日別アーカイブ: 2023年4月28日

夜間部デザイン工芸科 今月の生徒優秀作品

どうも講師の山内です!
今月の生徒優秀作品紹介のコーナーです!

昼間部 私大デザインコース Iさん

うまい……!
まだ4月なのに…。まだ春なのに…。
デッサンの難しいポイントとして、空間を描くという考え方があります。モチーフを描くことが出来るひとは多いけど、空間を描く……?なにそれ?てひとは多いと思います。この絵にはめちゃくちゃ空間があります!テクニック的に難しいことをしてるわけではないけど、素朴に色を合わせていく感じが素晴らしい!
空間をリアルに描くコツは、自然にみえる色をつくること!
そして自然にみえるコツは上手に嘘をつくことです笑
約30の嘘という言葉がありますよね。大きな嘘をつきとおすためには、小さな嘘が30個必要っていうアレです。
静物デッサンでいうと、白背景で描いている時点でひとつ大きな嘘をついています!笑
なので、白い世界に存在してる感じを成立させるために、反射光を入れたり明度彩度を調整したり小さなフォローが30個くらい必要なわけです。そういった細やかな気配りがこの絵の中にはたくさん発見できます!うまい!

 

 

夜間部 私大デザイン工芸科コース Hさん

うまい…。
しかも偉い…。なにが偉いかというと、細い線が綺麗に描ける筆をネットで探して買ったらしいんです。賢い!
この日はHさん遅刻してた気がしますが、それでもスピーディーかつ丁寧な作業でこのクオリティ!
時間をかければかけるほどいい作品になるとは限らないのが絵を描くことの面白さですよね。実際の試験でも5時間の試験を3時間ぐらいで終わらせて、満点で合格したひとが過去にいます…!
話を戻すと、この作品の良さはスピーディーかつ丁寧なところなんです!(2回目)
速さと丁寧さって別の概念じゃなくて、速さを求めるなら丁寧に描けばいいし、丁寧さを求めるなら、速く描く工夫(物理的な意味だけじゃないですよ!作業工程とかも含めて)をすればいいんですよね!この時期にそれが理解できてるのはちょっと賢すぎるな!