月別アーカイブ: 2015年4月

私立美大デザインコース

私立美大デザインコース講師の笹本です

新学期が始まってから、ちょうど3週間が経ちました。

少し気が早いかもしれませんが………、残り10週間。

それまでに初心者の人も、しっかりと基礎固めです。

1枚1枚を集中して、内容のある作品にしていきましょう。

今週の基礎課題で制作したデッサンの作品をピックアップします。

0428古林

0428小林

0428清水

0428西室

0428加藤

0428佐藤

いかがでしょう、まだ解消できる点はありますが…

どの作品も作者の観点が伝わってくる仕上がりになっています。

g o o d !!

新美渋谷校スタート!!

今年渋谷に開校いたしました、新美渋谷校の箱岩です。

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19年もお世話になった油絵科昼間部を離れ、現役生を中心とした夜間部、基礎科の指導に当たることになりました。油昼間部の指導スタイルを、現役合格を目指す皆さんのためにより必要な事に重きをおいてブラッシュアップ。受験までフルサポートしていきます、どうぞよろしくお願い致します。

いいお天気が続き、授業の前に少しウロウロお散歩してみますが、渋谷の景色は自分的にはとても懐かしいです。予備校生、大学生の頃はよく遊んでましたが、随分と健全な印象になりましたねぇ。

 

さて、開校イベントとして行った3月の無料授業、一日体験、春期講習と昨年度末の芸大入試から、フルスロットルの状態で本日まで渋谷に出突っ張り。気がつけば今年1月1日から4月28日までの完全なお休みは6日間のみ。

自分でも流石に曜日感覚がなくなってきましたが、お陰様で、昼間部のゆっくりと奥歯で噛み砕くような指導ペースから、ムッキムキな脊椎反射的な指導スタイルへ変化してきました。見た目は相変わらずのべ〇マックス風ですが(笑)。

それもそのはず、立地条件の良さなのか、体験で足を運んでくださった高校生の皆さんを中心に大変多くの入学者を迎えることが出来ました。曜日によってムラがありますが、忙しいのは嬉しい事です。写真はスタート第1週目の様子。

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スタートは全コース統一基礎素描課題

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基礎コースの高2生だって、ご覧のとおり。

5月入学時、6月入学時の料金設定が加わっていますので、受験に向けてまずは第一歩を踏み出してみたいという高校生の皆さんも、無料体験授業を試してみてください。

学校から近くて、駅からも近くて、合格からも近い新美に足を運んでいただければ、きっと憧れや夢が、自分の目標に変わると思います。現役生が多浪生ひしめく芸大美大の受験本番で、本気で勝負できる力を手に入れていきましょう。

受験科油絵の方は、絶賛、生徒募集中!!ですのでよろしくお願いします。

 

夜間部デザイン科②「GWおすすめ展示!」

こんにちは。
夜間部デザイン科オオシマです。

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いま夜間部はコロナビールを着彩している最中です。
夜間部が始まって3週間程度ですが、少しずつですが力をつけてきている学生も散見されますね。
反面、授業開始の時刻に対してルーズになっている気もします。毎日のちょっとした努力の積み重ねが数ヶ月後には大きな差となってあらわれるので気をつけましょう。

 

 

さて、そろそろゴールデンウィークがはじまりますねー。ゴールデンウィークのあいだ新美のほうはお休みになりますが、皆さんは9~10ヶ月後には受験を控えた受験生なので羽を伸ばしすぎないようにしてください!やりきれなかった課題や手付かずだった学科など、これまでの遅れを取り戻すチャンスでもあるのです。

しかし、せっかくの長期休みということでぜひ美術館やギャラリーに積極的に足を運んでみてほしいと思います。夜間部昼間部の皆さんはせっかく都内(近郊)に住んでいるのですから、いかないと損です。

そして、皆さんは美術大学に進学しようとしている身です。将来的に美術と関わろうとするであれば、予備校の中でただ絵を描いているだけではなく、美術や芸術、デザインに対しての見聞を自ら広めていく必要があります。

とはいえ、美術の世界に足を踏み入れたばかりの受験生にとっては、どのような場所に何を観に行っていいのかさっぱりわからないことでしょう。というわけで独断でデザイン科の受験生にオススメの展示を紹介するので、ご参考にしてください。

そうそう、美術館やギャラリーに行く際は会期と開館時間と休館日を必ず確認したほうがいいです。GW中はだいたい開いているとは思いすが例外もあるので。あと人気の展示はGW中激混みするので朝イチで行くのが効率いいと思います。学生料金適用のため学生証も忘れずに(浪人生は新美の学生証でもいけたりする)。複数の展示をはしごするときは想像以上に疲れるしお腹が減るから時間とお金は余裕を持ったほうがいいです。

それにしても今年のGWはみるべき展示が多すぎる…。

 

■六本木エリア

国立新美術館「マグリット展」←オススメ!
アートの文脈から観るのもよし、デザインという観点から観るのもよし、だまし絵としてただ楽しむのもよし。専攻関係なくせっかくの機会だから観ておきたいよね?。

2121デザインサイト「単位展 – あれくらい それくらい どれくらい? – 」オススメ!
デザイン志望なら「絶対」みておいてください。できれば、ではなく「絶対」です。「デザイン」について考えるきっかけになるはずです。誰かといったほうが圧倒的に楽しめます。そしてGWはたぶん超混むので開館直後にいくといいと思う。

サントリー美術館「生誕300年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」←オススメ!
若冲なんかはやっぱりだれでも驚くじゃない。初めて知った時。だからまだみたことない人はこの機会にみておくといいよね。筆使いとかみてみると参考になるはず。気に入った人は本屋にも展示と関連した特集本が並んでるので覗いてみては。

森美術館「シンプルなかたち展」
現代日本の欲望を象徴するかのようにそびえ立つ六本木ヒルズの53階にある美術館。この展示は芸大受験をする受験生にとって、立体の勉強の参考になると思います。ちなみに併設された施設では「スターウォーズ展」と「NARUTO展」もやっているそうなので、好きな方は一緒にどうぞ。六本木は美術施設が多いぶん、幾つかはしごすると入館料やご飯代で数千円が軽く吹っ飛びますね…。

 

■銀座エリア

松屋銀座「松屋銀座 誕生60周年記念 ミッフィー展」オススメ!
デザイン志望の人はもとより、会場作りからグッズ展開まで抜かりないはずなのでだれでも楽しめるんじゃないですかねー。

クリエイションギャラリーG8「デザイン飛行展」
グラフィックデザインに興味がある人向け。巨匠・亀倉雄策の仕事の軌跡。歴史的ポスターも展示してあります。わからない部分もあるかと思うけどまぁ無料だし。

メゾンエルメス「線を聴く」
世界的な高級ブランドであるエルメスの8階にあるギャラリー。いつだって入るのに緊張する。でもこういう場所を知ることで大人になれる気がする。「線を聴く」という展示はとても良かったので、無料だし行けるなら行ってみるといいと思う。

資生堂ギャラリー「椿会 初心」
予備知識ないとあんまり楽しめないかもしんないから無理する必要はないけど場所は知っといて損はないと思う。ここも無料だし。

ggg…はデザイン志望の人は是非行ってほしいギャラリーだけど展示替えのためおやすみ。残念。

 

■表参道エリア

根津美術館「燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密」←オススメ!
近年、尾形光琳の名前は画家としてではなく日本古来のデザイナーとしてよく聞くようになりました。おおよそ300年前に描かれたとは思えぬほど斬新な感覚。庭園と和菓子なカフェもいい感じ。

 

?■初台エリア

東京オペラシティギャラリー「ミラー・ニューロン」
新美から近いから新美の行き帰りに寄ってみるといいと思う。現代美術とかよく知らない、って人でも楽しめる内容のはず。ここでみた作家や作品は、今後またどこかで必ず目にすることなります。すぐうえの階にはICCという、メディアアートの国内中心施設があります。いまは展示替え期間ですが…。

 

あと、デザイン科の迷える浪人生なんかは油絵科の関口先生がオススメしている国立近代美術館の片岡珠子展もいいと思います。自分が3浪目のときかな、なにかの雑誌で片岡珠子さんのインタビューを読んで、自分で自分のこと「下手」って堂々と言ってて「これでいいんだ」って元気づけられた記憶があります。

ではよい休暇を!

ゴールデンウィーク休館日

こんにちは。ゴールデンウィーク期間の休校日をお知らせします。

4/29(水・祝)
5/2(土)~5/6(水・祝)

上記期間は、授業休講及び新美全校舎が休館となります。
お間違いのないよう、お願いします。
※4/30(木)、5/1(金)は平常授業日です。

2015年度 日本画、スタートです!

こんにちは、日本画の佐々木です。
おや?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです、去年までは基礎科で時々ブログを書いていた佐々木です。
今年度からは日本画受験科を受け持つことになりました!
春は、受験生にとって新しいスタートの季節ですが、私も、今年はみんなと一緒に新しいスタートを切っている気持ちです。とはいえ、受験科には基礎科の時に受け持っていた顔なじみの生徒たちもいるので、こうしてまた近くで成長を見守って行けることがとても嬉しいです。

さて、今年度初のブログですが、ちょっと始まってから時間が経ってしまったので最近の様子をご紹介しようと思います。

少し遡って、三月。無料で体験できる、公開講座というイベントがありました。
各専攻ごとに体験できる課題が違うのですが、日本画はその名も「花講座」。
日本画の静物着彩でほとんどと言っていいほど出題される花。今回はユリがモチーフでした。
ただユリを描くだけでなく、水切りのコツや花のしくみ、観察のポイントを確認しながら「花を捉えるコツ」を学びます。

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制作後には日本画の画材の説明をしつつ、講師の実際に描いている日本画作品(現物!)を見られる時間を設けました。意外と日本画受験生でも、大学入ってどんな画材で絵を描くのか、知らない人が多いのです。「大学でこんな絵が描きたいな!」というワクワクは、受験へのモチベーションにも繋がりますよね。
講師の絵を見ることで、ちょっとでもそんなイメージがわいたらいいなと思いました。

このような体験講座は年に何度かありますので、シンビの様子はどんなだろう?という方はぜひご利用ください。講師一同お待ちしております。

 

そして、新学期。今年は例年よりぐんと人数が増え、昼間部も夜間部も活気にあふれています!
スタートの春に何をしているかというと・・・

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お分かりでしょうか?そう、木炭デッサンです。
日本画は試験では木炭は使いませんが、細かく描けてしまう鉛筆よりも、石膏を捉える上で大切な「大きな全体の印象」を意識しやすい画材なのです。
それに、せっかく春ですしね。おおらかにのびのびスタートしたいですしね。
初めは慣れない画材に戸惑っているようでしたが、最近は力作も上がってきました。

ブログ用1

ブログ用2

背景も含めて、大きな空間が意識されていますね。
鉛筆ではなかなか意識ができなかった大きな構造が出てきています。

シンプルにものを描く、けれど、それができるようになるまでにはいろいろな角度からの経験が必要です。春のこの時期にめいっぱい経験を広げて、安定した土台を築いていきましょう!