第二校舎 購買部 Tools新宿美術学院売店からのお知らせです。
6月28日(金)と29日(土)の2日間限定でエンピツセールをおこないます。ユニもステッドラーも定価より30%オフになります。夏期講習に備えてたくさん買い揃えておきましょう!この機会をお見逃しなく!
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こんにちは!彫刻科の小川原です。今日は前回に引き続き社会人講師の紹介をしたいと思います。昼間部では彫刻論の第2回目を行いました。彫刻論で紹介した作品の写真とともにそれぞれの先生にコメントをもらいました。
氷室幸子先生は、僕の芸大時代の同級生で、6年間一緒に大学で彫刻を学んだ仲です。まさに切磋琢磨の関係!作品に対するコンセプトが非常におもしろい作品です。毎作のモチーフとなるものはどこか人の気配を感じさせるもので、それが時とともに形を変えていく事が果敢なくもあり、また美しくもあります。
ブランコ
口紅
のど飴を素材にして鋳造する作品です。ゆっくり溶けながら形が無くなっていく半面、甘い香りが、質量を増して空間を占めていきます。
竹邊澄子先生は僕の大学の後輩です。テラコッタで具象をつくるという点で、僕にとってかなり近しい存在です。やわらかな曲線をもつ人物彫刻で、物語性のある作品を制作しています。
Boy,boy
テラコッタ H178×W60×D50cm
東京芸術大学の卒業制作作品です。表面が滑らかになるまで形に迫り、素材の新たな質感を追求しました。
Alice
テラコッタ H140×W60×D50cm
東京芸術大学大学院在籍時の作品です。釉薬で着色した義眼を使用しています。自分を追求する不安と迷いを、少女の像に重ねました。
こうして見ると、作品に対するアプローチって本当に人それぞれですよね。何かの模倣でなく、自分の中の真実に近づけば近づくほど、生まれてくる作品も全く違うものになります。そういった意味では、作品って自分を映し出す鏡みたいなものなのかも知れません。
さて、これで彫刻科の社会人講師の紹介は一通り終わりました。ここで彫刻科の学生の授業作品の一部をお見せしたいと思います。
昼間部では5月に大型組み石膏静物ライティング課題を行いました。ベーシックな課題だけでなく、こうした特殊な課題も実力を底上げしていく上で非常に重要です。
今回は経験に応じて木炭紙のサイズを通常のサイズと倍版サイズ選択して行いました。制作期間が
4日と、物量に対してやや短いところもありましたが、力作が多く並びました。また2学期にさらに力をつけたところでもう一度やってみたいと思います。
K,S君の作品。倍版ですが、全体をバランスよくコントロールできています。5月の時点ではなかなか良い出来といえます。ただ、作品性で見ると、手前のアポロンに頼りすぎている部分があるので、他のモチーフの魅力もさらに引き出していきたいです。
指導無しで行ったヘルメスの頭部模刻です。ヘルメスは動きも表情も難しく、物量もあるのでなかなかいい作品が出る事は少ないですが、この時期自力でこのレベルの作品がつくれたら立派なものです。構造ではまだまだ不満な点が多いので、さらに視野を広げて像の印象から外れないようにフィニッシュさせたいです。K,S君の作品(今年はK,S君が2人います)
さて次は夜間部の作品です。5月の末に組み石膏のデッサンを行いました。経験が少ないと1体描くのも手いっぱいになってしまうものですが、なかなかの力作を完成させる事ができました。
K,Kさんの作品。調子や空間にやや問題を残すところがありますが、素直な観察と、粘り強い描写が魅力的な作品に仕上がっています。何より「描くのが楽しい」というのが伝わってくるのが良いです。
U,T君の作品。奥のフォーンの脇が空間に馴染んでいない事や、ホーマーからフォーンまでの隙間の距離感がやや潰れているのがもったいないですが、光、陰のバランスや、コントラストのコントロールがとても良く出来ています。
先日行った鶏の塑像作品です。動物は常に動くので、モチーフの構造をきちんと分析し、理解しながら形にしていく事が必要です。表面の凹凸を追うだけではいかにも作り物っぽくなってしまうので、骨格や筋肉もイメージしながらつくれると良いです。
K,Kさんの作品。全体のバランスがよく、まず、きちんと2本の脚で立っているように見えるのが良いです。頭部、尾羽、脚と、表現を密度に頼れる部分は完成度が高いですが、逆を言うとそれ以外に形としての意味を十分に与えられていません。表情の少ないところほど、構造としての強さをより引き出すつもりでやり取り出来ると良いです。
もうすぐ1学期も終わり、夏期講習会が始まります!夏期講習では各期現役芸大生によるデモンストレーションを入れていきます。普段なかなか見れる機会の無い事ですから、是非このチャンスに何か一つでも得るものがあればと思います。僕たち講師もどんどんデモをして盛り上げていきますので期待していて下さい!
こんにちは。
風が気持ち良い季節になりましたね。
夏までもう少しです。
さて、先日は夏に向けてのイベントとしてプレ夏期講習会が開催されました。
夏期講習会前に実技から講評会まで体験できる講習会で、
保護者全体へのガイダンスや各科の講師との面談も行っています。
面談の様子
じっくりとお話を聞きます。
面談の中で持参した作品の講評も行っています。
今回は受験コースと基礎コースに分かれて実技を行い、
受験コースは個人の志望校、志望科に合わせた課題に取り組みました。
基礎コースは道具の使い方から丁寧に指導しています。
■制作した作品の講評会
作品を並べての講評です。
7月14日(日)にもプレ夏期講習会を開催します。
夏が始まる前に体験してみたいと思われた方がいらっしゃいましたら
ぜひご参加ください。
一同お待ちしております。
新宿御苑にて
こんにちは、油画科講師の松田です。
五月は暑い日が続き、今年は梅雨が来ないんじゃないかと思う程でしたが、本格的な梅雨が始まりましたね。
こんな時期ですが野外授業をしてきた報告です。
、、、残念ながら講評会の日は雨でした。
梅雨の谷間に当たらないか期待したのですが、、、
しかし、雨という素材も含めて生徒さん達は野外での絵画表現を楽しんだようでした。
普段は、アトリエでの制作が大半を占めますが、環境が変わることで受動的に引き出された表現は、生徒の新たな側面を引き出してくれたように思います。
20年以上前の話ですが、私も新美で浪人している時期に新宿御苑でのデッサン授業がありました。
倍板(木炭紙二枚分)のパネルに木炭紙、イーゼルと画材を抱え、気に入った場所を探すだけでヘトヘトになりましたが、とても楽しかったのを覚えてます。
傘をさしながら、雨の中での講評会も良い思い出になりました。
別日に撮影した写真ですが、晴れるとこんな感じです。
新宿御苑は駅からも徒歩圏内なので、休日などを利用して制作しに行ってみるのも良いのではないでしょうか。
こんにちは、建築科講師のムラジです。
あなたのまわりを見渡してみて下さい。
普段、あまり意識はしていませんが、そこには、大小様々な建築に囲まれた環境があるはずです。
このように、建築科は、人々と密接に関係のある建築を考え、創造する科です。
建築を創造する上で大切な空間に対する感覚を、基礎的なデッサンにはじまり、様々な課題を通して培っていきます。
今回は立体構成に取り組みました。
立体構成は実際に手を動かし、自分の創造した空間を体験することが出来ます。
また、今回の授業では3、4人のグループにわかれて立体を制作してもらいました。
グループでひとつの作品を制作することで、人に自分の考えや感覚を伝えることの大切さとその難しさを学んだり、また個人では作れない、より大きな立体を作ることが出来ます。
生徒達はお互いに影響や刺激を受けつつ、制作を楽しんでいました。
講評では、各グループでつくった作品の空間を、実演を交えながらプレゼンテーションしてもらいました。
このように、前期は様々な課題に取り組んでおります。