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《基礎科》りんごがいっぱい

2020年が終わり2021年が始まり、あっという間に1月が終わってしまいました。
最後に書いたブログからだいぶ時間が経ってしまい、
自分がどんな文章の書き方をしていたのか忘れかけており
文章を確認したら、9月の終わりにも『あっという間』と言っていたので
いつも実はあっという間なのかもしれません。

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

あっという間といえば、去年基礎科で教えていた生徒さんたちも
あっという間に受験シーズンに突入していきました。
もうすでに私大の受験は終わってる科もちらほらと出てきています。
去年のこの頃に『まだ1年ある』と言っていたのが、遠い日のことのようです。

さて、基礎科はと言いますと、
先週の課題になりますが、恒例のそっくりりんご課題をやりました。
どうですかこのビジュアル。


この中に本物のりんごと作品のりんご(あと玉ねぎ)がまじってるんです!

毎年2週間かけてりんごをそっくりに仕上げるという課題を行なっています。
この課題を通して、形に対する意識と、色に対する意識、そして作品としての意識をグンとUPできるのです。

まずは形状。
まずは石膏粘土という粘土を使って作ります。
紙粘土よりももっとキメが細かい感じの素材です。
モチーフのりんごを並べてそっくりになるまで形を作っていきます。

そして最終的にツルツルになるまでやすります!
粘土感のある穴や凹凸などをしっかりフラットにしていきます。
意外とこれが重労働なんです。。。

その後、りんごの模様をよ〜く観察して同じ色になるように
パレットの上で色をしっかり作り、表情と同じように
筆で模様を描き込んでいきます。
(写真撮り忘れました。。)

2週間という期間机の上のりんごを観察し続けかなり大変だったと思いますが、
出来上がった作品たちはまさに圧巻です!!
どのりんごもしっかり美味しそうに本物と見間違えるかのような仕上がりになっています!

(作品を見てる様子が、林檎の選定士みたいですね。。)

普段は受験課題に近い課題をやっているので作品を作ってる意識というのはいまいち
沸きずらかったりしますが、こう言った完成がわかりやすい課題をやることで
「私は作品を作ってるんだぞ!」
という意識がどんどん芽生えてゆけば良いかなと思っています。

基礎科も今やっている課題を含めて残り3課題。
あっという間に4月からみんな受験科です。

とはいえ、大事なのは今よりも本番です。
本番のその日に体力もメンタルもモチベーションも技術も最高のところに
持っていければいいわけです。そのための今なわけですから。
あまり無理して疲れすぎないよう、自分のペースを理解しながら
日々過ごしていってくれればと思います。

ではでは