基礎科講師の佐々木です。
今回は基礎科の専門クラスの中から、日本画の様子をピックアップして紹介したいと思います。
日本画の専門クラスでは、水彩絵の具を使った静物着彩を制作します。
◯今回のモチーフ
このように、花や果物、ビンなど静物を卓上にセットし、かいていきます。
その時々の季節のものがモチーフになるので、一年を通していろいろなものが出題されます。
四季の花や果物、華やかで楽しいモチーフは目を引くようで、日本画を選択していない生徒も覗きにきたりします。
また、基礎を固めながらも、しっかりと受験の課題に対応できるようなモチーフになっています。
◯日本画の着彩用の道具です。
水彩、と言うと、使う分だけパレットに色を出して、使い終わったら綺麗に洗って…というイメージが有るかもしれませんが、このようにすべての色をパレットに詰めて、それを水でときながら描いていきます。
筆も、毛の種類や硬さによってたくさんのものがあるので、自分にあった道具を選んでいくのも楽しいところです。
…でも、道具を持っていないけど、日本画に決めていないけど、まず体験してみたい、というひともいるはず。そんな時は、日本画に限らず、各科一度だけ道具を貸し出すことができます。
もちろん、初めての人には道具の使い方からきちんと教えますので、最初の一枚でもかなり充実した制作体験ができます。
◯日本画の制作風景
色に入る前のデッサンの段階です。モチーフをよく見て、しっかり観察して描いていきます。
制作中は各科の専門の講師が巡回指導しています。
段々色が入って来ました。
完成が楽しみですね。
次回、基礎科の記事ではデザインの専門クラスを紹介します。