こんにちは、油絵科夜間部の鷹取です。5月10日の日曜日に行われた推薦入試イベントの第一回目が無事終了しました。入試が終わったばかりな気がしていますが、着実にまた今年度の入試が始まっているのだな、と改めて感じております。よーし、また頑張るか!ご参加くださった皆様本当にお疲れ様でした、推薦はやること沢山で本当に大変ですが、頑張っていきましょう!
さて、5月に入り、夜間部生の合格体験記が届き始めましたので2回にわたりブログに掲載しようと思います。今回は藝大現役合格の3名です。(去年夏頃届いた2025年度入試の合格体験記も昨年度載せそびれてしまっておりましたので、そちらも併せて掲載いたします。)
【2026年度東京藝術大学油画 現役合格体験記①】
油画科夜間部 梅澤フィニックス海斗
自分は美術高校に通ってたので高校1年生から油絵を描いていました。高校の最初の2年間で油絵の基礎を学んで高3から予備校に通い始めて受験に向けた絵の練習をしていました。予備校では疲れたら散歩をしてみたり家に帰ったら趣味のギターを弾いたりなどして切羽詰まらずに気分転換することを大切にして受験を乗り越えました。
自分は絵によって完成度にムラが出てしまうタイプで同じ時間をかけても自分が楽しいと思って描いた時と描きどころを見つけられずに描いた時で絵のクオリティがまるで変わってしまうので受験期は自分がどれだけ楽しんで描けるかを意識していました。シュールで笑える絵を描くことが好きでイメージ課題の場合はマグリットのように自分の気に入ってるモチーフを繰り返し絵に登場させることが好きでした。自分の場合、描き込んであればあるほど良い絵になったので入直では短い時間内にいかに効率的に無駄の無い作業を重ねて描き込む時間を増やすかに重きを置いて特訓しました。デッサンは入直から自分に合う画材が見つかったり絵の方向性が決まったりして一気に上手くなった記憶があります。
1次試験については元々自分を描くことが好きでよく自画像を描いていたので今年の課題を試験会場で見た時は勝ったと思いました。課題から外れないように自分らしさを表現することができたので受かったんだと思います。自分はイメージ課題の方が好きだったので2次試験でモデルが出た時は少し焦りましたが試験前日に鷹取先生とモデルや取材課題が出た時にどうするかを話し合ったので何とか自分の納得する作品にすることができました。
自分はすぐ調子に乗る癖があるのでよく鷹取先生にしごかれていましたが今思えばそれは先生の愛のムチでそれのお陰で今の自分がいるんだなと思っています。先生方の他にも家族や友達 の助けがあったから受かったので感謝の気持ちを忘れずに大学生活を送りたいと思います。もっと上手くなって世に自分の名を轟かせたいと思います!

※入試直前授業内作品
【2026年度東京藝術大学油画 現役合格体験記②】
油画科夜間部 兼石優香
私はできる限り周りと自分を隔離しようとしました。受験において、友達との馴れ合いや競争は必要なかったからです。合格できたのも、最後まで自分に集中できたからだと思っています。
新美には2年間お世話になりました。私が予備校に通い始めたのは高校2年生の春からで、基礎科に週3で通い、1年後の高3の春からは受験科の夜間部に週6で通いました。 目まぐるしい日々でした。受験科にいた1年間は人生で最も忙しく、充実した時間だったと自信を持って言えます。
私が受験において1番苦労したことは、納得することでした。基礎ばかりこなして描写が上手くなっていくほど、イメージ課題に対する苦手意識が強まっていき、自分の作品に納得できなくなっていきました。私は物がないと絵を描けなかったし、イメージだけのぬるい形を描き起こすことはそもそも私のすべきことではないと強く感じていました。
入直に入り、1次試験まで1ヶ月ちょっとという時になってやっと、自分は自分でしかなく、できることしかできないと気づきました。周りと自分に一線引いて、影響を受けないということを意識的に行うことで、自分が現状できていることを突き詰められました。 それからは自分のすべきことが理解できたし、描くこと自体にも自信を持っていたような気がします。
そして、大きな支えだったのは先生の存在でした。入直期間毎日居てくれた先生には本当に感謝しています。自信がなく迷走していた自分に、最後にはすべきことを明確に示してくれました。すごく心強かったです。 ありがとうございました。

※入試直前授業内作品
【2025年度東京藝術大学油画 現役合格体験記③】
油画科夜間部 小林蘭
『どんな時でもパワフルで!』
私は何時もパワフルであり続けることを大事にしていました!その中で、どれだけ自分を保てるか、いつだって走っていて、かつ冷静でいるかがキーとなっていました。藝大には小学3年生から憧れを抱いていて、受験するとなった時に改めて藝大を知り、ここで美術をしたいと強く思いました、冬季講習になって、藝大の卒制を見た時に、今の藝大にはこばらの絵画が必要だ、ここで絵を描かなければならないと感情が奮い立ち、そこからは来る受験に向かって走るのみでした 私は美術高校で3年間美術を全うする学校だったので、基礎力をつけて、高三の春季に新美に通いました。
最初はイメージデッサンを始めたてで、まだ自分の世界観が出来上がっていませんでした。 たびたびあるコンクールで、いつも実直に描いている人が上位を取っていて、「実直だが、泥臭い味のある絵だ!実直にイメージは勝てない!」と講評で言っていて、どうしたら実直に描いていく人にいーメジ軍は勝てるのか!?と1人悩みました。その時に鷹取先生に潔い絵を描きなさいと言われ、自分の中で答えが出ました。 こっちはイメージの世界を作って、その世界で突っ走るだけ!周りなんて気にせず勝手に1人で飛び抜けた絵を描けばいい! と答えが出たところで、毎回の課題での自分の世界観のスケールがどんどんデカくなっていきました! ときにパワフルを失う時がありますが、パワフルでない自分の人生はつまらなすぎるので、しっかり次のパワフルを取り戻すために画塾を昼から行ったりもしており、自分のご機嫌取りをうまくしていました。毎日同じ顔のみんなに会うのが頭がおかしくなったときは、美術に全く精通していない友達と飯を食べにいくのがおすすめです! 入直になってくると、毎回自分が描く絵にワクワクしながら楽しくかけました。自分がどうしても描いてしまうもの、描いていないと楽しくないものを必ず入れるようにして、テンションを上げながら絵を描いていました。 入試では自分が1番先を走るように、土煙り上げながら走ってこい!と鷹取先生に言われ、今思えば、会場の中でいちばん走っていて、昨日食べたものが胃の中で生き返るほどに、全身を駆け巡るパワーが溢れていたと思います。
大学の教授には、あなたのパワフルな感じが、絵から、見た目から、顔から、言葉から、文章から伝わってくる。と言っていただけました。この力がいつまでも自分の中にあるようにしたいです。 そして、自分にも負けないほどのパワフルをくれた鷹取先生には、計り知れないほどの感謝があります。どんな絵にも100%の講評をしてくれて、けつをたたいてくれるのは鷹取先生だけです!!最初は金玉の話を熱く語り合ったA先生クラスが良かったのですが、こんなこばらと一緒に走ってくれて、けつを叩いてくれるのは鷹取先生だけです!自分に関わった全ての人間、物事に感謝します。1年間ありがとうございました!!

※入試直前授業内作品
