こんにちは、建築科主任の半田です。
今日は課題として立体構成をしました。立体構成は建築を志す人にとってとても重要な要素の一つです。
実は東京芸大や多摩美の試験課題からはもうすでに立体構成がなくなっています。
そういった理由から他予備校では授業で立体構成を全くしないというところが増えているようです。
しかし新美ではこの立体構成を他の予備校に比べて多めに出題しています。
なぜなら新美では、この立体構成を通してしか理解できない空間能力、立体を実際に作るからこそ身につく造形力があると考えているからです。
さらに、大学に入ってから当たり前のように使うカッターや定規の使い方の技術も身につくので、建築の基礎を教えるつもりでやっている我々にとっては、この課題は必須のものなのです。
今日は生徒のほぼ全員がはじめて立体構成をするといった状況で、生徒はみんな四苦八苦しながらもなんとか完成させました。立体のおもしろいところは、初めに紙の上だけで考えていたことが、三次元に起こしてみるとその素材の自重に耐えられなかったりして、うまく成立しないところにあります。 ? ? そういう失敗を経て、解決策を考えたりしながら、素材との向き合い方を覚えて行きます。その感覚が、とても大事なのです。
新美建築科の夏期講習ではこの立体構成を合計4回も行う予定です。デッサン力に加え、造形力も身につける夏にします。 ポートフォリオ提出を課す大学の推薦を受けるつもりの人などは、是非とも受講して、自分の作品をつくりましょう! まだまだ申し込みは間に合います!!