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映像科:春期講習会直前!

こんにちは。映像科です。
寒暖差が激しく急に強い風が吹いたりと、まさに季節の変わり目といった感じですね。このブログを読んでいる方も、それぞれに新年度の準備をしていることと思います。

ena美術新宿の映像科では先日の3/17(日)に春期講習直前講座を行いました。内容は「映像メディア作品を構想する」。
映像メディア系の入試に関するレクチャー〜参考映像作品紹介〜映像作品の構想〜プレゼンテーション〜講評と、かなり盛りだくさんの一日でしたが…とても魅力的なプレゼンでした。参加された受講生の方、お疲れさまでした!

そして既にアナウンスしていますが、今週末からは全6日間の春期講習会もはじまります。
3/23〜3/28の6日間で一般選抜対策から総合型選抜の対策の導入も含む、色々な制作を体験できるカリキュラムです。詳しくはこちらから

(※去年の春期講習会のワークショップの様子)

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なお、春期講習会後には4/11(木)に一学期の授業が開講されます。映像科の授業は木金日週3日のコースです。
面談は随時受け付けています。新学期の授業についてなど、お気軽にご相談ください!

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映像科の授業
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春から受験生になる皆様へ。

昼間部 私立美大デザインコース主任の笹本です。

本日の東京芸術大学の合格発表をもって今年度の主要大学における受験もひと段落といったところでしょうか。受験生のみなさんおつかれさまでした。

ひと息ついて4/11から次年度の受験に向けて昼間部の授業がスタートします。が、「まだ4月から通う予備校が決まっていない」「資料請求したり、ネットでリサーチ中!」「通っていた予備校で継続するのか迷っている」このような状況の私立美大を目指す浪人生の方もいるのでは!?そこで、あらためて今年度の昼間部 私立美大デザインコースの入試結果を振り返ります。少しでも参考にしていただければと思います。

昼間部は30名が在籍していました。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を第1志望とする生徒が20名。そのうち 15名が合格。合格率 1.33倍。合格した15名のうち7名が学校推薦型選抜で合格。今年度も圧倒的な合格率でした。合格者のなかには、初心者から始めて合格した者もいれば、現役受験で実技30点のレベルから合格した者、上京して慣れない環境のなかで合格した者。さまざまな想いと事情を抱えながら受験生ひとりひとりが10ヶ月の間で見事に成長を遂げ、素晴らしい結果をだすことができました。その他に多摩美術大学と武蔵野美術大学の立体系、空間系、情報系にも高い合格率で進学が決定しています。

3/23(土)から春期講習会がはじまります。私立美大に進学して好きなことを学び、デザイナーやクリエイターを目指したいと考えている受験生(現役生も浪人生も)は春期講習会からスタートしましょう。お待ちしています!

 

《基礎科》きっといつかは

私ごとですが、、、
先日友人3人と展示をやりました。

僕はデザイン科出身なので、定期的に展示をやることがあまりなく
仕事もクライアントワークがメインなので、自分の作品を作ることって
ほとんどないんです。(自分で使うものを作ることはよくあるのですが)

そろそろ40が見えてきて、ふと「自分はなんで美術の道に来たんだろう?」
と考えた時に、ものを作る楽しみだったり表現することっていう
自分のために何か表現をすることが自分にとって原点だったような気がして。

このタイミングで一度その頃の気持ちで何か表現をしてみようと思ったのがきっかけです。

自分の中で題材を決め、自分で画材を選び、自分の知りうる知識と技術で表現をする。

楽しくもあり、とても大変な作業でもありました。
これを作家の人は日常的に続けてるのだと思うと、頭が下がる思いでもありました。
(とファイン系の人に言ったら、クライアントワークを続ける方が大変だ、と言われた)

実際作品ができて、展示をやることで反応を聞いたりすることができたのですが、
正直作品を作れたことである意味満足しました。
もちろん見てもらって嬉しいのですが、自分の中で生まれたものが一つ形になった
というある種の達成感が大きかったような気がします。

もう一つ展示の際のテーマとして、
デザイナー的な観点を捨てて、アーティスト的な観点で作品を作ることでした。
こうすれば完成しうる、といういつもの自分のものさしを一度置いてみる
ということの実験でした。

結果的には、やはり前者の部分が出さないようにしていても出てしまうし、
その二つが混じってできたものが、大学を出て社会人を経て立っている自分なんだなと、
自分の今までを再確認するような感じでした。

なんで自分が美術をやろうと思ったのか?
なぜ自分がこんな大変な目に遭ってまで美術を続けてるのか?
なぜ自分は表現をするのか?

美術や芸術はきっと自分と向かい合う行為なのかもしれません。
自分の中にもう一人の自分を立ててその相手ととことん話し合う作業。

いろんなことに悩んだり、つまづいたり、美術をやめようと思った時。
そんな時に、そんな自分と向き合ってみるといいかもしれません。
いいねや、他者の発言や比較、そんなもののために行うものではない
純粋な自分と向き合う時間がきっといつだって大事なのかもしれません。

さて、
基礎科ではある意味一番作家性の強い課題というか、
自由度の高い大作週間がやってまいりました。
基礎科最後の課題となっております。

時間をかけて、自分の選んだモチーフをしっかり表現する。
一番最後の課題としてはもってこいなのではないでしょうか。
基礎科の最後を錦で飾りたいところでございます。

今までで一番いい絵が描けたなあと、
自分で自画自賛できるような作品を目指してくださいね。

1年間みなさんお疲れ様でした。
受験科に行っても頑張ってくださいね。

秋葉原校 私大と筑波大芸術専門学群受験結果と春のイベント

秋葉原校です。

近頃また寒さが戻ってきて真冬のような日が続いていますね。まだ国公立の受験を控えている皆様体調を崩さないようにお過ごし下さい。

3月に入り私大の受験結果が出そろってきました。秋葉原校の成績はかなり好成績だったのではないかと思います。私大のなかで難関の多摩美グラフィックデザイン11名、武蔵美視覚伝達デザイン6名の合格者(共テ、総合型含)を出すことができました!他にも統合デザイン7名など、他学科も少ない人数の中で順調に合格者が出ました。

また8日に筑波大の芸術専門学群の結果も発表され、秋葉原校からは5名が合格しました!推薦入試と合わせると7名が合格しているので、こちらも好成績でした。

今年は特に第一志望に受かることができた生徒が多かった印象なので1年間指導に携わった側としても本当に嬉ししいです。合格を掴み取った生徒さんはおめでとうございます!

残念ながら第一志望に合格できなかった、浪人することになってしまった生徒もいると思います。秋葉原校では3月11日から3月21日までオープンアトリエという体験授業を開催するのでこれから一年間受験に向けて始動する高3生や浪人生、またこれから美術を始める中学、高校生などもご参加お待ちしています!春期講習会が3月23日からスタートするのでしっかりと準備して参加しましょう。

https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-spring-special/index.html

https://www.art-shinbi.com/season/spring/

 

新宿校 建築科

こんにちは。新宿校建築科です。

この度ena美術のブログ更新に加わることになりました。美術学部の中ではマイナーな建築科ですが、美術を志す方にぜひご興味持って頂ける場になればと思います。

今日3月8日は芸大建築科の実技入試2日目ですね。総合表現は入試の一番の山場です。

自分を取り巻く環境・空間がどんなものでできているか、それらが自分達にどのような影響を及ぼしているか。そんな身近な観察を通した『空間』という概念との対峙から始まり、捉えきれない複雑な概念を自分なりに噛み砕きながら、つくりたい空間像を絵・文章・立体等様々なメディアを用いて表現することを一年かけて学んでいきます。

普段生活していて空間について考えることはなかなか無いと思います。空間とは何か、その答えを一年で出すのは極めて苦労することで、きっと大学入学以降も設計活動を通じて探り続けることでしょう。

そんな設計活動の第一歩目として、生徒の皆さんが現段階で出しうる答えを、自信を持って発表できる日になることを祈っています。正解も間違いもない問いの答えに説得力を与えられるものは、冷静な客観性を兼ねた最大限の熱意です。

落ち着いて、自分がこの一年で得てきた自分の価値観に自信を持って、試験に臨んでもらえればと思います。