こんにちは!彫刻科の小川原です。新しい戦いが始りました!1年は長いようで短いですから、たった一度の勝負に悔いを残さないように今から全力で挑んでいく姿勢はとても大切だと思います。
さて、春期講習のスタートですが、多くの学生が集ってくれました。盛り上がっていきましょう!
今日はデッサン、ヘルメスです!最初は僕の描き出しデモンストレーションを見てもらいました。
僕が今年力を入れたいのは「見る」力です。プレ春期講習からこの流れでやっています。どんなに描く力があっても、見る力が足りなければ形は合わせられません。
僕はデスケルもはかり棒も使いません。目で見てひたすら合わせるのです!ヘルメスらしさとは。詰まるところそれだけじゃないかなと思います。
石膏デッサンはとても難しいです。難しくて雲を掴むような感覚の人が多いと思います。でも木炭紙というサイズの紙の中に必ず答えはあるのです。その答えをどう探していくかで、僕は浪人生の頃は「形は自分で決めていくもの」と思っていましたが、今は考えが変わって、「形は像と相談して決めるもの」というような感覚になりました。とにかく像との対話を大切にしてください。むしろそれ以外は雑味でしかないと思います。ヘルメスはヘルメスでしか無いのだから、自己流の形になってはいけません。
さ、みなさん!どんどん上手くなっていきましょう!!像と語らい、像に学べの精神ですよ!