月別アーカイブ: 2021年2月

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。https://www.art-shinbi.com/online/

ただいま2月ターム制作期間です。制作順調でしょうか?

 

先月末、第5回特別講義が行われました。

オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を1学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。受験に関係しながらも、普段の講評ではできない題材を講義形式で扱います。

○鉛筆、木炭デッサンのプロセス解説

○ファインアートとデザインの違い

 

【おしらせ】

新美オンライン教育科春期講習会 3/21(日)〜3/28(日)

通常の春期講習会と並行して開催する、昨年度各講習会のアトリエ科主導ではない新美オンライン教育科のシステムトライアルを兼ねた春期講習会です。

開設コースは10コース。デッサンと、専門課題の2課題

オンライン教育科では、油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

オンライン教育科春期講習会の課題数は、デッサンと、専門課題の2課題です。講評はwebミーティングツールを利用したリアルタイム講評になります。作品のやりとりは全てオンライン上で行い、制作途中での質問などはメールや電話で随時受け付けながら、遠隔の受講生をサポートしていきます。

油絵:木炭デッサン、油彩

日本画:鉛筆デッサン、着彩

彫刻:木炭デッサン、塑造

デザイン(芸大):デッサン、平面構成

私立美大デザイン:デッサン、平面構成

工芸:デッサン、平面構成

映像:デッサン、感覚テスト

先端芸術表現:デッサンor小論、制作課題

建築:デッサン、総合表現

デッサン:デッサン、デッサン補習課題

 

近日中にwebにて、詳細ならびに申込ページをアップいたします。

よろしくお願いいたします。

 

 

《基礎科》りんごがいっぱい

2020年が終わり2021年が始まり、あっという間に1月が終わってしまいました。
最後に書いたブログからだいぶ時間が経ってしまい、
自分がどんな文章の書き方をしていたのか忘れかけており
文章を確認したら、9月の終わりにも『あっという間』と言っていたので
いつも実はあっという間なのかもしれません。

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

あっという間といえば、去年基礎科で教えていた生徒さんたちも
あっという間に受験シーズンに突入していきました。
もうすでに私大の受験は終わってる科もちらほらと出てきています。
去年のこの頃に『まだ1年ある』と言っていたのが、遠い日のことのようです。

さて、基礎科はと言いますと、
先週の課題になりますが、恒例のそっくりりんご課題をやりました。
どうですかこのビジュアル。


この中に本物のりんごと作品のりんご(あと玉ねぎ)がまじってるんです!

毎年2週間かけてりんごをそっくりに仕上げるという課題を行なっています。
この課題を通して、形に対する意識と、色に対する意識、そして作品としての意識をグンとUPできるのです。

まずは形状。
まずは石膏粘土という粘土を使って作ります。
紙粘土よりももっとキメが細かい感じの素材です。
モチーフのりんごを並べてそっくりになるまで形を作っていきます。

そして最終的にツルツルになるまでやすります!
粘土感のある穴や凹凸などをしっかりフラットにしていきます。
意外とこれが重労働なんです。。。

その後、りんごの模様をよ〜く観察して同じ色になるように
パレットの上で色をしっかり作り、表情と同じように
筆で模様を描き込んでいきます。
(写真撮り忘れました。。)

2週間という期間机の上のりんごを観察し続けかなり大変だったと思いますが、
出来上がった作品たちはまさに圧巻です!!
どのりんごもしっかり美味しそうに本物と見間違えるかのような仕上がりになっています!

(作品を見てる様子が、林檎の選定士みたいですね。。)

普段は受験課題に近い課題をやっているので作品を作ってる意識というのはいまいち
沸きずらかったりしますが、こう言った完成がわかりやすい課題をやることで
「私は作品を作ってるんだぞ!」
という意識がどんどん芽生えてゆけば良いかなと思っています。

基礎科も今やっている課題を含めて残り3課題。
あっという間に4月からみんな受験科です。

とはいえ、大事なのは今よりも本番です。
本番のその日に体力もメンタルもモチベーションも技術も最高のところに
持っていければいいわけです。そのための今なわけですから。
あまり無理して疲れすぎないよう、自分のペースを理解しながら
日々過ごしていってくれればと思います。

ではでは

映像科:試験速報&イベント告知

こんにちは、映像科です。
早いもので映像科の教室で全体で行う授業は先週で終了。
今週は武蔵美映像学科や日芸の写真学科の試験があり、来週は日芸の映画学科の試験です。
今まさに試験期間の皆さんは、最後まで体調に気をつけて、本番でベストを尽くせるようにしましょう!

ちなみに昨日実施された武蔵美映像学科の感覚テストは「はるか遠くを見つめて」という文章がテーマ。
そして毎年講師の間で予想の対象となる小論文や鉛筆デッサンのモチーフは「亀の子束子(たわし)」だったそうです。
いずれも新美映像科の人たちはきっとばっちり書けた/描けたのではないでしょうか・・・!

そして告知です。
合格発表の後には2/23(火・祝)には「入試再現&座談会」が開催されます。映像科では昨年に続き、武蔵野美大の感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンに加えて、東京造形大の発想力の再現を予定しています。
制作は公開ではないですが、制作後に合格者の座談会が予定されています。
次年度に美大の映像メディア系の受験を考えている人は、こちらに詳しく出ているので、見てみてください!

彫刻科入直2月突入!

彫刻科の新妻です。入試直前講習が始まり、早くも1月が終わりました。6時間や3時間で求められていることに答えるのはハードな仕事です。描く技術に関しては試験を突破するに足りえるものを各々が持っていると思うので、それを目の前のモチーフや課題に対してどう使うか、どこに着眼して仕事を納めるかが肝になってきます。春からいろんなアドバイスがあったと思いますが、最終的にやるべきことはとてもシンプルです。ここまできたら一喜一憂せずどっしり構えて、目の前の具体的な改善策に目を向けて粛々と作品を作っていきましょう。まだまだ伸び代はあります!

では最近の秀作紹介にいきましょう。

密度、形態感、自然さがかなり高い次元でコントロールできています。体に対しての首の入り方がやや奥まっているのと眉山から上の形の説得力がもう少しあれば言うことないです!

マルスらしい表情とどっしり感のあるデッサンです。描き途中での違和感に反応するアンテナを常に張りながら印象の良い方へ修正していけました。

 

任意の台座と鳩の塑像です。軽やかに羽ばたきそうな鳩の造形に見合った高めの台座で盤上の空間もすっきりと見えてきます。

派手さを追いかけず、やるべきことをやって結果につながった良い実技になりました。苦手意識のあった手の作りも克服できています。シンプルイズベスト!

対象にむけた視線がしっかり合っている良い表情ですね。作り込んでいく作業の配分も考えてフィニッシュできました。

苦手意識のあった逆光側でのデッサンでしたが、大きな影色の下地と丁寧な形の追いかけのよって克服できています。髪の毛がもう一段大きな面に乗っかってくると良いですね。

大きな形と小さな形を鑑賞しながら何度も切り替えながら見れる描写のバランスの良さがあります。とくに脇腹、太腿の形が豊富なのが魅力になっています。

 

私大対策もがんばっています!馬頭のスケール感が気持ちの良い炭使いで描き上げられています。

顔のパーツ以外の形の理解と描写が対策を重ねるごとに良くなってきました!

安定した力を感じる一枚です。春の人物クロッキーが活きているのを感じます!

今回は以上です。また次回!

芸大デザインコース

こんにちは。芸大デザインコースの山本です。

私大の入試が次々に始まって、芸大入試までも1ヶ月を切りました。毎日の評価に一喜一憂しすぎて、進むべき道を誤らないように注意する事が重要です。精神面のコントロールもかなり重要なのです。入試本番で自分の実力がきちんと出せるように今から冷静に準備しましょう!気持ちや身体が疲れたらきちんと休んでリフレッシュして切り替えていきたいですね。自己管理!!

最近行われたデッサンデモストの一部を紹介します。

構成デッサン(鬼のお面、大豆、枡、市松柄の布) 6時間

ヘルメス(4時間くらい)

ジョセフ(3時間)

構成デッサン(おいしい牛乳、紅白帽、トラロープ、スニーカー)1.5時間