日別アーカイブ: 2023年4月12日

先端芸術表現コース合格体験記2023その3

こんにちは。先端芸術表現コースです。
初回授業もはじまり、いよいよ新学期のスタートです。今年もどのような表現への期待をもった受講生が集まるのか講師一同楽しみにしております!

さて、今回は一次試験素描で現役合格をしたIさんの合格体験記になります。
Iさんは春期講習から1年間通われての合格でした。本当におめでとうございます。

・先端を受験しようと思ったのはなぜですか?
私はもともと美術系の高校で油絵を専攻していました。しかし、その中で絵画表現に縛られた制作をすることに違和感を抱いて、メディアや形式に縛られずに自分の興味を追求するような制作が出来る専攻に行きたいと思い、先端を受験しました。

・新美にしようと思ったのはなぜですか?
講師や教室全体の雰囲気が良かったので、1年間無理なく通えると思って新美を選びました。

・一次試験素描受験ですが、予備校での対策はどのように役立ちましたか?
私は、最初は描き込みが一箇所だけだったり、絵の中での狙いが弱かったりしていました。しかし、全体に手を回すということや、絵全体でねらいを作るということを意識するような課題をやったことで、自分のデッサンが成長したと思います。試験本番では、かなり描く量が多い課題が出たのですが、画面全体に手を回すことを意識しながら細かく描き込んで、余白のない構図でも描き切ることができました。

・自分の制作を進める中で予備校をどのように活用していましたか?
私は普段、自分の部屋で誰に見せるでもなく、閉じた環境で制作をしていたので、自分の制作を遠慮なく外に出す場所として、月に一回の講評会を活用していました。また、予備校は、講師との雑談や面談の中で、思わぬ気づきや自分の中の引き出しが引き出されるような場所でもありました。

・予備校での講評で印象に残っているものはありますか?
講評会で、制作の中での気づきを話していたときに、「初めて地球に来た宇宙人みたい(当たり前のようなことに感動しているのを楽しそうに喋っているのが面白い)」と言われて戸惑ったことです。その時に、「世界の全てを知りたい」という、自分で自覚していなかった、制作の動機や欲望の1つが引き出されたので、印象に残っています。

・個人資料ファイルを制作するプロセスで予備校はどのように役立ちましたか?
自分の制作の全体を時系列でまとめたり、自分にとって大事なことを文章化して言語化したことが一番役に立ったと思います。それをしたことによって、個々の作品の位置付けや見せ方などの最終的なレイアウトに繋がったと同時に、制作していた時にはバラバラだったものが、ファイル作りで文章化していくなかでまとまっていって、自分のやりたいことを明確にすることが出来ました。

・最後に今年1年を振り返り自由にどうぞ
私は新美で課題を出される度に、「何だこれ?!」と思って毎回悩んでいました。しかし、放り出さずに1つ1つ気合いで乗り切っていたら、結果的には本番でどんな課題が出ても諦めずに乗り切れる体力がついたと思います。また、新美の課題で対策して身につけた力は、本番の課題を乗り切るのにとても役に立ったと思います。一年間、息切れしない程度に、全力で頑張れる環境にいれたことで、楽しみながら受験を乗り切ることが出来ました。

今年度の他の体験記は以下のリンクから読むことができます。
https://www.art-shinbi.com/blog/20230403/14/
https://www.art-shinbi.com/blog/20230327/21/

無料体験の参加も随時受け付けております。以下のリンクよりお申し込みください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

それでは、先端芸術表現コースでした(画像はIさんの再現の拡大画像になります)。