春期講習会中です<大宮校>

だんだんと暖かい日が、増えてきました。しっかし!花粉とか!黄砂とか!今年凄くないですか!筆者は、花粉症をまだ持ちこたえている人なのですが、流石に目は腫れぼったいし鼻もめちゃくちゃむずむずします。花粉症の人には、もうそれは花粉症になったのだよと言われますが、認めたくないです。

大宮校です。

まずは、報告からです!

今年も!大宮校から東京藝術大学合格者が出ました!しかも現役での工芸科合格!おそらく現役合格者は全国で2名のようです。なかなかの難易度突破です。素晴らしいですね!おめでとう!

オープンアトリエ期間中と春期講習会は、通常のデモストと入試再現デモストがありました。盛りだくさんです。来年に向けて良いスタートダッシュを出来れば良いですね。
春期後期もデモやら再現やらありました。
新学期は4月10日から始まります。
新規入学、お待ちしておりますー!

彫刻科:春期講習始まりました!

こんにちは、講師の新妻です。

令和6年度、彫刻科からは3人が東京芸術大学に合格しました。(予備校としては今年も受験倍率を超える合格率でした。)みなさん本当におめでとうございます!それぞれに受験生としての戦いとドラマがきっとあったことでしょう。ここからの大学生活も影ながら応援しています!

惜しくも切符を逃した人も、まだ地力を鍛えられる時間が与えられたんだと前向きに考えて、より強い芯を持って大学生になれるようリスタートしましょう!受験に受かる事がゴールではなく、永い目で作家を志す上で、作りたいものが作れるようになる、そしてそれを続けていける基礎体力を培う事は、この時期にしかできない時間の使い方だと思います。講師陣も全力でサポートします!一緒に頑張りましょう!

まずは入試当日にどんな作品を作ったかを再現してくれた芸大合格者の作品を紹介します。

1次試験の素描作品です。描き出しから安定感があり、丁寧にヘルメスに寄り添って描きあげていますね!エクセレント!

2次試験の塑造作品です。目で見た印象と、触った時の印象のギャップというテーマを想定して手とローマ人のマスクを構成しています。シンプルですが実力を感じます!ブラボー!

入試直前でグググっと力をつけましたね!白さの美しさと形の密度が共存してます!グッジョブ!

鏡の前に置かれたマスクという出題のセッティングにしっかり反応していて、虚像側の表現も面白いです!マーベラス!

ここからは春期講習での秀作を紹介します。

おおらかだけど密度ある仕事が意識できていて、ブルータス を取り巻く空間も含めて充実した内容にできていると思います。

現役生の作品です。基礎科で彫刻科志望の生徒は彫刻科のアトリエで受験部の講師が基礎から丁寧に指導しています。昨年度からの積み重ねがすでに形になり始めていますね。堂々とした印象がしっかり捉えられていますね。良いスタートです!

モデルさんの首像を作る課題でした。よく似ています!作りはじめの柔軟なアプローチが、自然な佇まいの印象として最終的にも効いてきています。

現役生の作品です。「人物を作っている」ということに素直に、自然に反応できていて瑞々しいです。感覚良い!

作者の作品性が自然と出てきた一作になりました。観察が弱くなりがちなところも意識でき始めていてこの調子です!

全ての形を観察するぞ、と言う気概を感じます!外れがちな頭部の構造もしっかり見れていてレベルが高い一枚です。

うまいです!人物や動物を素描するととても自然に対象を捉えられる作者なので、石膏像デッサンでの、硬さとして処理されてしまいがちな解釈や表現も、こういう課題の時のモチーフの味わい方にヒントがある気がします。

受験課題としてはあまり出題されなくなってきた人体ですが、やっぱり美術を学ぶ上で人体は大切なモチーフだと思います。一枚の絵としても落とし込もうとしていて意欲的です!末端もよく見てる!

 

クロッキーも、筋トレや素振りのように、日頃の積み重ねが物を言います。

なんでもありのままに、感じたままに描けるようになりたーい!

今回は以上です。今年の彫刻科も熱くなりそうです!

 

《基礎科》あっという間に4月になってしまいました

春なのにもうTシャツかー、コート着てる期間全然なかったな〜〜
なんて言っていたら冬でも着なかったコートを出さなきゃいけない羽目になって
厚着したら今度は暑すぎたりして、毎日生活していくだけでなんだか疲れるという。

そんな中で入学したり、新しい会社に入ったり、
この春から新たな生活をする方々のなんて逞しいことか・・・
子供向けの番組でこの時期「ドッキドキの1年生〜」っていう曲を聞くと
なぜだか涙がツーッと出てきたりして。
姪がこの春から小学生だってことで、なんだかあっという間だなあと。
昔は本当に1日、1週間、1ヶ月が本当に長くて、毎日いろんなことに驚いたり怒ったりしてたんですが、大人になると、「知ってるつもり」になってしまって、さまざまなことに
感動しなくなってしまうのかもしれないですね。
1年あっという間ですもん。

1日という時間はみんな平等なのに、
時間が過ぎる感覚が変わる気がするなんて、なんか変な感じですよね。
夢中だったり、楽しかったりすると1日があっという間って小さい頃よく言われてたはずなのに
大人の1日もあっという間なんですよね。
不思議ですねえ。。。

そう考えると
なんとなくスマホゲームやってたら1時間経ってた、
なんとなく動画見てたら1時間経ってた、
って怖いですよね。。
大人になってもよくあることなんですが、今って特に
なんとなく時間を潰せてしまうツールってすごく多くて。
その限られた時間の中でなんとなく時間が溶けてしまう感覚ていうのを
「あ、やばいな…」て思うのは大事だと思うんです。
その時間を溶かすような 、人が没入しやすい仕組みを理解して、
そういうのは作られてるんだぞっていう。
(ぜひ10代のうちにモモという本を読んでみてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分なりの楽しさや、面白さ、気付きみたいなものって
自分から見つけに行かないといけなくて、
人からは教えてもらえないんです。
それが将来的に、自分なりの表現や視点に繋がっていったりして。

SNSが広がって「いいね」によって良し悪しの一つの指針ができてしまって
わかりやすく複雑に手が込んだものや、カテゴライズしやすいもの、
完成度が高く見えるもの、判断しやすいというものが
現代のスタンダードになってきてしまっているような気がします。
その流れに反するものは「よくないもの」とされているような。

ですが、美術表現をする人にとって
「人から何を言われようと貫き通したいもの」というのが
何よりも大事な気がします。
誰からも見向きもされなくても、自分にとって大事であればそれで良いという。
それを自信を持って「自分はこれが好きだ」と今は言いにくい時代なのかなと思います。

限られた時間の中で、
自分だけの「好き」を探しにいく冒険こそが
人生なんじゃないかなと、新しい生活の始まる春に、
ふと思ったりしました。

来週10日から、基礎科も新学期がスタートです。
新たな生活にお供にさせていただけたらと、
講師一同みなさんがきてくれるのをウズウズと
お待ちしております。

映像科:春期講習会の真っ只中です

こんにちは。映像科です。

今日から4月。映像科では春期講習会の映像コースを開講しています。
感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンなどの一般選抜対策に加えて、総合型選抜対策を見越したワークショップなど盛りだくさん(盛りこみすぎ…?)の講習は、このブログを書いている現在、コースの後半に差し掛かりつつあります。映像科の授業が初めてという人も多いですが、みなさんとても積極的に取り組んでいる印象です。

春期講習会の後は2025年度の新学期もはじまります。
映像科は例年通り、毎週「木曜日」「金曜日」「日曜日」の週3日のコースです。

時間割は、
・木曜日…17:30~20:30
・金曜日…17:30~20:30
・日曜日…9:30~16:30
(※「土曜日」は新たにオプションで「総合型選抜対策」や「感覚テスト特訓」の講座を予定しています。詳細はena美術HPや映像科のSNSでも告知しますので、もうしばらくお待ちください!)

一学期の授業は4/10(木)にスタートします!
映像メディア系学科の入試対策を検討している方はぜひご相談ください。
無料体験も随時募集しています。

↓↓SNS(映像科公式)もよろしくお願いします!
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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースを開設)

先端芸術表現科2024年度合格体験記第2弾!

こんにちは。ena美術 新宿先端芸術表現科です。

今年度と昨年度と一昨年度の体験記は以下のリンクから。
2024年度体験記その1
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

今回は一次試験小論文選択で、現役で合格されたRさんの体験記になります。
Rさんは制作では、自身が経験した実感から始めるだけでなく、Rさんが書籍から学び、自分で調べたこと、解釈したことなどをベースとしながら、様々なメディアを用いて自らの興味や関心を探求していきました。そうした活動を通して、単に知り、考えた事柄を表すだけでなく、それらに実際に形を与え、実現することを通して、概念を現実化する営みそれ自体が持つ可能性を提示するファイルになっていったと思います。最後に制作された機械と人工知能をめぐる制作は、とりわけその方向が明示された素晴らしいものだったと思いますが、通底しているのは未だ現実化していない概念のもつポテンシャルを探求するという営みであり、それは現実が一つではないという、表現という営みのもつポテンシャルを提示するものになっていたと思います。

それでは、Rさんの合格体験記になります!
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・一次試験小論文受験ですが、小論文で意識していたことはなんですか

小論文では、与えられた課題文と問題文を正確に読解し、作問者が呈示する抽象的な問いを把握することを意識的に行っていました。例えば今年度は3問目で、配布された物体を生物の死骸だと結論づける問題が出題されました。私は「生き物」とは何か、そして「死」とは何かという2つの問いに、私なりの見解を示す必要があると考えました。課題文はそのための糸口として参照し、キーワードを拾って自分の論へと展開しました。私の場合、小学生の頃から中学受験で現代文の演習等をしていたため、読解には自信がありました。そのため回答の途中に課題文の解釈を盛り込むことで、自分の関心に引きつけ、論を進めやすくしていました。一年間一緒にやってきたライバルたちもそれぞれ強みを持っており、そのどれもが私にはないものでした。普段の授業での練習を通して自分の強みを発見していき、本番では柔軟に対応しつつそれを発揮することが求められると思います。

・制作や活動はどのように進めていきましたか?

私は中学生の頃から放課後に市の図書館に通い、様々な本を読みながら気になったことをノートにまとめていました。その時に生まれた気づきから作品を制作することが多かったと思います。それは私にとって日々の習慣の延長です。何か新しいことを始めようとするよりも、これまで生きてきた自らの生活の基盤に誠実になることが肝腎なのではないでしょうか。素直に手を動かし続けることで、興味や関心はおのずから見つかってくると思います。

・予備校での講評で印象に残っているものはありますか?

夏頃に、講評会で見せるための新しい作品が完成していなくて、他の人の講評を聞くだけにしようと思っていた日がありました。ですが講師は私の時間をとってくださったんです。本当に何も用意してなかったんですけどホワイトボードを使って、作品のプランですらない、ただただ今考えてることだけを説明しました。それでも生徒を含め皆さん真摯に聞いてくださって、頂いたフィードバックはその後の制作に活かすことができました。必ずしも作品の評価や改善点の指摘だけではないということが、ena美術の講評会の特長だと思います。どんなものでも一度人前に立って発表し、対話することで、新たな気づきが生まれるのではないでしょうか。講評会に毎回出席し、他の人の講評も聞いて語り合うことで自分の考えを深められたと思っています。

・個人資料ファイルを制作するプロセスで予備校はどのように役立ちましたか?

ファイルの制作は、割と自由にやらせてもらったと思います。だからこそ自分と時間をかけて向き合うことができ、テキスト等も自然と決まっていきました。それでも、たった20枚の紙面上で作品や自分の関心を最大限理解してもらえるようにするのは難しかったです。そんな時に講師の方々に相談に乗っていただき、レイアウトを中心に多くの助言を貰いました。その結果として自分でも納得のいく、素直なファイルになったと思います。

・総合実技という試験はどのような試験だと捉えていますか?

総合実技は、ファイルの補足として活かせるチャンスだと捉えています。私は割と、小論文と近い感覚で取り組んでいました。出題者の意図を捉え、それに応えることが最優先事項だと思います。その上で作りたい構造を一つ決め、あとはその実現のための試行錯誤を楽しめるかどうかじゃないですかね。私としては、本番の試験でそれを態度として示せてよかったと思っています。個人資料ファイルでは実体のあるメディアや素材をあまり使ってこなかったため、理論が先行する印象を与えがちだったと思うのですが、総合実技で新しい一面を見せ、それをカバー出来たような気がします。

・最後に1年を振り返り印象に残っていることなどあれば

はじめて1階のギャラリーで作品を展示した時が最も印象に残っています。多くの人が行き来する場所に作品を置くことで自分の中に生じた高揚は、やはり作品制作を続けたいのだという自覚に繋がりました。ena美術ならではの、予備校生としては滅多にない機会を頂けたと思っています。

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Rさん改めて合格の方おめでとうございます。
毎回の授業後でも疑問点や関心を話してくれて毎回とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます!Rさんの総合実技や小論文、個人資料ファイルの再現などを含む合格者再現展示はena美術1Fで現在開催されています。

無料体験と個別相談の申し込みはこちらから
無料体験https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
個別相談https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-soudan.html

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https://www.art-shinbi.com/admission25a/

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