月別アーカイブ: 2023年12月

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

2学期12月ターム講評期間です。受験生は最後のオンライン教育科の講評となります。冬期、入試直前講座へとつなげていきましょう。高1・2生は3学期も1月タームからあります。

2022年度オンライン教育/合格体験記   更新しました。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。

特別講義は1月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

◯2023冬期講習会 12/16から1/7です。

 

2023オンライン教育科冬期講習会 作品制作中です。

12/14(木)1800 申込締切

12/17() 10:00~ オリエンテーション

12/20() ~12:00締切 中間講評

12/23() ~1630 作品撮影/画像UP

12/24() オンライン講評

オンライン教育科冬期講習会の課題数は、デッサンと、専門課題の2課題です。講評はWebミーティングツールを利用したリアルタイム講評になります。作品のやりとりは全てオンライン上で行い、制作途中での質問などはメールで随時受け付けながら、遠隔の受講生をサポートしていきます。

※2課題の内容は、受講生個別にカリキュラム組みます。

 

 

オンライン教育科  新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

映像科:冬期講習会がはじまりました!

こんにちは。映像科です。
北風吹いたり南風吹いたり、寒暖差で体調管理もモチベーション管理も難しい冬です。

ena美術では冬期講習会が始まりました。
映像科の冬期講習会は前期、中期、後期の3つのコースがあります。
本番が着々と近づいてきている中で、どのコースも入試を想定した課題を制作していきます。

16日に始まった前期 私立美大映像/志望校別対策コースでは、感覚テストや発想力、小論文、鉛筆デッサンなど、それぞれの志望校に応じた課題を制作しています。

続いて中期は武蔵野美大映像/実技総合特訓+コンクールコース。こちらは武蔵野美術大学映像学科の実技試験対策を8日間集中して制作するコースになります。(東京造形大各映像メディア系専攻、 日芸映像系学科など他大学の対策にも、志望に応じて対応します。)
中期のラスト2日は武蔵野美大映像学科型コンクール(実技模擬試験)を行います。実際の試験の形式を想定して出題されるため、入試直前になる前に自分の実力を改めて見直す機会ではないでしょうか。

最後の後期は武蔵野美大映像/感覚テスト特訓コース。感覚テストの対策に特化した4日間のコースです。新しい年を迎えてすぐの講習になりますが、あなたなら、感覚テストでなにを書き初めしますか?

今年の映像科のブログは今回最終回なります。
入試が近くなってきて、焦ったり、不安に思うことも多くあるとは思いますが、自分のことを撫でてあげることもときには必要です。
いかに自分の機嫌をとってあげるか、年末は少しだけ休みつつ、良いお年をお迎えください。

【基礎科】なぜか今日は

徐々に寒さが本格的になってきて、昼間と朝夜の寒暖差が激しくなってきました。
そうなってくると、キツくなってくるのがもっぱら朝ですよね。
朝誰しもがお布団から出るのが億劫になってくる、というよりは
冬だからよりこそ布団の中にいる時間が幸せに感じるという。
私は当然といえば当然なのですが、サラリーマン時代は一度も寝坊などをしたことがなく
ちゃんと朝会社に行っていたのですが、
高校時代は御多分に洩れず、朝起きれないタイプでした。

人生の半分は眠っていると世間では言いますが、
そのときに使用する寝具の質によって眠りの質が変わるとかなんとか。
オーダーの枕だと3万円以上、高級マットレスだと10万円以上、
バブルの頃はウォーターベッドなんていうものもありましたね。
元気に働くために眠りの質を向上させるのか、
眠りの質を向上させるために働くのか、
もう目的を見失ってしまいそうです。

ですが、美術において道具は間違いなく大事です。

一番わかりやすいのが筆ですね!

自分の引きたい線を一発で引くため、
一回でムラなく面を塗るため、
筆は穂先が命です!
筆というのは雑に扱えば、すぐに穂先はボサボサになったり、
変な方に癖がついたりしてしまいます。
細かな描写をする際にそんな筆では余分な質感が入ってしまい、
何度も修正したり、直したりすることになるのです。

日本画科などはとても繊細な筆の使い方を求められますし、
筆に含ませる水の量で微妙な濃淡をコントロールします。
また、水彩なので、アクリルガッシュのように上から塗りつぶすことができなく
(できるけど汚くなっちゃう)
一筆一筆がとても大事になってきます。
日本画の筆はそういうこともあって一本一本が高いのです。
デザインだって油絵だって、筆は安いものではありません。

私が予備校に通ってた時は、今の時期のような講習会の合間の休みに
道具をすべてメンテナンスしたり、整理する人が多かった気がします。
筆のお手入れをしたり、絵の具を整頓したり、鉛筆を揃えたり。
そして万全の状態で講習会に臨んでいました。

プロの世界もそうです。
プロのデザイナーや画家でも道具を皆大事にします。
(だってそれで食べていくわけですから。)
今から道具を大事にする癖をつけましょう。

いよいよ今週末からは冬季講習スタートです。
一度道具を整えて、冬季講習に備えましょう。

あといっぱい寝て、体調も万全な状態で。

二学期終わり冬期に向けて 秋葉原校

秋葉原校です。

秋葉原校は12/9で二学期が終了しました。推薦入試も終わり秋葉原校は多摩美、武蔵美などの私立受験では好成績を収めることができました。残るは筑波の推薦入試の結果ですが、こちらもみんな合格してほしいですね!

二学期最後は校舎合同デザイン科コンクールで締めくくりです。静物デッサン、芸大系、多摩美系、武蔵美系を受験する生徒達がそれぞれの課題を制作しました。今回は校舎間合同での開催ということもありオンラインでそれぞれの校舎と繋ぎながらの全体講評。ちょっと新鮮な雰囲気でした。(その様子を写真に撮れなかったのが残念!)この規模でやる実技模試は今年度最後になるかと思うので、評価が良かった人も悪かった人もそれぞれ冬期に向けて気持ちを引き締めていってほしいです!

彫刻科:2学期お疲れ様でした。

講師の新妻です。2学期が終わりました。自分の中で「これはキタぞ!」っていう作品がいくつ作れて、ターニングポイントになるような実技はいくつあったでしょうか?自分の受験時代を振り返っても一番記憶に残っている密度の濃い実技は入試直前よりも長く制作できる秋〜冬にかけてが多かったなぁと思います。ここからは時間的にも内容的にも試験を意識した課題が増えてくるかと思いますが、昼間部生はここまでの蓄積の中に判断材料は十分に貯まってきているはずです。一つ一つの課題を点ではなく線で捉えて、強みと弱みを理解しながら合格への道のりを整理していきましょう。現役生のみんなも2学期でとても成長しました、ここからまだまだ上手くなります、前進あるのみです!

直近の秀作を紹介します。

今年は毎週末に近い頻度でコンクールを行い自力の判断を鍛えてもらっていました。そんな中での塑像コンクールの課題「自刻像と布の構成」です。人物の様子と布の扱いに関連があり自然と視線の方向へ空間のベクトルを感じさせる構成です。狙いとクオリティが噛み合ってきて、作品を見るのが楽しみになってきました。

マスクと任意のモチーフのイメージを使った構成です。空間の扱い、模刻物の精度、任意のイメージに対する言い切りの説得力、3つが噛み合い良い作品になりました。初動の勢いも含めて、この「上手くいった感」をしっかり分析して今後に繋げていきましょう。

マスクの構成の際に少し控えめな作者でしたが、扱う物量の踏み込みや言い切りのギアをグッと挙げて伝えたいことがはっきりして面白くなりました。扱える時間制限の中で何ができるのか、どこまでやれば第3者に伝わるのかを毎課題明確に意識していきましょう。

夜間部生の作品です。難しい模刻ですが、「かっこいいジョルジョ」のイメージに向かって作業を重ねていく様子が頼もしさを感じました。良いテンションです!印象を牽引していく力はあるので立体物としての前面と背面との関連などベースの押さえどころが自浄できて来れば尚良いです。

少ないですが今回は以上です、ではまた。