日別アーカイブ: 2016年10月1日

彫刻科近況

彫刻科 昼間部講師の氷室です。

この2学期にどの様な目標を立て自分に挑戦していくのか、鍵になる時ですね。
その大切な時期、新美では、10月9.10日に、塑像とデッサンの公開コンクールを開催します。
このコンクールで上位の結果を残している学生は、芸大への合格率が高いこともあり、より客観的に現段階での実力が計れます。
現在の力をぜひ、遠慮なく試しにきて下さい!!
また、緊張しやすい方!本番へむけて、気持ち的に慣れておきたい方にも、このコンクールは良い機会だと思います!

東京芸大|彫刻・石膏デッサン コース
◯10/9(日)のスケジュール
8:30|集合
9:00|制作
12:00|昼休憩
13:00|制作
16:00|制作終了
17:30|講評
20:00|講評終了
※昼休憩は制作できません。
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持参用具:木炭デッサン用具一式、下敷用紙(未使用木炭紙)
[木炭紙は、当日支給します。]
※定員になりしだい締め切りますので、早めにお申し込みください。

東京芸大|彫刻・塑像 コース
◯10/10(月・祝)のスケジュール
8:00|集合・準備
9:00|制作
12:00|昼休憩
13:00|制作
16:00|制作終了
17:30|講評
20:00|講評終了
※昼休憩も制作できます。
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持参用具:◎シュロ縄、塑造用具一式 作業着。
※塑造は当学院の設備の都合上、定員で締め切らせていただく場合があります

詳しくは新宿美術学院のホームページをご覧下さい。

さて、ここからは彫刻科の実技近況報告です!
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とても豊かな色幅が使えています。光源が分かりやすく、かつ奴隷が持っている緊張感ある動きにも迫れています。両立する事は難しいですが、よく研究できています。

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こちらは現役生のデッサンです。奥側の表現はもう一歩ですが、円盤の持っているスケール感や形の迫力が、伝わってきます。触る様な感覚で、素直に粘り強く形を追って行く作者の姿勢が魅力を引き出しています。

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完成度が高い素晴しい作品です。バランスが良く、表現しきる段階まで仕事ができています。作者の持っている感性と日頃の努力がつながりました。集中力を感じさせてもらえる作品です。

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ベースになる骨格や筋肉の理解力が、作者の努力によって付いてきました。表現に貪欲な所や作品の完成イメージを強く追究していく姿勢が結果につながりました。醸し出す雰囲気に魅力が感じられる作品です。

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こちらは、現役生の作品です。硬さはありますが、丁寧に作り上げて行くベース意識の上に表情が絡みはじめてきました。これから先の仕事が楽しみです。

話が変わりますが、先日、小川原主任の作品をみに、新制作展に行ってきました。
色んな捉え方ができるストーリー性のある作品に、刺激を受けました。
もうすぐ、稲田先生の個展も始まりますね。楽しみです。
こんな年も珍しいのではないでしょうか。
私の個展も11月から始まります。
三者三様、みなさんへの刺激になると良いなと思います。

そして、私事ですが、先日栃木での野外展示に参加してきました。
以下、作品の写真です。
野外展示では、自然が目の前にあるので、考えさせられる事が多く、悔しい事や自分が出来ない事もたくさんありますが、想像以上に成長させてもらえます。
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今回は以上です。
次回のブログは、小川原主任の担当です。
お楽しみに!