日別アーカイブ: 2015年5月24日

先端科_ネタの仕入れ

こんにちは。先端科の冨樫です。

梅雨入り前のこの季節、おでかけ日和の過ごしやすい気候が続いていますね。

寿司屋が毎朝市場へ仕入れに出かけるように、アーティストも常におもしろいアイデアや素材を仕入れるものです。美術館やギャラリーに出かけて、古今東西のアーティストの作品を観ることは、よい刺激になります。他科の先生方のブログでも、いくつか展覧会情報が載っていましたので、参考にしてみて下さい。

さて、ここから少し個人的な話です。僕ももちろん展覧会は常にチェックしてるのですが、優柔不断の性格ゆえに、また、どうも「イベント」的なものに対する反射神経が鈍いのか、件の展示に行こうか行くまいか迷っているうちに、気がつけば会期が終わっていた・・・なんてことが実はよくあります。(注:決して褒められたことじゃないので、みなさんマネしないで下さいね。)それで、大学4年間を振り返ってみたときに、いまの僕のインプットの蓄積になっているのは、どうやら本や映画が多いのですね。あたりまえですが、本屋やビデオレンタルショップは、いつでもあいてるので、いつ行ってもいいわけです。本やDVDは、いつでもそこにあって、いつ開いてもいい。さらには、何度も見返せるというのが、なによりいいですね。なんて書くと随分怠惰なようですが、それはさておき、ということで今日はおすすめの古本屋をいくつか紹介したいと思います。

ボヘミアンズ・ギルド

美大生なら誰でも知ってる神田神保町の有名店ですね。池袋には、夏目書房があります。画集が豊富なので、覗きに行くだけでも行く価値ありです。近くにある新刊書店、東京堂書店もおすすめです。周りは東京随一の古書街で、喫茶店、カレー屋さんも多いので、休憩しながら気がつくと一日コースになります。

東塔堂

渋谷駅南口を出て線路沿いを恵比寿方面に向かうとあります。写真集に強いです。写真に興味のある人は是非のぞきに行ってみて下さい。

smoke books

東京都現代美術館に向かう商店街の途中にあります。展示を見る前に入ってしまうと、うっかり開館時間を逃すなんてこともあるとかないとか。近くのしまブックス、ちょっと足を伸ばして、森下にある古書ドリスもオススメです。場所柄、美術系の本につよく、掘り出し物によく出会います。

ささま書店

荻窪の名店です。ジャンルは幅広く扱ってますが、他の古書店では見ないような美術書に出会うことがあります。むかし誰かが、ささま書店に行って興味のある本がなかったら、お前の勉強が足りないのだみたいなことを行ってましたが、それも納得の充実した品揃えです。

よみた屋

吉祥寺の言わずと知れた名店。おなじく吉祥寺には「百年」もありますが、僕はどちらかというとよみた屋派。もちろん、はしごしますが。よみた屋も幅広い品揃えですが、個人的には展覧会カタログコーナーがおすすめ。見逃したあの展示、過去の知られざる名展覧会のカタログに出会えます。

CLARIS BOOKS?

下北沢の比較的新しい古本屋さん。某有名古書店の元店員さんが始められたお店だけに、品揃えはさすがです。雑誌のバックナンバーなんかも充実してます。最近ここでイサム・ノグチの回顧展のカタログを格安で入手しました。

 

ほかにもまだまだありますが、きょうはこのあたりで。比較的余裕をもってインプットできるいまのうちに、未知の物事にたくさん出会っておきたいですね。映画の話が出来なかったのが悔しいので、最近観て面白かった映画をいくつか。

『マイレージ・マイライフ』監督:ジェイソン・ライトマン

『ゴースト・ドック』監督:ジム・ジャームシュ

『きっとここが帰る場所』監督:パオロ・ソレンティーノ