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《基礎科》受験日への心の持っていきかたについて

人間の心というのは不思議なもので、
土壇場で自分に嘘をつける人はあんまりいないんじゃないでしょうか。

土壇場で「頭真っ白になった」とか「いつもやらないことやっちゃった」とかよく聞きます。

自分が普段どれだけやってきたのかが偽ることなく試されてしまうのが、受験などの本番です。

受験当日落ち着いてできるというのは要は、「これだけやってきたのだから大丈夫」と自分に言い聞かせられるぐらい、この1年を過ごせたか?なのではないかなと思っています。

その時に「いやまだやれた、、、」「あーあそこやっておけばよかったな、、、」
なんてことを思ってしまうと、建物の土台がすこしずつ崩れていってしまい
ガラガラと色々なものがそこから崩れてしまうのではないでしょうか。
(落ち着いて考えればできたこととかもできなかったりするんですよね…)

基礎が大事、とよく言いますが、本当の基礎というのはそこなんではないかと僕は思っています。
どんな問題が来ても揺るがない基礎や土台。
それはやはり数や経験なんではないかなと。

時短や効率化というものがたくさん世の中に増え、とても便利になってく一方で、
身近なうちに身についたスキルや知識は、抜けていくのも早いです。
短時間かつ効率的に身についた技術に対して、絶対大丈夫、と自信を持てたら良いのですが、
やはりそうはいかないのが人間なんではないでしょうか。
世の中の技術の進歩はこの100年でとんでもなく急速に飛躍しましたが、
人間の本質というものはそんなに変わるものではなかったりします。

努力とか根性論ではなく、
自分が自分で信じられるぐらいやってこれたか?
それを自分に問われる瞬間が、受験というその日なのではないでしょうか。

大人になってくると、
試験や受験というものが減ってきます。
そうすると、自分がどれぐらい普段やってきたかという客観的な物差しみたいな
ものがなくなってきます。
意外とそういうものがあったことで、「ああもっとやらないとな」とか
「今回頑張ったな」とかわかったりしてたんだな、と思ったりもするわけです。

今週末、多摩美術大学、武蔵野美術大学の合格発表です。
基礎科にいた生徒さんのほとんどが受験をしていますし、
このまさに今ドキドキしながら発表の日を待っているのではないでしょうか。

皆さんが悔いなくこの1年過ごせて、しっかりその結果がついてきていることを
基礎科から願っています。

スタートアップ、スタート

 

こんにちは、留学生科です。

まだまだ厳しい寒さが続きますね。
2月から留学生スタートアップコースが開講されました。
今年は例年より遅いスタートですが、皆さんスイッチを入れてがんばっています。


スタートアップコースでは恒例化しつつあるのが、石膏デッサンです。

4月以降デザイン科夜間部で石膏を描く機会は多くないので、この期間ならではの課題を楽しんでもらえたらうれしいです。
とにかく難しい!と感じる生徒もいるかもしれませんが、石膏はデッサンを理解するうえで大切なことを学べるので、ぜひ勝負してみてください。

講師のデモストをしっかり見れるのもこの時期ならでは。
たくさん見てたくさん聞いて、みんなで新年度に備えられたらいいですね。

 

このコースは3月15日(土)まで。
体験も可能です!

 

オンライン教育科です。

こんにちは。オンライン教育科です。

3学期 2月ターム制作期間です。オンライン教育科3学期は、基礎生(高1・2生)対象となります。

2023年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。

特別講義は3月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

2024-25入試直前講講座 申込受付中です。

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。2024-25は募集終了しています。(2学期12月タームで終了となります。年明けからは、入試直前講座をお勧めしています。)

高1・2生は原則【3課題コース】です。(3学期も受講できます。)

映像科:入試直前!!

こんにちは。映像科です。
入試直前講座も佳境となりました。東京造形大、日芸映画学科の試験も終わり、いよいよ武蔵美の試験前最後の一週間に突入しています。
試験本番を想定した課題制作を繰り返して、3時間のペースに慣れ、どんな出題であっても満足いく作品を制作できるようになることが目標です。

実技試験直前のこの時期は、画材をしっかり確認して、もしも足りない物があれば補充しておくことも大切です。
色鉛筆やパステルがきれいに揃っていることで感覚テストの制作もスムーズに始められます。
また消しゴム類も少し多めに持っていくと良いと思います!

2月に入って、少しだけ春の予感も感じられる気候です。
この先には必ず良い結果があると信じて、もう少しだけ頑張りましょう!!

◎◎◎春のイベント◎◎◎
「多摩美・武蔵美 合格者再現発表&体験談 私大デザイン・映像科」
2/24(月・祝)17:00~18:30 in ena美術新宿(新宿校)
映像科では合格者に武蔵野美大映像学科の「感覚テスト」入試再現をしてもらい、映像科受験のポイントなどお話しいただく予定です。4月から美大映像メディア系の受験対策を考えている方には参考になるはず。ご参加お待ちしています!

↓↓SNS(映像科公式)もよろしくお願いします!
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ena美術新宿 映像科 公式Instagram
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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースを開設)

《基礎科》りんごがいっぱい2025

この時期電車に乗ると、すいてる時は良いのですが、
満員電車の時間帯に暖房がついてると「え、なんで!?」となってしまいます。
そもそも家を出る時は外の気温に合わせて服を選んでいるので
その服装のまま電車に乗ると当然暑いわけで。。

また人間の体温というのは意外と高いので、満員になるだけで
それ自体が暖房になるというか。。
上着を脱いで乗ろうにも上着を脱ぐと手が塞がって吊り革に掴めないとか。
冬自体は嫌いではないのですが、
そんなこんなで冬の電車が苦手です(汗っかきには夏も冬もきついですね)

みなさん一体どうしてるんでしょうか。

上着をぶら下げるホルダーがあれば良いなあと思い、
調べてみると意外とあるようですね。こういう「あったら良いな」から
新しいデザインは生まれてきたりします。
例えば、小さく折りたためるアウターはありますが、収納時にエコバッグみたいに取っ手がついて
ぶら下げられるような展開の仕方があると電車に乗る時楽かもしれません。
僕は会社員の時、2社製造業に携わっていた癖で
こんなふとした「もしあったらいいな」をメモを取ったり、
実際に作ってみたりをいまだに行なっていたりします。

美大に入る前からでも、表現やデザインはどんどんしてみて良いと思いますので
ぜひこういった気づきを流さずに、表現に活かしていけると良いかもしれませんね。
(明日から電車に乗るときにエコバッグにアウター入れようと思いました)

さてそんなことを言ってる間に
1月もあっという間に最終週です。早いですね。。。
共通テストも先週終わってしまったので、
基礎科の高校2年生にとっては共通テストまで1年を切ってしまったわけです。
今年の試験内容を一度解いてみて、
自分のできるところ、できないところをしっかり把握してみると
1年の計画がしっかり立てられると思います。

基礎科では毎年恒例の[そっくりりんご課題]がスタートしました。
->以前の様子
https://www.art-shinbi.com/blog/20210210/08/

今年も力作がたくさん出荷される予感です!

基礎科は今年から参加された先生が多いので、
実際に生徒さんたちと一緒にやってもらうことにしました。

先生たちでも意外と大変だったりするんです、この課題。

ちなみに工芸科の先生はさすが模刻をする機会が多いので、
こう言った課題はお手のもののようです。

こちらはデザイン科の先生の栗。
もうどちらが本物か全然わかりません。。。

講評が楽しみですね!

ではでは。