先端科です。
夏期講習会「前期」のお知らせ。
新美先端科の講習会は、前期と後期に行われます。
前期は1次試験対策(素描・小論)、後期は2次試験対策(総合実技・作品制作・ファイル制作)です。
【前期】
7月20日(日曜日)?27日(日曜日)までの8日間のコース
7月22日(火曜日)?27日(日曜日)までの6日間のコース
※6日間のコースは高校生のスケジュールに合わせています。
授業時間は9:00?18:00の8時間です。
小論、素描とコースに分かれての授業です。
【小論】
「小論文」という言葉を聞いただけで、どこか身構えてしまったり、自分に書けるだろうかと不安になってしまうという人もいるかもしれませんが、心配することはありません。先端科の入試で求められる能力は、そのような心配とはもう少し別のところにあるからです。
まずは「小論文」ということにあまりとらわれずに、自分が「おもしろい」とか「なぜか気になってしまう」とか「わかりたいのにわからない」とか、少し時間をかけて考えてみたいと思える事柄を見つけ、それについてしつこく考えてみることから始めましょう。そのときに、文章にする、文章を書くという行為が考えを先に進めるための助けになってくれます。言葉や文章を使って物事を考えることは、自分のアイデアを発展させたり、さらにそれをかたちにし、他者に伝えたりするための力を鍛えることです。新美の小論文の授業では、一日一つの課題に取り組んでもらい、ひとりひとりのアイデアの種が、それを論述するなかでどのような方向に成長していったのか、ときにはその先の可能性までを、丹念に観察しつつ講評していきます。
課題文は、講師が毎回幅広い歴史や分野の中から、私たちが生きているいま現在考えるべきテーマや視点、トピックを含むようなものを出題しています。小論文を書く行為自体は個人的なものですが、他の人が同じ問題についてどのように考えたのかを知ることができるのも、授業ならではの大切な経験になるはずです。
【素描】
素描は、1日1課題、基礎と応用を織り交ぜた課題です。
基礎課題では、デッサンの基礎からはじめますので、これまでデッサンを描いたことの無い人でも気楽に参加してください。物をしっかりと観察し、捉えたものを画用紙に鉛筆で表現することは、普段の作品制作と重ね合わせることもできます。「いかにして目の前の世界が成り立っているのか?」美術作品には欠かせない問いです。対象を捉えることと表現することを同時に試みることも素描の特徴です。この機会にじっくりと素描に取り組んでください。
※モチーフに人物モデル、動物、そして塑像(粘土での造形)も予定しています。