基礎科油絵の講師、岡田です。
新美の基礎科の油絵課題がはじまりました。
モチーフは「牛骨」と「赤のベルベット布」。
油絵の表現方法は様々で、とても自由な素材です。
どういった色、どういった表現方法で作品を仕上げてあげるのか?
油絵具のこと、筆のこと、オイルのこと、いろいろと注目することがありますが、まず描き出しで大切なのが「構図」ではないでしょうか。
例えば今回の静物課題を描き出す時、先ずはこのモチーフをどこ興味を持つか?どこを楽しんで油絵に仕上げるのか?よーく観察して考えてあげる事で、良い絵の完成が近づいてくるように思います。
どうやってモチーフを切り取り、画面のどの位置に、どういった大きさで配置してあげるのか?自由に構図を楽しむ!
例えば・・・
↑ 横で切り取った構図だと、こんな感じ。
↑ 縦で切り取ってみると、こんな感じ。
「横構図」「縦構図」で随分と印象が変わります。
「縦構図」の方がより牛骨に注目している印象があります。
それに比べて「横構図」は赤布の要素も取り込まれ、台上に置かれている状況も描きやすくなった印象があります。
同じ構図でももっとクローズアップしてみると、
↑ より、牛骨と赤布の関係に注目している様に感じられます。
↓ 同じモチーフも裏から見ると、、、
↓?斜めから見ると、、、
↓?この見え方を色々な切り取り方をしてみると、、、
描いてる人が注目している目線の違いが見えませんか?注目すべき『描きどころ』もそれぞれ違いがあります。
楽しんで描き上げるために是非いろいろな構図、いろいろな見方に挑戦してみてください!
↓ (ほんの一部ですが、、)今回の基礎科の皆の構図はこんな感じ、でした。皆がんばれ!!