日別アーカイブ: 2014年7月27日

芸大建築科の入試変更

こんにちは、建築科主任の半田です。

本日行われた東京芸術大学の入試説明会にて、建築科の入試変更が発表されました。

いままでは、

センター試験

一次試験  空間構成

一次試験発表(半分が落とされます)

二次試験  総合表現

だったのが、

途中の一次試験での足切りがなくなります。日程も分かっていますので併せて書くと

 

1/17・18 センター試験

3/5 空間構成

3/6総合表現

となります。足切りがなくなったというのは、ある人にはラッキーかもしれませんね。いままではセンターの得点と空間構成で足切りが行われていた分、勉強が苦手な人は受験すること自体を考えていませんでした。しかし、今年はチャンスがあるかもしれません!

興味がある人はみんな受かる可能性があるのです。これは、大きな変化ですよね。

したがって倍率も上がることが予想されます。

この変更は、個性をより重視するということのような気がしています。芸大の建築科は16名しか取りませんので、16人16色を求めているはずです。つまり似たような発想の人の中で、自分が一番である必要があると言うわけです。足切りをしないことで、より多くの個性をみようとしているのではないでしょうか?

しかし、個性個性と言っても、表現は自由ではないです。受験者全員が同じ条件のもとで自分なりの空間を提案するのです。

結果どんな対策が必要かというと、それは今までと変わらないんですよね。デッサン力が高ければそれだけ考えていることは伝えやすいし、観察力を活かした案や、文章説明や空間の設定が優れているほうが良いですよね。それは、いままでと変わらないのです。言うならば、その密度や純度、精度を、こだわっていくしかないんだと思います。そのためには今から準備が必要です!!!

 

新美では夏期講習の後期が8/12よりはじまります!

この芸大の入試変更を受けまして、独創的で面白いカリキュラムを用意しております。独自の空間の純度を高めるために、変わったディスカッションをする日もあります。総合表現の問題も講師間で何度も話し合いながらこだわってつくっています。

ちょっとでも芸大に興味がある人は、是非参加して下さい!!