油絵科昼間部の関口です。
皆さんはBunkamuraでやっているアントニオ・ロペス展をもうご覧になりましたか?もうすぐ会期も終わってしまいますので、まだ見に行っていないという人は、是非見に行って下さい。
さて、油絵科の教官室では、いつも色んな話が飛び交っていますが、今日はスペインレアリズムを代表する画家、アントニオ・ロペス・ガルシア(以下ロペスと表記)で盛り上がったお話をしようと思います。
僕はロペス展を5月の連休前に見に行ったのですが、午前中に見た事もあり、かなり近付いて本物を見る事が出来ました。そこで思った疑問を教官室で話してみました。
筆者「この前ロペス展かなり間近で見たんだけど、実は…じゃないかな?」
一同「本当に?」
筆者「だってね、この絵のここを…」
E先生「ほう…」
筆者「それに、この絵もよく見ると…でしょ?」
M先生「そういえばこの絵も…」
一同「確かに…」
筆者「そう考えると…は、まず間違いないよね?」
E先生「これは本物を見るのが楽しみになってきたな?」
このテの話になると、結構盛り上がるんです。今回の展覧会をキッカケにロペスは既に何回も話題に登っていますが、毎回違うネタも出てきて、中々興味深い議論が交わされます。
※あまり詳しく書くと美術界から抹殺されそうなので(笑)書けませんが、内容が気になって個人的に聞きたい人は、2号館の講師室までどうぞ。油絵科の先生方はそれぞれ自分の意見を持っていますので、面白い話が聞けると思います。
ところで、新美にあるロペスの画集、もうかなりボロボロで、大変な事になっています。ページがボロボロになる程見られて、ここまで見られたら画集としてもさぞかし本望なのではないでしょうか?
しかもこの画集、実は二代目なんだそうです。二代目でもこの痛み方、かなりヤバイですね。