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超初心者向けのデッサン進め方(デザイン工芸・初級の知識):渋谷校

超初心者向けのデッサン進め方(デザイン工芸・初級の知識):渋谷校

こんにちは渋谷校です。

家庭での自宅学習こでれから初めて鉛筆デッサンやってみようと思っている人いますよね

そんな時、自己流で大丈夫?不安になりますよね。
一人でどの様に進めたら良いか不安ですよね?
じゃ、教えましょう。まず第一歩、超初心者向けのデッサンプロセス。
簡単にね。

まずは目次
1.あたりを取る
2.はじめは調子で
3.もっと描け!
4.更に細かく
5.完成

では、本編です。

1.あたりを取る

まずはデスケルなどで構図を決めましょう。
スケッチブックにクロッキーをして構図を確認しても良いです。
この時に大事なのは入り方のバランスですが、あまり細かいことを気にせずはじめは、
やっちゃえ!
ただし上下左右のモチーフの切れる位置、上下左右の中心に来る場所をしっかり決めましょう。
デスケルを参考にすると良いでしょう。
次に画面に描き入れるのですが、”あたり”です。きっちり描かなくて良いです、形なんて初めは合わないのが当然。
大事なのは用紙のどこに入るかと、大体の大きさ、それぞれのモチーフの位置関係が合っているかです。
この点は大事によくモチーフを見ながらあたりを入れましょう。
この図のようにざっくり、ユニの3Bぐらいで筆圧弱くふわっと描きましょう。
初めは直すことが大事なので、消しにくいような強い筆圧で描いちゃダメダメ。

 

2.はじめは調子で

全体の構図が良い感じであたりが入ったら次はモチーフの内側に調子でなんとなく。
初心者はよくアウトラインを一生懸命に描くのを見かけます。
アウトラインは必要ない!実際にモチーフの外形に線なんて無い、デッサンではなく今まで描いてきた漫画のような絵の悪い影響
モチーフに似せていくのであれば、モチーフにないアウトラインを描く必要はない。
モチーフの暗い部分からで良いので内側からモチーフの形や膨らみに合わせて調子を載せていきましょう。
このあたりも3Bぐらいの柔らかめの鉛筆で。消しやすく描くの大事。

 

3.もっと描け!

徐々に手を入れていきますが先ほどと同じ様に、モチーフの明暗に合わせて暗い方からのほうが良いかな。
少しずつ形も見えだすので、慎重に形が違うのであれば、早い段階に合わせていきましょう。
でもまだ細かい形は気にしすぎずに、大きな関係、モチーフの重なる位置、モチーフの大まかな印象が大事。
大きく大きくゆったりととらえていきましょう。
一箇所にこだわらず全体に手を入れる感じです。まだまだ鉛筆は寝かせて芯の腹を使って調子を乗せる感じ。

 

4.更に細かく

先程から更に細かく、徐々に細かい形にも手を入れていきましょう。
少しずつ鉛筆の硬い方も使っていきましょう、少しずつ鉛筆の先の尖った部分も使って描きこんでいきます。
どの時間帯でもそうですがモチーフの観察する時間は大事です。
また、何を表現するか考えながら描きましょう。
モチーフの立体感、光の方向。質感や前後の空間など、モチーフの持っている特徴を見る人に正確に伝えることが大事です。
もう一つモチーフの魅力を感じて表現できたら良いですね。

 

5.完成

で、完成。一気に細かいプロセスは端折りました。最初からこんなにうまくは行かないです。
とにかく経験することが大事です。
また、ざっくりした解説だし、プロセスなんて人によって違うのであくまでも参考と考えてみましょう。
やってみて誰かに見てもらいましょう。
まだ予備校に通っていない人は渋谷校に是非、現在こんな時期でもオンラインで指導や講評を行っています。
デッサン時に使用する道具がわからなければ、以前のブログでも解説しています、参考にしてみてください。

 

※デッサン道具の解説ブログ
https://www.art-shinbi.com/blog/20200427/

これであなたは受験への第一歩を踏み出すことが出来るようになるでしょう。まずは、渋谷校のアトリエに通って制作できるように、一緒にコロナの収束を願いましょう。

さて、お役に立てたでしょうか。また、なにか上げて欲しい題材がありましたら渋谷校までリクエストください。出来る範囲で掲載していけたらと思います。