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《基礎科》夏が始まる!

夏の準備はできていますか!!

基礎科は1学期がそろそろ終わりをむかえ
ついに夏期講習が始まります!

講習会はいつもの授業と違って連続して毎日絵を書くことができるので
大きな成長のチャンスとなります。
数日空いてしまうと、どうしても感覚を忘れてしまったり
掴みかけていたものが薄らいでしまったりすることがあるので
数日間しっかり体に定着させていきましょう。

高2の生徒さんの場合、来年の夏はほぼ夏期講習で埋まってしまいます、、、
今年の夏はまだ時間はあるはず。。
実技に学科に今年からやることはいっぱいですが、
ぜひ今年の夏はインプットもたくさんして欲しいです!
(もちろん高1の方も!)

夏休みは美術館もかなり力を入れた展示が多いです。
作品も見せ方もやっぱりすごいです。(人も多いですが、、、)
ぜひいろんな先入観を捨てて、まっさらな頭で
作品をいっぱい見てください。

美大芸大を卒業した先で何をしたいのか、というのは人それぞれですが、
そもそも美大芸大は根底にあるのはアートだと思います。
アートってなんなんだろうな?
表現ってなんなんだろうな?
そんなことをいろんな作品を見ながら考えてみてください。
(僕も含めデザイン科とかだと美術館行かないことが多かったりするので、、、)

普段受験という土俵の上にいると、どうしても合格レベルなのかとか
上手い下手とか、そう言った目で作品を見がちになってしまいます。
もちろんそう言った視点も普段は必要なのですが、
アート作品を見るときは一旦そう言ったことは忘れて自分の独自のフィルターで
見てみると良いかもしれません。

表現の世界には基本的に制限はありません。
言語も、国境も、性別も関係ありません。
自由であるはずです。だから感じ方も自由なんです。
そんなアートの本質である自由な作品が山のように生で見れるということは
当たり前なようで、実は贅沢なことだったりします。
世界的にもすごく恵まれたことだったりします。
(大学生の時バイトばっかりしてて美術館に全然行かなかったのが悔やまれる…)
この当たり前のようで当たり前でない日常が
今後も続いていって欲しいと思うのです。

自分で感じたことは自分にしかない感覚です。
誰にも奪うことできない大事なものです。
きっとその感覚は受験であったり、作品を作ったり、仕事をしたり、
この先々できっと皆さんを助けてくれるはずです。

いろんなことをいっぱい吸収して
最高の夏にしましょう!!

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

2025 1学期 7月ターム制作期間です。

2024年度オンライン教育/合格体験記   更新されました。

特別講義は7月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送信し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

2025 夏期講習会 申込受付中です。

 

2025 オンライン教育科夏期講習会 も同時期に開催されます。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

 

オンライン教育科夏期 Ⅰ期 

7/24() 1800 申込締切です。

7/27() 10:00~ オリエンテーション

7/30() ~12:00締切 制作途中作品撮影/画像UP 中間講評

8/2() ~1630 作品撮影/画像UP

8/3() 個別時間 オンライン講評(30分程度の個別マンツーマン会議)

 

オンライン教育科夏期 Ⅱ期 

7/31() 1800 申込締切です。

8/3() 10:00~ オリエンテーション

8/6() ~12:00締切 制作途中作品撮影/画像UP 中間講評

8/9() ~1630 作品撮影/画像UP

8/10() 個別時間 オンライン講評(30分程度の個別マンツーマン会議)

オンライン教育科春期講習会の課題数は、デッサンと、専門課題の2課題です。講評はWebミーティングツールを利用したリアルタイム講評になります。作品のやりとりは全てオンライン上で行い、制作途中での質問などはメールで随時受け付けながら、遠隔の受講生をサポートしていきます。※2課題の内容は、受講生個別にカリキュラム組みます。

 

 

 

◯2025-26オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

各月から入学可能です。

高3・受験生は 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。(2学期12月タームで終了となります。年明けからは、入試直前講座をお勧めしています。)

高1・2生は 原則【3課題コース】です。(3学期も受講できます。)

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

映像科:一学期も後半!

映像科です。あっという間に7月です。一学期も最終週となりました。

春から受講している人にとっては「感覚テスト」「小論文または鉛筆デッサン」をそれぞれ10枚程度制作してきたことになります。教室での制作にも少しずつ慣れて、それぞれの課題の特徴も掴みつつあるのではないでしょうか。
継続は力ですね!

さて、7/21(月)から始まる夏期講習会では、実際の試験よりもやや長い時間をかけて作品を制作します。夏からの対策を検討されている方は、ぜひこの夏期講習会にご参加ください!
詳しい内容はこちらから!

○〈Ⅰ期〉7/21(月)~7/26(土):私立美大映像 総合型選抜対策コース
→武蔵美映像のクリエイション資質など作品制作やポートフォリオ作成が必要な入試の対策です。

○〈Ⅱ期〉7/28(月)~8/2(土):武蔵美映像学科 実技対策コース
→武蔵美映像学科を想定して感覚テスト、小論文or鉛筆デッサンを制作します。

○〈Ⅳ期〉8/11(月)~8/16(土):私立美大映像 実技対策総合コース
→武蔵美映像、東京造形大の映像メディア系専攻、日芸映画学科など幅広く対応します。

○〈Ⅴ期〉8/18(月)~8/23(土):武蔵美映像学科特訓&コンクールコース
→武蔵美映像の実技対策を経て後半の二日はコンクール(実技模試)。
(※Ⅲ期とⅥ期は映像科の授業は開講していません。学科試験対策を頑張りましょう!)

すでに真夏の暑さが続いています。体調にも気をつけて、夏の期間を乗り切っていきましょう!

↓↓SNS(映像科公式)もよろしくお願いします!
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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースを開設)

1学期はそろそろ終わり【彫刻科】長い夏はもう始まっている!

こんにちは!彫刻科講師の佐宗です。梅雨明けしたのかしてないのか、6月から暑い日が続いていますね。やっと暑いのにも慣れてきたというか、覚悟ができてきました。

もうすぐ1学期も終わりになります。学期末コンクールを控えたこの時期ですが、みんなとても頑張っています。制作のブレも少なくなってきていますし、底力がついてきたのを感じます!

秀作もとても多く、全ては紹介しきれませんので私のお気に入りをピックアップします!良い自刻像もたくさんありましたが、肖像権出てきそうなぐらいみんな似ているので今回は紹介を見送ります。

まずはブルータスの模刻

通常首の付け根まででつくることが多いブルータスですが、少し大きめにつくることで動きがよりわかりやすくなっていて良いですね。制作のリズムも安定していて、安心して見ていられます。

すごく印象がいいデッサンだと思います。細かい描写が大きな形態にしっかりのっているのが良いです。


ミロヴィは良いデッサンがたくさん出ました。私は特にこの4枚がお気に入りです。顔の印象が良いのと、柔らかそうな身体がよく描けています。トルソーは比率を合わせるのが難しく、特にミロヴィみたいな大きい像は測り始めると結構沼りますよね。感覚を信じて描いていきましょう!


弥勒菩薩のデッサンを自主練で描きました。かなり長く、しっかり時間をかけて、描写とはどんなものかに迫れた一枚です。素晴らしい!


こちらも自主練です。作者は最近すごく伸びていて、楽しそうにデッサンしてるのを見てこちらもとても良い気持ちになります!

 

こちらは夜間部、現役生のラオコーンです。時間をかけるといつも良いクオリティにはなってくるのですが、夜間部生はまだまだ自分で大きく直していけないところがあります。とにかく印象が合うまで大きく見ることを心がけましょう。

 そして最後は基礎科生の手の塑造です。どちらもとても自然に手を捉えられていて、上手いと思いました!手は形が豊富で難しいですが、いつでもどこでも観察できる良いモチーフですよね。マッサージするように触って骨のつき方を観察したり、動きを見たり、どんどん新しい形を発見してください!

それでは皆さん、夏バテには気をつけて、この調子でがんばっていきましょう!

 

《基礎科》先日の座談会について

先週の日曜日ですが、毎年恒例になってきました
座談会シリーズ第6回目、『講評ノート座談会』でした。

デザイン×2、日本画、油の計4人の方に登壇していただき、
予備校生時代の講評ノート事情について教えていただきました。

実はこの企画は2回目なのですが、
前回に引き続き、今回も内容がかなり濃厚かつ、ためになることばかりでした。

かいつまんで話しますと、
講評ノートは先生から言われたことを書くだけのノートではないということ。
自己分析のツールとして講評ノートを使っており、
その書き方は、『どうやって自分を客観視できるか』の方法によって人それぞれである、
ということでした。

最初のうちは講評時に先生から言われたことを1つずつクリアしていくことが
1つの目標になっていくと思うのですが、
ある一定のレベルになってくると、目標を自分で決めることが
とても大事になってきます。

出された課題のとは別に『今日はこれをテーマにしよう』ということを
自分で決め、それを確認しながら作品を作る。
この『自分で決める』ということが成長にとって大きなキーワードに
なるのではないかなと思っています。

美大芸大は意外と放任主義だったりします。
その代わりに自分で決めないといけないことがほとんどです。
『何を作りたいのか』『何を表現したいのか』『何になりたいのか』
先生は決めてくれません。
自分で決めるんです、大学って。

その自分で決められる人から順に大学に受かっていくんじゃないかと、
それが1つのキーワードになるんじゃないかと思うんです。

そしてその考え方は将来のやりたいこと、仕事にも繋がってくると思うんです。
『なぜ自分は会社に行きたいんだろう?』『何を自分は将来仕事にしたいんだろう?』
そういうことってポンッって急に答えは出てこなくて、日頃頭の中で考えてるモヤモヤ
みたいなものを1つずつクリアにしていって初めて答えが出るもんだと思います。

とりあえず頭の中にあるものを全部書き出してみる、その後にいるものといらないものとを整理していって、答えが出てきたりするもんです。

そう言った仕事を講評ノートを通じてやっているんじゃないかなと
聞いてて思いました。

美大芸大に行くと、ひたすら自分と向き合うことになります。

日本中の絵や立体が上手い人たちが一堂に介するわけで
そこで否応にも『自分の立ち位置や存在について』を
確認させられることになるわけです。

そのときに、
客観視というのがきっとまた役立つはずです。
あーあの時言ってたのはこのことかぁとなるはずです。

ぜひ受験だけではなく
この先の大学生活含めて、
アーカイブが上がりましたら
見てみてくださいね。