カテゴリー別アーカイブ: ena美術

「ブルーピリオド」実写映画化!

こんにちは、ena美術全科総合部です。
ena美術(旧新宿美術学院)の出身で、芸大に現役合格し現在漫画家として活躍している山口つばさ先生の漫画「ブルーピリオド」が、少し前にアニメ化されましたが、今度は実写映画として8月9日(金)から公開されることが決定いたしました!
そして、ena美術として映画の撮影に全面協力。リアルに校舎での撮影も行われました。さらに!なんと!ena美術在籍の講師が、演者として出演もしております!これはなにが何でも、ぜひ映画を見に行かなくては!ですね!映画公開、楽しみですー!

映画「ブルーピリオド」
出演者:眞栄田郷敦 高橋文哉 板垣李光人 桜田ひより
公開日:2024年8月9日(金)
監督:萩原健太郎

(撮影の一部はena美術新宿で行われました…!)

映像科:春期講習会が終わりました!

こんにちは。映像科です。
春期講習会映像コースは先週3/30に終わりました。
あっという間の6日間でしたが、受講生のみなさんは各課題とも集中して制作していた印象です。
以下、アトリエの様子を少しだけ。

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新年度の準備期間を挟んで、映像科の一学期の授業は4/11(木)から始まります!
無料体験入学や教室見学なども随時受け付けています。
映像メディア系の美大入試を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください!!

春期講習会と新年度 秋葉原校

秋葉原校です。

今年の冬は暖かいと思ったらまた寒い日が続いたり、なかなか気温が安定していなかった印象でしたがようやく春らしくなってきましたね。桜も少しずつ開花してきたようです。

3月23日から春期講習も始まり、早いもので半分が過ぎました。春はまだ志望校別の課題だけではなく、幅広く制作してもらっています。一学期くらいまでは下地作りなので色々な表現や考え方を身につけて自分の強みを見つけてほしいです!

春期講習は4月4日で終わりますが、7日に1日体験授業があります。これから美術の勉強を始める生徒や予備校選びに迷っている生徒は一度参加してみてください。11日から新学期が始まるので良いスタートを切れるようにしましょう!

https://www.art-shinbi.com/event/event-oneday.html

ena美術新宿 先端芸術表現科 合格体験記その3

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。

大学の入学準備で忙しい最中に、合格体験記をさらに頂いたのでブログの方で紹介いたします。
過去の合格体験記はこちらから!

2023年度体験記その1 その2
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

さて今回は2つの体験記を紹介します。まず、昨年度までは彫刻科を志望していましたが、今年度から先端志望に切り替えて入学したRさんになります。彫刻の入試も含めると、2浪目で見事に合格しました。Rさんは一次試験は素描選択になります。


私は2年間の浪人生活を経て、藝大に合格できました。1浪目までは別の予備校で彫刻の勉強をしていましたが転科をし、2浪目からena美術の先端に通いました。
ena美術では講師との面談も多く、ここで自分の実技の弱点を具体的に知ることができました。これによってただ闇雲に授業を受けるのではなく、毎課題目標をもって取り組めたので私にとって講師との面談の時間はとても有意義なものだったと思っています。
今回の試験に落ちたら一度美術を辞めようと思っていました。私は美術が好きですが、その反面辛いこともこれまでたくさんありました。美術とは関係ない分野の専門学校を併願校として入学金を納めた上で藝大の入試に臨み、ただ一回の本番にこれまでの全てを賭けてきました。
たくさんの人に支えられて私は合格できたと思っています。この経験を糧にこれからも頑張りたいです。


Rさんのファイルは、先端を受験することを前提としていない制作活動の量にまず圧倒されると思います。また、そこで行ってきたことを今の自分の視点から捉え直し、自らがいかなる興味を持っているのかを分析し、そうした作業を通してRさんのなかに現れつつある制作活動の萌芽を提示するファイルになっています。最後の風の造形はかなりしつこく粘った結果、ファイルの最後を締め括るに相応しいものになっていたと思います!
Rさんの素描は彫刻出身ということもあり、先端で近年多く出題される顔についてはアドバンテージも確かにありましたが、Rさんの強みは細密デッサンの際にむしろ発揮されていました。そのデッサンの良さをいかしながら、本番では落ち着いて描き切ったことで無事に合格となりました。Rさんのこれからの制作活動も講師一同楽しみにしております!

次に紹介するのが、一次試験小論文選択のKさんです。Kさんはこれまで小論文や美大の受験を経験することなく、9月の体験入学からの本科登録を経て合格されました。


入塾したのは10月でした。教室の個々の大きな机上で創作活動が広がりながら、授業が始まれば静謐な気息を感じられることに惹かれて、こちらの予備校に決めました。
秋のあいだは、他の人と文を書いてきた量に差があるのを身に染みて感じました。授業中に解いた小論文は、家でかならず書きなおすようにしていました。
先生に、ものの微小なずれに対する描写が細やかだと言っていただいたのを、強く覚えています。冬からは、ずれやむら、あいまといった小さな隙に自分の興味があることを自覚して、制作を進めました。
もっとも心の拠り所となったのは、ゆとりのある席でした。教室の大きな机同士の距離がもたらす、心地よい空気がありました。直接顔をあわせ密に話さなくとも、ただ皆と同じ紙に筆を付けているという感覚は心強いものでした。
細やかなご指導と自由な校風のおかげで、密度の高い半年を過ごすことができました。


Kさんの小論文は、最初は少々大きな言葉を用いたり、一つの大きな言葉に自らの経験を収斂させてしまうようなところがありましたが、体験記にもあるように書き直しを多く行うことで、Kさんの細部への眼差しを書き切ることができるようになっていきました。小論文では書きなおしを行い、自らの経験を限られた字数で言葉にし、いらない描写をとり、研いでいくことが非常に重要になります。その結果、Kさんの小論文は最後にはかなり安定したものとなりました。
また、一次試験前日に、Kさんがどうしてもうまく解答することのできなかった課題をリライトしたのをよく覚えています。それをなんとか書き切った結果、本番の問題ではその経験を応用しながら解答を進めることができました。Kさんが苦手だとおっしゃっていた主題が今年度の小論文の問3では出題されたのですが、それを見事に書ききることができたのは、前日まで自分の苦手なところと向き合い、書き切ったKさんの粘り強さのためだったと思います。Kさんの机の話は最初に読んだときには講師一同「そこか!」となりましたがKさんらしい素敵な描写で予備校の空間を捉え直すことができました。ありがとうございます!

春期講習後期は前のブログにも掲載した通り、28日(木)の18:00が申し込みの締め切りになっています。
https://www.art-shinbi.com/season/spring/shinjyuku/sentan/index.html

また新学期は4月13日(土)から始まります。現在、遠割、特待生の申し込みは継続中です!!遠隔にお住まいの方で、移住して受験対策をされる方は遠割という制度もありますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/about/scholarship/(特待生の申し込み)
https://www.art-shinbi.com/news/a8afab6c8edb49a7aae8b05e46c49ec1/(遠割の詳細はこちらから)。

遠隔にお住まいの方は、オンライン教育でも先端芸術表現科は受講可能です!こちらも詳細など希望ありましたらいつでもお問い合わせください!
https://www.art-shinbi.com/online/

新学期授業の無料体験(1週分)の申し込み。無料体験では受講生と同じ課題を同じ講評で行いますので、普段の教室での様子や講評の様子が知りたい方はぜひご活用ください!
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、受験相談の申し込みはこちらのページから。受講の仕方や受験の進め方など、主任講師が対応しますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-soudan.html

それでは先端芸術表現科でした(画像は今回体験記をいただいたRさんとKさんの総合実技・素描再現と制作したものの写真になります)。

ena美術新宿 先端芸術表現科 合格体験記その2

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。
今回は合格体験記第2弾が届きました。Rさんは一次試験は小論文で受験。昨年度も一次試験は合格していましたが、今年度見事に二次試験も通過して無事に最終合格となりました!第一弾のKさんと同じようにとても長い体験記を書いていただき講師一同も学ぶところがありました。本当にありがとうございます。

2023年度体験記その1
2022年度体験記その1 その2 その3 その4


私は前年度は他の予備校で対策し、今年度はena美術にお世話になりました。最初の面談で、自分の弱点の共有とこれからなにをしていく必要がありena美術ではなにをしていただけるのか丁寧に教えていただきました。この面談で自分が一年後に合格できるビジョンが見えたので、ここに通うことにしました。

私は一次試験で小論文を選択しました。前年の一次試験に合格はしていたので、今年度はどんな問題が出ても受かるための準備をしました。春や夏までは自分のできることと逆にできないことを把握していき、秋にはできないことを克服するためにたくさんリライトしました。講師の方々からはどうしたら自分の考えていることを読み手に過不足なく伝わるのか事細かに教えていただきました。その中で自分自身のこだわりも出てきました。そういったときにも、講師の方々はそれを尊重していただき、そのうえでより良い小論文をどうやって作っていけるのかを自分と一緒に考えてくださいました。そのおかげもあって、冬の入試直前期には自分らしい文体や書き方を身に着けて、どんな問題が出題されても自分の良さをアピールできるという自信をもって入試に挑むことが出来ました。
小論文は出題される問題と自分自身との相性の良し悪しが大きく出る試験だと思います。相性の悪い問題に授業で出会っても、めげずに何度もリライトをする。そして、講師の言葉に耳を傾けつつ自分のこだわりも捨てない。そうすることで、本番でどんな問題が出題されても合格に届くような小論文がかける自信がついていくと思います。
この小論文の努力は新しい作品のアイデアや、二次試験にもいきてきたので私は一次試験対策をやることはすべてにつながる大切なことだと考えています。

最初、私は何か特定の興味や関心が無かったと思います。そう言ったものよりも普段の生活で自分が惹かれてしまったものをモチーフに制作をしていました。その対象の魅力が伝わるまで何度も同じモチーフで作品を制作していました。予備校では毎月講評会があり、それを利用して私は魅力が伝わるまで作品を展示していました。そこでの講師の方々からのアドバイスや、自分がリサーチによって得た新しい知見などを活かしながら作品をどんどんブラッシュアップしていくことが出来ました。
そうやって制作をしていくと断片的だった作品たちが繋がっていくのを感じました。とりあえず手を動かして、作品を制作する。作品制作のおもしろさはそれによって自分の知らない興味や関心が作品の中で発見できることだと私は思います。作品を作ることで自分の興味や関心が明確になっていくと思います。

直前期に近づくと個人資料ファイルを何回も試しに作ってみてどのように見えるのか、何が必要でいらないのかを考え始めました。そうやって作品全体を俯瞰的に見ていくと、作品の改善点や新たな作品案が思いつくようになりました。なので、私は個人資料ファイルの提出日のぎりぎりまで作品制作をして粘りました。個人資料ファイルの中で作ってきた作品で自分の興味がしっかり伝わるように工夫しました。

ena美術は無理強いをすることがなく、受験生の興味や関心を尊重してくれる場所だと思います。その中で私は自分自身の弱みや強みを講師と一緒に見つけていき受験に挑むことができました。なので、本番当日はあらゆる対策を立てて何がきても解けるという心持ちで挑めました。私自身この心持ちがあったからこそ合格できたと感じているので、自分に合った準備を徹底的にできてよかったと感じています。

予備校では自分以外の受験生を見ることが出来ます。自分の興味や関心の外側にあるものに触れる機会にもなるし、小論文に関して言えば自分が苦手なことをどのように克服できているのか参考にすることも出来ると思います。一人では気づくのに時間がかかることをすぐに理解して成長していける場所だと思います。


小論文試験を2年連続で通過するためには、偶然の要素を極力無くしいかなる課題がきたとしても自分なりの観点から応答する力が求められます。一見するとわかりにくい小論文の技術の積み重ねによって、Fさんの小論文の力は養われていきました。直前1週間前に、自分なりの形式とこれまで予備校で積み重ねてきた形式が合致した小論文を拝読したときのことが、今でも思い返されます。Fさんありがとうございます!これからの制作も講師一同楽しみにしております。

さて、春期講習後期は前のブログにも掲載した通り、28日(木)の18:00が申し込みの締め切りになっています。
https://www.art-shinbi.com/season/spring/shinjyuku/sentan/index.html

また新学期は4月13日(土)から始まります。現在、遠割、特待生の申し込みは継続中です!!遠隔にお住まいの方で、移住して受験対策をされる方は遠割という制度もありますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/about/scholarship/(特待生の申し込み)
https://www.art-shinbi.com/news/a8afab6c8edb49a7aae8b05e46c49ec1/(遠割の詳細はこちらから)。

新学期授業の無料体験(1週分)の申し込み。無料体験では受講生と同じ課題を同じ講評で行いますので、普段の教室での様子や講評の様子が知りたい方はぜひご活用ください!
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、受験相談の申し込みはこちらのページから。受講の仕方や受験の進め方など、主任講師が対応しますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-soudan.html

それでは先端芸術表現科でした(画像は体験記Fさんが夏期講習に制作した作品と、総合実技再現になります)。