私大の入試がほとんど終わり、残すところは国公立を残すところとなりました!
目指していた試験がいよいよ間近に迫る中、どんな心境でしょうか。
1年間培ってきた力をいよいよ試せる日がやってきました!
まだまだここからの粘りで、本当に入試の前日まで発見や気づきがあり、当日の実技でも伸びていきます。
いよいよ、ここからです!
普段通り当日へ挑める様に体調も管理していって下さい!
「素描は全ての芸術の基礎である」
「私の考えでは、実際にものを言うのはもっぱらデッサンだ。少しでもデッサンをものにできれば、他のことは皆できるようになるだろう」
ジャコメッティはこの様に言っています。
ジャコメッティ自身もラオコーンを模写したり、たくさんの模写をしていました。

葛飾北斎の模写
水平や垂直、空間を感じながら、デッサンや実技から得た、自分なりの物の見方は財産だと思います!
今、ここに居る事に自信を持って当日を迎えて欲しいと思います。
さて、ここからは最近の作品を紹介します!

逆光の難しい位置ですが、描写がジョセフの持つ雰囲気をうまく捉えています!

独特の描写が目を引きます。髪の毛や帽子、表情、布感の描き分けが良く出来ています!

引きで観ても離れて観ても、強いデッサンです!表情も似ています。

こちらは現役生のデッサンです!
炭の発色の良さ、また、一番難しい体の捉え方と描写がとても綺麗です。上手いですね!

こちらも現役生のデッサンです。
ピッタと張り付いていく炭が奴隷の持つ体の緊張感にフィットしています!

顔の奥行きが惜しいですが、伸びと縮みの関係がとてもしなやかに魅力的に表現できており目を引きます!

言い切りのある明快なデッサンです!かっこ良いジョルジョですね。

上手いです!印象が良く、視点を感じるスケール感と空間が良く表現できています。

顔の形の追い方も良く、全体感と描写のバランス、光、空間が上手くまとまっています!

組石膏の意図を明快に感じる1枚です!印象はもちろん崩さずに、それぞれの素材感、置いてある状況説明が上手です!

こちらは留学生のデッサンです。
難しい位置ですが、言い切っており何も言う事ありません!

6時間弱の時間で、ジョルジョをこれだけのクオリティーまで上げられるのは凄いです!

言う事がありません!似ています!模刻もここまで来たら卒業しても良いくらいですね!

アバタも難しい像ですが、決して表面的になる訳でもなくしっかりやり切っており上手いです!

朴訥とした塑像がとても魅力的で目を引きます。この様な塑像は1日にして成らず!なかなかこの様な塑像には巡り合えません!

じっくり360度、観たくなる作品です。影の印象も良く拾えており、魅力的です!

実直な仕事です。首像で1番大切な、本人の眼差しを感じる作品です!

塑像は何と言っても光と影のバランスです!この作品は影がとてもしっかりと入っていて印象が良く、上手です!

柔かい印象も在る中に、ピリッと効いた眼差しがカッコ良いです!

進む方向は合っています!もう一息、頬骨やおでこの骨格が明確に表現できれば、かなり印象が良くなります。

こちらは、高校2年生の作品です!
素晴しい観察力と表現力です!これからが楽しみでなりません!
今回は以上です!
彫刻科 芸大入試直前にもう一回ブログの更新があります。担当は小川原主任です。
講師陣からの応援メッセージも一緒に掲載予定ですので、良かったら観てみて下さい!