カテゴリー別アーカイブ: 先端芸術表現科

個人資料ファイルのテキストについて(冬期直前講習会と公開コンクールのお知らせ)

こんにちは。新宿校先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

先端の受験で課される個人資料ファイルでは、作品の記録写真やドローイングだけではなく、自分が何を行い、何を考えたのかという個別の制作に関する文章や、志望動機など、自分が行ってきたことを言語化し、他者に提示することも求められます。もちろんここでの言語化とは、それ自体がいったいどのような営みなのか、ということについての解釈は様々な形がありうるでしょう。それは制作のあり方や活動のあり方、それをテキストのレベルで他者にいかにして提示するのかというテキストと作品や制作の関係に基づいて、個人的に打ち立てられるものだと思います。

しかしながら、最も重要な前提として、個人資料ファイルとは自分の活動を全く知らない人、いかなる文脈も共有していない(と考えられる)他者に対して、自らの興味や表現の可能性を20ページという限られた量の中で見せるものであるということがあります。つまり、作品や活動の現物をそのまま見せることができないなかで、自分がこれまでに行ってきたことをいかにしてまったくの他者に提示するのかということが、意外と忘れられがちな前提であるということです。

今回の冬期講習直前講座では、個人資料ファイルのテキストを実際に書いてみる、ということを授業時間内で行なったのちに、それを初めて出会う人に読んでもらうということを行ってみます。具体的にはこれまでの制作や活動や試みなどを一つ選んでみて、それについてテキストと写真などによってまとめて見る作業を短時間ですが行ってみます。個人資料ファイルで悩んでいる方、テキストが書けないと思っている方は、どこでひっかかっているのか、詰まっているのかを確認する機会としてもぜひ活用してみてください!

日程は、12月1日(日)の17:30-20:30になっています。
講座は全てオンラインで行います。ですので遠隔の方もぜひこれを機会に、ファイルを進めるきっかけとしてもお使いください。申し込みはこちらから。
https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-pre-winter/pre-winter-D.html

また公開コンクールも現在参加者募集中です!こちらは11月23日(土・祝)に開催されます!
先端のコンクールでは、二次試験に行われる総合実技を行います。現段階でできている個人資料ファイルがある方は、途中でも構いませんのでぜひ持参してください。今の段階での、仮の締め切りの練習だと思って、個人資料ファイルの方はまとめてみましょう。その上で、そこから受験までに考えたほうが良い点、受講者の制作や活動の持つ可能性について、コンクール終了後に個人面談の形式でお伝えします。申し込みはこちらのページから。
https://www.art-shinbi.com/koukai/2024/

それでは、先端芸術表現科でした。

 

先端芸術表現科公開コンクールと冬期講習について

こんにちは、ena美術新宿先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

今回は公開コンクールと冬期講習についてのお知らせです。

まず、公開コンクールについてですが、こちらは11月23日(土・祝)に開催されます!
先端のコンクールでは、二次試験に行われる総合実技を行います。現段階でできている個人資料ファイルがある方は、途中でも構いませんのでぜひ持参してください。今の段階での、仮の締め切りの練習だと思って、個人資料ファイルの方はまとめてみましょう。その上で、そこから受験までに考えたほうが良い点、受講者の制作や活動の持つ可能性について、コンクール終了後に個人面談の形式でお伝えします。申し込みはこちらのページから。
https://www.art-shinbi.com/koukai/2024/

 

続いて冬期講習会のお知らせです。
冬期講習会は、前期、中期、後期の3つのタームに分かれています。申し込みはこちらのページから。
https://www.art-shinbi.com/season/winter/shinjyuku/sentan/index.html

前期は12月16日(月)から21日(土)までの夜間17:30-20:30に開講されます。こちらでは、1次対策のみを集中して行うカリキュラムになっています。先端の一次試験はここ数年倍率も上がってきていますが、しっかりとした基礎力をつけることが試験においてもっとも大事だと考えています。この期間では素描・小論文ともに、基礎的な力から、本番形式の課題まで対応できるような課題を構成しています。

中期は、12月23日(月)から30日(月)までの8日間のコースで、9時半から18時半の8時間になっています。すでにニュースの方にもお知らせが出ていますが、中期について一部カリキュラムの順番のみを変更します。

現在ホームページに出ているカリキュラムが、

23	月	一次対策(小論文/素描)初日ガイダンス
24	火	一次対策(小論文/素描)
25	水	一次対策(小論文/素描)
26	木	一次対策(小論文/素描)
27	金	一次対策・作品制作/制作相談
28	土	制作日
29	日	講評
30	月	総合実技 ファイル面談

となっていますが、こちらを以下のように訂正いたします。

23	月	一次対策(小論文/素描)初日ガイダンス
24	火	一次対策(小論文/素描)
25	水	一次対策・作品制作/制作相談
26	木	制作日
27	金	講評
28	土	一次対策(小論文/素描)
29	日	一次対策(小論文/素描)
30	月	総合実技 ファイル面談

全体の時間数などは変わらないのですが、カリキュラムの効果を考えて順番を入れ替えた形になっております。お手数ですがこちらの方ご確認の上受講していただければ幸いです。
中期から後期にかけては、1Fギャラリーも用いて講評を行います。いつもとは異なるちょっと広い空間で展示を行ったり、記録写真を撮影する機会にもなっています。中期では一次対策から総合実技まで総合的に対策を行いながら、今の時点で何ができていて、何ができていないのかについてしっかりと確認する時間をとっていきます。また制作についても、この段階で自分が制作を通して考えていきたいのはどういうことなのかについて、ゆっくりと時間をかけて話していきたいと思っています。

後期は、一次試験対策にくわえて、総合実技の対策を最大で2回行うことができます。一次試験や総合実技に不安を感じている方は、共通テスト前までにぜひ一度自分のなかでの課題の解釈の基準や、素材の扱い方などを掴んでもらいたいと考えています。総合実技は、素材演習から課題への応答の仕方まで考えることのできるカリキュラムとなっています。また、1Fギャラリーは継続して使用できますので、そちらで記録写真を撮影しながら、個人資料ファイルの方も進めてもらう期間になっています。

最後に、オンライン冬期講習のご案内です!遠方にお住まいの方で、新宿での講習に参加できない方にはオンラインでの冬期講習もあります。
https://www.art-shinbi.com/season/winter/online/sentan/index.html

こちらは、オンラインで2課題行うコースになっております。先端では受講生の方の進度や状況に応じて課題の方は適切に出題していきたいと思っていますので、遠方にお住まいの方で東京に講習会で来ることが難しい方はぜひご検討ください!

それでは大変長くなりましたが、先端芸術表現科でした。

 

先端芸術表現科の2学期と公開コンクールのお知らせ

こんにちは、ena美術新宿先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

夏期講習もおわり、2学期の通常授業が始まりました。
夏期講習では一次対策小論文・素描ともに、基礎的なところから試験本番での対応まで進めていきました。秋からはもう一度基礎の積み重ねをしっかりと推し進めながら、月に1度は本番の実践形式を行い、偶然に任せないで先端の一次試験を通過するための力を養っていきます。

また、秋からはこれまでの制作や活動を振り返り、自分自身が考えていたこと、行いたかったことなどを言語化する作業も進めていきます。個人資料ファイルの制作に向けて、さらに自分の制作の基底にあるものを捉え直し、制作や活動を自分の興味に基づいて作り上げるような作業を面談とともに行なっていきます。

さて、二学期には公開コンクールも開催されます。今年度は11月23日(土・祝)の開催で、2次試験総合実技と面接をコンクール形式で行います!校外生の方も参加できますので、現段階での自分の試験における位置付けを把握したい方の参加をお待ちしております。昨年度の公開コンクールは同点で2人の方が1位だったのですが、2人とも無事に合格しています。詳しくは以下のリンクをご確認ください。
https://www.art-shinbi.com/koukai/2024/

また、夏期講習もおわりましたので、無料体験も再開しています。先端では毎年秋から受験を始める方も多く、ここからスタートしても決して遅くない受験の形式になっていますので、興味のある方はぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

それでは、先端芸術表現科でした(画像は過去の合格者の総合実技の再現になります)

先端芸術表現科の夏期講習、始まっています!

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

夏期講習も始まり、最初のタームが無事に終了しました。
一次対策素描・小論文では基礎的な課題をしっかりと仕上げることを徹底しながら、本番に向けての問いへの応答も徐々に仕上げていきます。
制作においては、夏に時間をかけて制作を進めると同時に色々なことを試みることができる時間になっています。講評会では、制作したものについて単に評価したりコメントするだけでなく、そのプロセスにおいてどういうことを考え、どういうことに迷ったのかなどについて話を聞きながら考えていきます。出来上がった「作品」を評価することではなく、制作や活動において自らが行なったことや行おうとしたこと、できなかったことなどを考えていくことを通して、自らの興味や関心のありかたを明確にすることを目指しています。

さて、夏期講習5期と6期については、まだ空きがありますので受講可能です!

5期、6期ともに、1Fのギャラリーも使用して講評会を行い、制作の記録も行なっていきます!
これから先端の受験を始める方、先端の一次や総合実技の評価基準について悩んでいるかたなど多くの方の受講をお待ちしております。

また、2学期からの入学を検討されている方には、特待生や遠割という制度もあります。遠割は1都3県外からの受講生に対する割引制度になります。

特待生の詳細 https://www.art-shinbi.com/pdf/2024_tokutai_02.pdf
遠割の詳細 https://www.art-shinbi.com/pdf/2024_enwari.pdf

2学期からの受講を検討している方は上記の制度もぜひ参考にしてみてください!

それでは先端芸術表現科でした。(画像は昨年度合格者の総合実技再現になります)

先端芸術表現科1学期授業終了と夏期講習について

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

7月14日(日)で1学期の授業も終了し、いよいよ夏期講習になります。夏期講習では近年倍率があがっている一次試験対策をしっかりと行いながら、毎ターム講評会もいれていくことで、秋以降の制作のベースになることを共有して進めていくことを目指しています。どのタームを受講すればよいのか、や具体的な授業内容について知りたい方は、予備校まで連絡していただければ夏期講習前にも面談などで対応することが可能です。
夏期講習の受講や詳細は次のページからご覧ください。
https://www.art-shinbi.com/season/summer/shinjyuku/sentan/index.html

 

さて、夏期講習は7月25日(土)から始まります。各ターム6日間で、8時間という授業時間になっています。1ターム目では、一次対策から総合実技まで満遍なく対策を行なっていきます。ここから先端の受験を始めようと思っている方にもお勧めのコースです。

 

次のタームは8月1日(木)から!こちらのコースでは一度課題演習を入れて、1日で何かを制作する時間も設けます。それによって各受講生の興味をより明確にしてもらうことを目的としています。また最終日では今年合格した人がゲストでやってきて、受験の進め方や制作について共有してもらう時間を設けています。

 

この次のタームは一週間空いて、8月15日(木)からになります。この空き期間を利用して、制作の方を進めてもらうことを期待しています。このタームでは一次対策についてもより進んだ対策を行っていきます。講評会では、1Fギャラリーも使用して、いつもとは異なる環境も利用できるようにして進めていきます。

 

最終タームでは、最後の二日間でコンクール形式で一次試験の素描・小論文、二次試験の総合実技を行います。ここで今の自分にできることとできないことを明確にして、秋からの授業につなげていくことを目的としています。ですので、現段階での成績自体は気にしなくても大丈夫です。明確に区切られた時間のなかで行ってみることが、このコンクールの意義となっています。また、このタームも講評会では1Fギャラリーも使用して行います。かなり広めの壁面や、出窓のような空間などもあり、それによっていつもとは異なる仕方で展示することや発表することについても考えることができればと思っています。

 

 

また、遠隔にお住まいの方には、オンライン夏期講習会というのも開催されます。東京にきて受講することが厳しい方はぜひこちらの方もご活用ください。
申し込みはこちらのページから。https://www.art-shinbi.com/season/summer/online/sentan/index.html

 

それでは、夏も多くの受講生の方の制作や表現に出会えることを楽しみにしています。先端芸術表現科でした。