月別アーカイブ: 2017年5月

画集が見たい、手に入れたい…人へ

こんにちは。油絵科の関口です。
ここのところ急に暑くなったり、雨が降って気温が下がったり…こんな時は体調を崩しやすいですよね。皆さんは体調管理の方は大丈夫ですか?
さて、新美には沢山の画集がありますが、たまには自分で画集を探しに行くのも良い勉強になると思います。ということで、今回は銀座6丁目にあるGINZA SIXの6階の蔦屋書店に行ってきました。


4月20日にオープンした当初は、連日凄い人だかり…と聞いていたので、どうしても足を運ぶ気になれなかったのですが、昨日はかなり強い雨が降っていたので「少しは空いているかな?」と考え、思い切って行ってみました。ただ土曜日という事もあり、土砂降りの雨にも拘わらず ?かなり沢山のお客さんで賑わっていました。
行ってみたら結構楽しい…。面白い…。もっと早く行けば良かったです。


広い店内には書籍だけではなく、様々な展示もあります。名和晃平さんのオブジェや平面作品、杉本博司さんの写真…


ちょっと変わったところでは、なんと日本刀までも展示されていました(笑)。本屋さんなのに、カオスな雰囲気が刺激的です。


書籍に目を移すと、さすがに大型店。こちらも色んなコーナーがあります。世界中の美術書籍が所狭しと置いてあり、西洋美術、日本美術、デザイン、建築、写真、サブカルチャー…など各コーナーかなり充実しています。


珍しい特集としては、世界の美術書籍の出版社別のコーナー。こういうのは見たことがありません。大型店舗なのにかなりマニアックな企画ですね。


あとこんな超大型本もありました。持ち上げる事さえ困難な感じで、ページは手袋をしてめくる仕様でした。

オンラインショップでは、世界中で現在開催中の展覧会カタログも購入できるとか…すごい時代になったものです。
店舗の営業時間も9:00?23:30と自分の都合に合わせて行く事ができる設定になっています。興味のある人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?行くだけなら交通費だけで済みますし、店内が広くて楽しいので、あっという間に1?2時間は過ぎてしまいますよ。
…とここまで宣伝して褒めまくってると、なんか店員の回し者みたいな感じになってしまいましたね(笑)。では今日はこの辺で。

 

追記:既に告知が始まっていますが、新美新宿校の1階がリニューアルされ、6月からギャラリーがオープンします。展示の第一弾として、僕の展覧会が開催されます。こちらの方もどうかご期待下さい。
特設サイト↓
http://www.art-shinbi.com/event/shinbi-gallery/

彫刻科 1学期全国石膏デッサン公開コンクール 他2イベントの申し込みについて。

こんにちは!彫刻科の小川原です。先日ブログでお伝えした通り、6/4(日)に公開コンクールを開催します。その前の週の5/28には公開コンクールに先立って6時間で描く石膏デッサンの実践を行います。また、6/11には手を型取りし、石膏に置き換えたものをデッサンするワークショップを行います。
各イベント全て無料となっているのでこの機会に是非参加してみて下さい。
特に公開コンクールは今年度東京芸大を真剣に狙っている人はこの時期だからこそ実際の試験時間でどこまで戦えるのか検証することで、この先の課題に取り組んでいく上での目標設定に必ず役立ちます。奮って挑戦して下さい!
詳しくは前回のブログの内容をご覧下さい。
申し込みは5/15(月)に新美のホームページに申し込みフォームが出来ますのでそちらからお願いします。

5月21日 【 日 曜 実 技 】を実施します

私立美大デザインコース講師の笹本です

来週の5月21日に【 日 曜 実 技 】を実施します。

私立美大デザインコース(新宿校)の授業に参加してみませんか。※ 授業料はかかりません

対象は「新美に通っていない受験生」・「夏期講習に通う予備校を探している受験生」・「進路のことで迷っている受験生」・「前回の【 日 曜 実 技 】に参加してくださった受験生」です。

進路相談や作品面談も受け付けています。ご希望の方は作品を持参して来校してください。

私立美大デザインコース講師一同、お待ちしています!

〔お問い合わせ〕新宿美術学院 新宿校 TEL:03-5309-2811

先端科 14日講評会/21日特別講習のお知らせ

こんにちは。先端科です。

今週末、14日日曜日の授業では、今年度初めての自主制作の展示とその講評会を行います。

芸大の先端芸術表現科受験では、自分の活動・制作記録をまとめた個人資料ファイルの提出が求められています。

一体どんなことを面白いと感じるのか、自分の興味を具体的に手を動かしながら探る時間を過ごすことが必要です。

先端科を受験しようと考えている人たちがどんなものを作っているのか知り、そのことについて考えることは、自分の制作にもかえってくる重要なことだと思います。

また、次週の日曜日、21日には無料で参加出来る特別講習を予定しています。

どんなことをするか詳しくお知らせしているページのリンクを貼っておきます。

http://www.art-shinbi.com/event/2017/sentan-0521/

お気軽にいらしてください。

 

見学や体験の申し込みは以下のリンクからできます。

当日突然の参加も申し込み可能です。
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

授業時間
火・水 17:30-20:30
日   9:00-16:00

 

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講師が今気になっている展覧会情報を載せます。

東京ステーションギャラリー「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」

Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku「イ・ウォノの個展 The weight of the vacuum <空白の重さ>」

(↑新美から歩いて5分!)

日本民藝館「江戸期の民藝?暮らしに息づく美?」

インターメディアテク

神奈川近代文学館「生誕150年 正岡子規展」

最後に載せたのは横浜の中華街から歩いて15分ほどのところにある神奈川近代文学館の特別展です。

正岡子規という人の生涯を素晴らしい密度で紹介しています。

俳人として名高い子規は、19世紀のナショナリズムが高揚していた時代を生き、政治家になり国のためになることを夢見ていた人でした。

しかし、20代の終わりに重大な病に侵され、寝たきりの生活を余儀なくされたとき、その夢を捨てて文学者として生きる決意をします。

親友夏目漱石をはじめとする明治の知識人たちと親密に交流を深めながら、西洋の美術用語であるスケッチからヒントを得た「写生」という方法で、世界を、そして自らの身体をはかろうとした人でした。

つまり、写真や絵のように俳句を扱い、その風景を捉えようとしていたと言えます。

文字が多いのは確かですが、この展示では子規や漱石が描いた絵や直筆の原稿、書や、作った雑誌など、ものをたくさん見ることができて、美術を志すみなさんが訪れてとても楽しめるものになっていると思います。

デザイン・工芸科合同/野外制作

こんにちは。デザイン科・工芸科昼間部です。

新年度が始まってから約1ヶ月経ちました。
9,10日の2日間は、GW明けのイベントとして、デザイン科と工芸科合同で新宿御苑での野外制作を行いました。
5月は新緑がきれいな時期ですね。新宿御苑の緑もとても鮮やかで初夏を感じます。
そんな中、日々の受験課題とは少し気分を変えて、いつものアトリエから出て広い園内を自由に散策しながら、各々自由に制作しました。

新宿御苑は、すぐ外が新宿の街ということを忘れてしまうほど、穏やかで緑豊かな公園です。
とても広い園内には、立派な木々や広い芝生はもちろん、日本庭園・フランス式庭園・イギリス式庭園・大温室などさまざまなエリアがあります。
初日は皆で散策を楽しみながら、それぞれ制作場所を探していきます。
写真をたくさん撮る人もいれば、さっと場所を決めて制作に取り掛かる人もいました。
それぞれのペースで観察ができたようです。

 

2日目は微妙な小雨。
御苑に行って制作の続きはできるのか?できないのか?と悩みどころでしたが、せっかくなので挑戦!なんとか雨は持ちこたえて、無事2日目も園内での制作ができました。
途中うっすらとした霧雨で思いのほか肌寒い一日でしたが…現地に行った甲斐もあり、皆しっかりと制作に取り組んでいました。

園内の緑の風景を描く人、建物を描く人、木や葉をクローズアップして描く人、イメージを膨らませて空想的な作品にする人…興味を持った部分は人それぞれで、とてもバラエティ豊かな作品たちができあがりました。

講評は「どうしてそのテーマを選んだのか?」を発表しながら、和気あいあいとしたものになりました。
制約に縛られないのびのびとした自由制作を通して、気分転換とともに、普段の制作に活かせるような発見があったかなと思います。
行き帰りや野外制作のプチ遠足気分によって、科の中の親睦も今まで以上に深まったようでした。