カテゴリー別アーカイブ: ena美術

国立校:無料イベント毎週開催中 & X始めました!

こんにちは、国立校です。
いよいよ夏ですね。

さて、デザイン科写真模写の課題も今週で終わります。
写真なのか絵なのかわからないくらい、みんな上手かったです!
写真模写で得た知識を生かして、これからもどんどん伸びていきましょう!
国立校では、無料イベントを毎週開催しております。
毎週土曜日は、土曜3時間チャレンジです。時間は14:30~17:30です。チャレンジが終わったら、そのまま土曜日の授業を体験することもできます。
お申込は、下記のフォームを記入するだけ!
https://forms.gle/1DWrrBTsHwktA5FB9

また、月一回、土曜保護者説明会も開催します。
次回は6月1日(土)の14:30、お気軽にぜひ!
お申込はこちら:https://forms.gle/3BFJmo7aS7DkkPkn7

もちろん、無料体験も随時受付しております。
お申込はena美術のHPから、国立校を選択:https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

さらに、国立校の新しいXアカウント(@kntc_shinbi)をフォローするのも忘れないでね!
校舎内の面白い出来事を更新しております。
従来の公式アカウント(@shinbikunitachi)も引き続き運用しております。

では、また次回に!

【油画科夜間部】藝大現役合格体験記

こんにちは、油画科夜間部鷹取です。
ゴールデンウィークも終わり、このまま暑くなっていくかと思いきや暑かったり寒かったりなかなか安定しない空模様ですね。体調崩しやすい時期ですが、健康第一で頑張っていきたい所です。
夜間部では今の時期は基礎力をガンガン高めるデッサン中心で制作をしています。昨年度藝大に現役合格した生徒も基礎力をしっかりとつけていた印象です。これからも皆さんもどんどん枚数重ねていきましょう。

さて、昨年度の合格体験記、最後は夜間から藝大に現役で合格した生徒の体験記です。

【東京藝術大学油画入試 現役合格体験記①】

油画科夜間部 高森恒成

7月に留学から帰ってきて、夏期講習から本格的に受験対策をするようになった。受験を早く終わらしたい気持ちや、自分の留学経験を活かせるムサビの総合型選抜を受験したが不合格だった。今思うと準備する期間や作家性も合格レベルに達していなかったのだと思う。

そこから心機一転し自分の第二の受験が始まった。ムサビが第一志望だったので静物を描き続けた。自分の狙い、迫力が良く見えてくる構図を選んで描くことが多かった。自分が画面の中でしてしまう癖を意識してやらないようにするのが難しかった。また使いこなせないオイルや白と黒の絵の具、ナイフを使うのをやめた事で、悪く見える処理的な絵を描いてしまう癖がだいぶ減り、絵画としての深みや自分が持つ独特な筆致を出せるようになった。体力には自信があったので、時間との勝負である私大対策で1日に木炭と油彩それぞれ2枚描くことが多くなった。完成しないことも多々あったが、自分の資質上、走り続けないとダメになってしまうので諦めないで最後まで描きあげることを意識した。私は私大を3つ(ムサビ、多摩美、造形)受けたのだが、入試が8日間連続になってしまい、かなりキツかった。しかしそんな中でも頑張れたのは、家族が全力で応援してくれていたことや、担当の鷹取先生が「今、目の前のキャンバスと向き合うこと」の大切さに気づかせてくれだからだ。そして自分が心から感動できるモチーフや空間を見つけてテンションを上げながら描き出していくことが気持ちが良かった。

私大が終わってからは緊張が解け、モチベーションが下がってしまった。一番の目標だったムサビが終わって気が抜けてしまい作業に集中できなくなったのだと思う。しかし鷹取先生と二人三脚で、「ここまできたなら最後まで上手くなってやろう!!」という決意が自分の情熱を再燃化させた。また私大が全て受かっていたのも改めて自分を最後まで貫こうとする気持ちにさせるキッカケになった。それからは藝大に向けて、自分の狙いを全力で出せるような絵を課題ごとに自分なりに描いた。受験を通して感じたことだが、ムサビでの静物対策は全く無駄にならず、逆に自分の純度を高めてくれたと思う。

一次が終わってからは、度重なる疲労や二次に向けて頑張れる気力が湧かず辛かった。一次で落ちてて欲しいとまで思ってしまったが、それを鷹取先生に話したら突き放されてしまい、それは嫌だったので、最後までやりきってから大学に入りたいという気持ちになった。そこから二次まではあっという間だった。

今振り返ってみると、私の受験は自分1人ではどうにもならなかったなと思う。家族、鷹取先生、予備校の友達、高校の先生などいろんな人たちの助けがあったからここまでやって来れた。だからこそ本番では自分の力を信じて、自分自身とキャンバスにしっかりと向き合って集中してやり切ることができた。

※現役合格再現作品、新美ギャラリーにて展示中

【東京藝術大学油画入試 現役合格体験記②】

油画科夜間部 仲田響

私は高校1年生の冬から基礎科に通い始め、絵画について学びました。2年生の頃は、高校の授業中や、予備校終わりの帰宅後などに毎日趣味のイラストを描いて、気分転換をしていました。基礎科の頃に身につけたデッサン力や油絵の具の扱いは、受験科に進んでからも大きな武器になったと思います。

体調面での不便が多かった入試直前は、家で寝ても疲れが取れず、予備校でも眠ってばかりでした。少し描いて寝て、起きてまた少し描いて。もしくは少し長めに寝て、起きて一気に描き進める。といった調子でした。またどうしても朝、貧血が酷く起きられない日などは、無理をせず遅れて予備校に行くこともありました。人にもよると思いますが、私は体調が悪い中で無理をして良い絵が描ける自信がなかったので、本当に辛い時は一旦休憩して、頑張れる時に頑張っていました。
限られた時間の中で絵を完成させるために、描きたいモチーフの質感もしくは光に着目し、描きどころを一番綺麗に見せ、その他の部分の描き込みを絞った構成にするよう工夫をしていました。
私の場合事情を話していたこともあり、理解してくださった担当の先生からは作業時間中の睡眠や遅刻に対しては特に何も言われず、焦らず自分のペースを守りながら描かせてもらえたことで、試験当日まで落ち着いて絵を描くことが出来たと思います。
生活面でも精神面でも支えてもらってばかりでした。家族と講師の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

《基礎科》G Wがあけました!!!!!

GWが終わってしまいました。。。

自分が高校生の時、GWが終わった時どんな気持ちだったのかは流石に忘れてしまいましたが、
社会人になってから、それはそれはきつかった記憶があります。

こんなに長い休み挟んで会社行くぐらいだったら、むしろGWなんてない方が良いのに、
むしろこんなに長い休みならもっと上手く分散させてくれればいいのに(6月とか休みないし)
という気持ちは今も同じです。

特に、物価高に円安にどこに行くにしたって人人人、GW何をすればいいんだっていう。
いつからこんな世の中の状態になってしまったんでしょうかね、、、

でも、こういった長い休みこそ美術系の人にとっては制作のチャンス。
誰にも邪魔されず、自分の好きな制作を好きなだけできるタイミングです。
長いGWの間に、一つ自分が作ったことのないサイズや、大きさ、密度のものを作ってみてはいかがでしょうか???
家の中にいても美術はできます、日頃頭の中でモヤモヤしてるイメージを、このタイミングで
作品にぶつけてみましょう!!

と、できたらいいのですが。

休みだったら、休みの分だけだらけてしまうのが人間です。
僕も例年は上のようにまではいかないのですが、棚作ったり、模様替えしたり(その程度)
何かしようと重い腰をあげたりするのですが、今年は仕事のひと段落のタイミングとかぶってしまい、ほんとにだらだらしていました。すいません。

ずっと、ゲームの中で荷物を運んで道路を作るか、ネットで映画を見て過ごしていました。

そんな中でふと目にした話をしてみたいと思います。

 

 

“駄作”を見ることの必要性について

映画にしても、本にしても、作品にしても、駄作と呼ばれるものがあると思います。
それは世間的にとっての駄作なのか、自分にとっての駄作なのかはわかりません。

何かを作ったり、表現をしていくにあたって、
自分の好きなもの、口当たりの良いもの、わかりやすいものだけを摂取していくこと。
それ自体は悪いことではなく、むしろとてもしやすい行為だと思います。
どんどん取り込んでいけるでしょう。

ですが逆に、自分にとって、受け入れづらいことや、難解なもの、つまらないもの
というのは苦痛です。映画などの長いものなどは、時間の無駄に感じるかもしれません。

ものを表現するにあたって、
そこで、席を立ったり、スマホを開いたり、閉じてしまったりするのではなく、しっかり全てを見てから、一度考えてほしいなあと思います。

「なぜつまらなく感じたのだろうか?」
「どのような表現だったらもっと面白く感じたのだろうか?」
「どんなことを伝えたかったのだろうか?」
「誰に向けて作ったものなのだろうか?」
など

ただ、好き嫌いではなく、
もう一歩、踏み込んでもらえると良いかなあと思います。

ただ駄作、と切り捨てるのではなく、
そこから製作者の側に立って考えてみる。
果たして、これは無駄な行為でしょうか??

自分の中で受け入れないものを見た時に、(または世の中が無駄といったものに対して)
時間の無駄と考えることは、少し危険な行為に思えます。
時間の無駄、時短、タイパなどがもてはやされる昨今ですが、
人間が持つ24時間という時間は昔から変わりません。
むしろ、移動や作業時間というのは短縮されています。
ということは、本来であれば時間というのは空いているはずなのです。

しかし、その空いた時間というのが何かに使われてしまっていて、
なんだか忙しいような、時間を削らなくちゃいけないような気持ちになっていないでしょうか??
(このことについて気になった方は、ミヒャエル・エンデのモモを読んでみてください、まさに現代のようなことが書かれています!)

無駄と思えるようなことでも、その裏側にあることをしっかり見る、考える。
それがものづくりをする上で、とても大事なものの見方だと思います。
そして、(ある意味)駄作と呼ばれるものも見ることで、自分がものづくりをする上でなぜそれが駄作と呼ばれたのかを活かすことができると思います。
駄作を見ないと、良いものは作れない、と僕は思います。
(そうなると果たして駄作とは…?となる)

そう、無駄にも意味があるのです。

きっとこのGW中の僕のだらけた生活にも、
意味があると信じたいです。。。

では

映像科:さわやかな季節です

こんにちは。大型連休期間も終わりいよいよ本格的に対策授業が進んでいきます。
とはいえ、映像科の一学期の授業はいきなり入試の形式の課題に取り組むわけではありません。
入試対策を準備する基礎として、以下の3つの力を鍛えるカリキュラムです。

○絵で表現する力・・・デッサンはもちろんイラスト的な絵も含めて表現する
○文章で表現する力・・・自分の考えや創作した場面を言葉を駆使して表現する
○映像に対する理解力・・・、映像の成り立ちを知る/映像作品の魅力を考察する

5月からも各種の授業を準備しています!

・5/9(木)映像表現ゼミA:さまざまなジャンルの映像について
・5/10(金)映像表現ゼミA:さまざまなジャンルの映像について
・5/12(日)ワークショップ②:映像の原理を体感する

・5/16(木)描写基礎課題②:遠近法=パースを生かした表現
・5/17(金)描写基礎課題③:人の体を描く(人物クロッキー)
・5/19(日)実技総合課題①:風景+人物によって表現する

・5/23(木)描写準備課題:色鉛筆による描写を学ぶ
・5/24(金)描写準備課題:パステルによる描写を学ぶ
・5/26(日)実技総合課題②:絵と文章によって場面を表現する

・5/30(木)映像表現ゼミB:アニメーション表現について
・5/31(金)描写基礎課題④:動きや質感を表現する
・6/2(日)映像表現ゼミC:美術における映像表現について

引き続き相談や見学も随時受けつけています。
無料体験入学もあるのでお気軽にご参加ください!

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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースも開設)
ena美術新宿 映像科 公式X
ena美術新宿 映像科 公式Instagram

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

◯2024始まりました。1学期4月ターム制作期間です。

 

◯2023年度合格体験記②

武蔵野美術大学/空間デザイン学科 帰国生特別入学試験 合格

多摩美術大学/環境デザイン学科 帰国生入学試験 合格

【私大デザインコース】

U.Y. 現役(海外)

私は高校二年生の後期から、卒業までの約一年間オンライン教育を受けました。デッサンの基本的な考えも、色彩構成と言う言葉も知らなかった私にとって、基本から丁寧に学べる課題は、無理がなく楽しいものでした。また、学校との両立も心配していましたが、提出日の調整などが可能で、心にゆとりがある状態で制作できていたと思います。月に一度のオンライン講評でも、一人で描いていては気づかなかった部分や新しい知識が増えていき、この一年間のオンラインで着実に実力をあげれたのではないでしょうか。そのおかげもあり、日本に帰国してからの夏期講習では、オンライン教育で培ったことを生かしてさらに成長することができ、受験までの半年は、ただ自分がやるべきことを淡々とこなしていくだけでした。

描いた枚数に重要性を見出すのではなく、一枚一枚を大切に描いていくというやり方が、ガツガツやるのが好きではない私にとてもあっていたと思います。花が育つように自分の成長が目に見えて、いつでも好きな時に絵が描けるこの環境は、私にとって理想の受験生活でした。講評時に時々聞こえる先生の笑い声は、今ではいい思い出です。

ありがとうございました。

 画像は2023年度オンライン教育科授業制作時のものです。

 

2022年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。2023年度オンライン教育科合格体験記も近々up予定です。

 

特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。