月別アーカイブ: 2015年5月

基礎科・専門課題開始

こんにちは、基礎科講師の本山です。

基礎科では、専門課題体験週間を行なっています。専攻が決まっている人もいない人も、専門の基礎技術が学べるよう、1週目で油画と彫刻2週目で日本画とデザインを体験しています。

今週は油画と彫刻です。
普段は触れることのない素材を体験し、自分の感覚を活かしながら悪戦苦闘し頑張っています!

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油画は乾かない・臭い・難しそうというイメージもありますが、体験した生徒さん達は色・空間・構図を自由に扱うこと出来て楽しそうでした。

 

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彫刻は手の模刻です。意外と複雑な構造をしている手を観察し、立体・構造を学びました。手のポーズもかぶることなく良いできでした。

完成した作品の一部です。初めてでこんなにできていて素晴らしい!普段デッサンなどで鍛えている観察力の賜物ですね。
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このように基礎科では、様々な経験をして少しでも視野を広げることの出来るカリュキュラムを組んでいます。
来週は日本画とデザインです。来週も良い作品を期待しています!!

デザイン工芸科夜間部

こんにちは。デザイン工芸科夜間部です。

もうすぐ6月になりますね。

1学期は芸大デザイン、芸大工芸、私大平面系、私大立体系など、

共通の基礎となる課題と、各志望校に合わせた課題を

織り混ぜながらカリキュラムを組んでいます。

指導、講評も個人の進度の経過を見つつ進行しております。

 

 

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先端科_ネタの仕入れ

こんにちは。先端科の冨樫です。

梅雨入り前のこの季節、おでかけ日和の過ごしやすい気候が続いていますね。

寿司屋が毎朝市場へ仕入れに出かけるように、アーティストも常におもしろいアイデアや素材を仕入れるものです。美術館やギャラリーに出かけて、古今東西のアーティストの作品を観ることは、よい刺激になります。他科の先生方のブログでも、いくつか展覧会情報が載っていましたので、参考にしてみて下さい。

さて、ここから少し個人的な話です。僕ももちろん展覧会は常にチェックしてるのですが、優柔不断の性格ゆえに、また、どうも「イベント」的なものに対する反射神経が鈍いのか、件の展示に行こうか行くまいか迷っているうちに、気がつけば会期が終わっていた・・・なんてことが実はよくあります。(注:決して褒められたことじゃないので、みなさんマネしないで下さいね。)それで、大学4年間を振り返ってみたときに、いまの僕のインプットの蓄積になっているのは、どうやら本や映画が多いのですね。あたりまえですが、本屋やビデオレンタルショップは、いつでもあいてるので、いつ行ってもいいわけです。本やDVDは、いつでもそこにあって、いつ開いてもいい。さらには、何度も見返せるというのが、なによりいいですね。なんて書くと随分怠惰なようですが、それはさておき、ということで今日はおすすめの古本屋をいくつか紹介したいと思います。

ボヘミアンズ・ギルド

美大生なら誰でも知ってる神田神保町の有名店ですね。池袋には、夏目書房があります。画集が豊富なので、覗きに行くだけでも行く価値ありです。近くにある新刊書店、東京堂書店もおすすめです。周りは東京随一の古書街で、喫茶店、カレー屋さんも多いので、休憩しながら気がつくと一日コースになります。

東塔堂

渋谷駅南口を出て線路沿いを恵比寿方面に向かうとあります。写真集に強いです。写真に興味のある人は是非のぞきに行ってみて下さい。

smoke books

東京都現代美術館に向かう商店街の途中にあります。展示を見る前に入ってしまうと、うっかり開館時間を逃すなんてこともあるとかないとか。近くのしまブックス、ちょっと足を伸ばして、森下にある古書ドリスもオススメです。場所柄、美術系の本につよく、掘り出し物によく出会います。

ささま書店

荻窪の名店です。ジャンルは幅広く扱ってますが、他の古書店では見ないような美術書に出会うことがあります。むかし誰かが、ささま書店に行って興味のある本がなかったら、お前の勉強が足りないのだみたいなことを行ってましたが、それも納得の充実した品揃えです。

よみた屋

吉祥寺の言わずと知れた名店。おなじく吉祥寺には「百年」もありますが、僕はどちらかというとよみた屋派。もちろん、はしごしますが。よみた屋も幅広い品揃えですが、個人的には展覧会カタログコーナーがおすすめ。見逃したあの展示、過去の知られざる名展覧会のカタログに出会えます。

CLARIS BOOKS?

下北沢の比較的新しい古本屋さん。某有名古書店の元店員さんが始められたお店だけに、品揃えはさすがです。雑誌のバックナンバーなんかも充実してます。最近ここでイサム・ノグチの回顧展のカタログを格安で入手しました。

 

ほかにもまだまだありますが、きょうはこのあたりで。比較的余裕をもってインプットできるいまのうちに、未知の物事にたくさん出会っておきたいですね。映画の話が出来なかったのが悔しいので、最近観て面白かった映画をいくつか。

『マイレージ・マイライフ』監督:ジェイソン・ライトマン

『ゴースト・ドック』監督:ジム・ジャームシュ

『きっとここが帰る場所』監督:パオロ・ソレンティーノ

 

 

 

日本画科 校外スケッチ

こんにちは、日本画講師の佐々木です。

日本画昼間部では、先日校外スケッチ授業を行いました。

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場所はご近所の新宿御苑。

普段はアトリエにこもって絵を描いていますが、本来絵は、自分で描きたいモチーフを探して描くもの。ちょっと暑い日でしたが天気にも恵まれ、みんな描きたいものを探して歩き回っていました。

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数年前まで新美は御苑のすぐ近くに校舎があったのです。
私も浪人の頃から今まで、よく取材場所としてお世話になっています。

敷地内に温室があるのですが、最近リニューアルされてとても綺麗な空間になっていました。
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不思議な植物が沢山です。

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描き終わったあとはちょこっとピクニック。慣れない外での制作おつかれさま。

大学合格が目下の目標ですが、たまにはこんなこともして、絵を描く というシンプルなことを忘れずに楽しみたいですね!

6月21日(日)先端科 プレ夏期講習会のお知らせ

こんにちは、先端科です。

6月21日に行う「プレ夏期講習会」のお知らせです。
無料で受講できますので、是非この機会に試してみてください。

《はじめての総合実技対策》

先端プレ夏期ブログ

試験と言われると、何だか緊張しますね。能力を試されているように感じてしまいます。
先端科の試験では、与えられた課題や素材から、自分なりのアイデアをかたちにできるかどうかが鍵になります。
アイデアはひとつではありませんし、どんなに小さくても構いません。
一息になにか大きなものがつくられるわけではなく、小さな発見や工夫の積み重ねが大切です。
たとえば一般的なテストでは、こたえのが正誤がそのまま点数として結果になりますが、先端科の試験はそれとは少し異なります。
最終的なこたえに辿り着くまでのアイデアの積み重ねが評価の対象になります。
重要なのは、実際に課題や素材に触れ、考え、試してみないことには、そもそもアイデアは出てこないということです。
まずはこのプレ夏期講習会からはじめてみましょう。

時間9:00~18:00

タイムテーブル 
9:00~9:30 イントロダクション
9:30~12:00 ドローイング+ディスカッション
13:00~16:00 造形課題(個人面談)
16:30~18:00 ディスカッション+講評会
※時間内に芸大・美大入試ガイダンス、面談も行います。

【ゼミ内容】
二次対策(総合実技)を想定した内容の課題に取り組みます。
これまで対策をしてきたひとは、試験の雰囲気を知る機会になります。
また、先端科に興味はあるけど受験をするか迷っているひとは、一通り試すことで受験をするか判断できる良い機会だと思います。
外部生対象で個人面談も予定しています。
はじめての方でも気楽に参加してください。
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持参するもの:鉛筆などの筆記用具、色鉛筆、はさみ、カッター、定規1本(60cm以下)、のり

道具の他に、今まで制作した作品の写真、ファイル、小論文など個人を表現する資料があれば持参してください。