例化しつつあるのが、石膏デッサンです。

4月以降デザイン科夜間部で石膏を描く機会は多くないので、この期間ならではの課題を楽しんでもらえたらうれしいです。
とにかく難しい!と感じる生徒もいるかもしれませんが、石膏はデッサンを理解するうえで大切なことを学べるので、ぜひ勝負してみてください。

講師のデモストをしっかり見れるのもこの時期ならでは。
たくさん見てたくさん聞いて、みんなで新年度に備えられたらいいですね。

 

このコースは3月15日(土)まで。
体験も可能です!