こんにちは、建築科主任の半田です。
今日は東京芸術大学の2次試験課題である総合表現について、ポイントを少し書こうと思います。
まず総合表現という課題は、B2とB3の2枚絵を描けますよね。
最も特徴的な見え方をB2に描き、
ひとつの提案を多角的にプレゼンテーションしなくてはならないのは、実際の設計でも同じです。
総合表現という課題は、ただ空想を描けば良い課題ではなく、発想のとっても自由な設計課題といえます。
あなたの考えた造形は空間にどう影響を及ぼしているのか、それを外と中をそれぞれ描くことで説明する課題なのです。
常に頭に置いておくべき考えは、内観は外観に、
B2は、作品の顔です。
魅力的な空間を描く為の時間の設定、影の向き、周辺環境との関係性、そこにいる人の模様などの工夫がほしいです。
B3に描く絵は、
2014年の入試では問題の図面を理解しているかを提示する必要
自分で考えた「あなたなりの」
そして、文章。時間が足りなくてテキトーに書いてしまってはいけません。じっくり時間をかけて書きましょう。
しっかりと作品だという意識を持って、プレゼンするつもりで書かなくてはなりません。
こどもにも伝わるくらい、わかりやすく書けたら良いと、個人的には思っています。
そして、受験生はそろそろぶつかり始めているかもしれませんが、
「いったいぜんたい良い空間とは何か」
その問いを抱きつつ、とにかくたくさん、周りを観察してみて下さい。建築のスタートです。
※新美の東京芸大建築科実技模試についてのご案内。
11月3日〈月〉
新宿美術学院にて
9:00ー
詳しくはHPでご確認ください。