アーカイブ

彫刻科入直2月突入!

彫刻科の新妻です。入試直前講習が始まり、早くも1月が終わりました。6時間や3時間で求められていることに答えるのはハードな仕事です。描く技術に関しては試験を突破するに足りえるものを各々が持っていると思うので、それを目の前のモチーフや課題に対してどう使うか、どこに着眼して仕事を納めるかが肝になってきます。春からいろんなアドバイスがあったと思いますが、最終的にやるべきことはとてもシンプルです。ここまできたら一喜一憂せずどっしり構えて、目の前の具体的な改善策に目を向けて粛々と作品を作っていきましょう。まだまだ伸び代はあります!

では最近の秀作紹介にいきましょう。

密度、形態感、自然さがかなり高い次元でコントロールできています。体に対しての首の入り方がやや奥まっているのと眉山から上の形の説得力がもう少しあれば言うことないです!

マルスらしい表情とどっしり感のあるデッサンです。描き途中での違和感に反応するアンテナを常に張りながら印象の良い方へ修正していけました。

 

任意の台座と鳩の塑像です。軽やかに羽ばたきそうな鳩の造形に見合った高めの台座で盤上の空間もすっきりと見えてきます。

派手さを追いかけず、やるべきことをやって結果につながった良い実技になりました。苦手意識のあった手の作りも克服できています。シンプルイズベスト!

対象にむけた視線がしっかり合っている良い表情ですね。作り込んでいく作業の配分も考えてフィニッシュできました。

苦手意識のあった逆光側でのデッサンでしたが、大きな影色の下地と丁寧な形の追いかけのよって克服できています。髪の毛がもう一段大きな面に乗っかってくると良いですね。

大きな形と小さな形を鑑賞しながら何度も切り替えながら見れる描写のバランスの良さがあります。とくに脇腹、太腿の形が豊富なのが魅力になっています。

 

私大対策もがんばっています!馬頭のスケール感が気持ちの良い炭使いで描き上げられています。

顔のパーツ以外の形の理解と描写が対策を重ねるごとに良くなってきました!

安定した力を感じる一枚です。春の人物クロッキーが活きているのを感じます!

今回は以上です。また次回!