カテゴリー別アーカイブ: 油絵科

大学説明会ー広島ーと、公開コンクール

油絵科 松田です

 

二学期が始まりました。

夏期講習会は未だかつて無い暑さの中、本当に皆様お疲れ様でした。
特に遠方からお越し頂いた講習会生のみなさんは良く頑張りましたね。
既に懐かしく、冬期にまた会えることを楽しみにしている私は歳を感じるこの頃です。

話は前後しますが、夏の初め広島の進学説明会に新美のブースを出させて頂いた報告です。

主に中国四国地方の受験生向け説明会でしたが、美術を目指す学生さんの多さと、説明されている各大学の先生方、地元の高校や予備校の先生方の熱心さに驚きました。
こちらでは分かり得ない事情など少し理解出来たような気がし、私自身大変良い勉強をさせて頂きました。
入試の現状について様々な意見をお聞かせくださった先生方や生徒さんに、とても感謝しております。     ありがとうございました。DSCF0395DSCF0399

 

 

【 新美公開コンクールのお知らせです 】

9月から11月までの期間中に各課で順次行われます。 (詳しい日程や内容については、このHPにてご参照下さい)

 

油絵科では、9月15日(日)?16日(月祝日)に油彩による実技コンクールが実施されます。

近年の入試に関する傾向や対策、アットホームな講評風景などを体験出来る良い機会だと思います。

特に校外生には冬期講会習割引特典も付いているようなので、是非ご参加下さい。

お待ちしております!

完全燃焼めざして、がんばりましょう。

こんにちは油絵科昼間部の箱岩です。

夏期講習会後期日程も、残りわずかとなってきました。完全燃焼するつもりでがんばりましょう。

世間は世界陸上や高校野球などの話題で盛り上がっていますね。

ボルトの走り見たさに、ついつい寝不足になっている人もいるかと思いますが、体調を崩さないようにね。遅刻はいけませんよー。

個人的には、世界陸上、女子棒高跳びで復活優勝された、エレーナ・イシンバエワ選手の試技が印象に残りました。31歳にしてあの無駄な肉の一切ない肉体美と、スローモーションで映し出される身体の躍動やしなやかさには、すごく感動しました。

伸び調子の若い美しさもあるけど、ピークを過ぎてからの踏ん張る強さや美しさも良いなーと思うけど。個人の好みですけど、どうでしょうね。

 

なぜ,人は「人」の動きを見て感動するのでしょうか?どの競技を見ても、男性でも女性でも、筋骨たくましくても、搾っている体でも、アスリートの動きは本当に美しいと感じます。さらには子供の動きですら美しく感じますし、生活の中の何気ない仕草にすら美しさを感じます。

文字を描くこと、絵を描くことの中にも身体行為の痕跡があり、それは、やはり美しさを感じます。

人体が動くことがどうしてこんなにも人の興味を引くのか、本当に不思議ですね。

絵画においても「人」というモチーフは重要視されてきた歴史があります。丁度、クラスでも人物課題が連続したところですので、今日はその話題を広げてみましょう。

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歴史上、最も早く人体の構造に科学的な興味を示した作家がレオナルド・ダ・ヴィンチです。前校長先生の言葉を借りれば「美術史上最高傑作のカルトン」とされている作品。

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彼の人体構造への興味は、解剖や観察、次第に自然観へと広がりました。

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一方、歴史的な人体の彫刻を数多く残した同じくルネッサンスの天才ミケランジェロ。

しかし、彼はむしろ科学的な正確な見方よりも、流体的に、絵的に、人体を捉えているように感じます。

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もちろん予備校の課題であっても、人体が持つ美しさをどのように表現できるのか?自分自身の身体をどう動かせば美しい表現ができるのか?それを考えていくことは、自分の表現を考える上でとても重要なことかもしれませんね。

 

そこで、新美では東京芸術大学で美術解剖学の講師をされている阿久津先生をお招きし、解剖学のゼミとヌードクロッキー会を企画しています。

http://www.art-shinbi.com/images/pdf/2013summerplus3.pdf

阿久津先生は解剖学の先生でありながら、実は東京芸大彫刻科のご出身で、美術畑からダヴィンチのように医学部にて解剖学を学んだ方です。ゼミでは、すごく面白い話が聞けると思いますし、人体の構造について知識的に高めることは、人物を描きたい人にとっては、非常に為になると思いますので、興味のある受験生の皆さんは是非受講してみてください。

詳しくは総合受付にて、お問い合わせください。

夏期講習もいよいよ後期

こんにちは、油絵科の山本です。

 

暑い日が続きますね!!
こんな日は、田舎の夏祭りを思い出します。

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新美には、北は北海道から南は九州、沖縄まで、全国各地から生徒達が集まって来ています。
夏期講習に入って、高校生もたくさん合流してきました。
最初はみんな緊張している様子でしたが、すぐに打ち解け仲良くがんばっています。

講評では十人十色の絵を見ることができ、それぞれの生徒達の考えを聴くことができます。
そんな生徒達と接していると、当たり前だけど、それぞれの育った環境や文化があるのだなと感じます。
いろんな地方の話が聞けたり、教室では方言が聞こえたり、いろんな考えを聴くことで良い刺激を与えあっているように思います。

 

夏期講習会も後期になりました。 暑くて大変ですが、夏バテしないように気を付けてがんばりましょう。

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それでは景気付けに、花火の写真でも。

 

 

 

ー青森ー

油絵科 松田です

先日休みを利用し、青森県立美術館と、十和田私立現代美術館まで行ってみました。

青森県立美術館は三内丸山遺跡と隣接していて、15000年前の縄文遺跡と、現代の美術館が
同じエリアに結合しているというとても興味深い施設です。
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美術館の一番広い部屋には、横9m 縦15m というシャガールの巨大な作品が3枚も飾ってあり、東京では味わうことの出来ない贅沢な空間を体験できました。
遺跡の展示部屋には完成度の高い土器や、それらの失敗作などが微笑ましく展示してあります。

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15000年前に作られた土器や遺跡を、現代の美術作品と同時間に体験しながら考えさせられる
良い場所でした。

次に向かった十和田市立現代美術館では、良質な現代美術作品が沢山見れます。

ロン・ミュエク 『スタンディング・ウーマン』
高さ4m、巨大なおばさまの立像ですね

キム・チャンギョム 『メモリー・イン・ザ・ミラー』
日常風景の映像の中に、実像と虚像が錯綜します

ハンス・オプ・デ・ビーク 『ロケーション(5)』
薄暗いドライブインの窓から果てしなく続く高速道路がリアルに
再現されています

スゥ・ドーホー 『ゴーズ・アンド・エフェクト』
数万体の樹脂人形が肩車の連続で天井から吊り下げられています

チームラボ 『生命は生命の力で生きている』
書を映像科し四季の中で生命の移り変わりを表現されています

その他に野外展示作品がありましたので画像を添付します(野外展示は撮影が可能でした)

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以上は作品のほんの一部です。 興味のある方は、美術館のHPなど覗いてみてください。

時間の合間を縫って、趣味の山登りなんかを、、、
八甲田山周辺です。 自分の作品制作にとっての良い取材ができました。

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まだまだ暑い日が続きますが、皆さん体に気を付けながら夏期講習を楽しんで下さい。
ではまた次回に

愛すべきアーティストの卵たちへ

油絵科の関口です。

いよいよ一学期も終わりに近づいてきましたね。皆さんは充実した一学期を過ごせましたか?入試はまだずっと先にある(と思いたい)ので、この時期にモチベーションを高く保つのはなかなか難しいですよね。

さて、油絵科には毎年バラエティに富んだ人達が集まってきますが、他の科とは明らかに違う特徴があるようです。今日はそんな油絵科の人達を今日は紹介し、何故それを許容しているのか?を書こうと思います。

 

とっても油絵科な人達
※ 決して推奨している訳ではありませんよ。でも本人の性質や周りの人を考慮した上でギリギリまで許容しています。

・アトリエにナワバリを持っている。

・新美には来ているのに、アトリエにはほとんどいない。

・制作は基本が地べたリアン。

・好きな課題しかやらない。

・石膏像の名前をほとんど知らない。

・汚いツナギ姿のまま平気で外に買い物に行く。

・アトリエをまるで自分の部屋にいるかの様にくつろぐ。

・ごくたまにしか来ない。けど良い絵を描く。

・テンションの高い時と低い時の差がムチャクチャ激しい。

・とても貧乏。

・うまく描けた、と思う作品しか講評に出さない。

・年齢不詳。正体不明。

・鼻毛の伸びが異様に早い。(木炭が…ね。鼻をかむと真っ黒だし)

・存在自体が反則。

・木炭やら鉛筆の粉やらで、身体中とにかく真っ黒。

・他の人には見えないものが…見える。

・ツナギの腿の上にある絵の具の層が、布地よりブ厚い。

・バイト先で普通の人(一般人)と折り合いがつかない。

・見かけは怖いけど、実はすごく良い人。

油絵科の学生の中には、このブログを読んで「何だ、当たり前じゃん」と思ったり、或いは「ギクッ」とした人も多いのではないでしょうか(笑)? まだまだ、思わず笑ってしまう様な、面白すぎるエピソードは沢山ありますが、個人が特定できてしまうものが多いので、残念ながらこれ以上は書けません。

 

さて、ここまで読んで「けしからん」と思った人も多い事でしょう。一般常識から考えたら、少々(余りにも?)逸脱しているのは十分に承知しています。しかし、クリエイティブな道に進む人達を一般常識だけで育てられるでしょうか? ちょっと変わっていて、扱いが難しい。そんな彼ら(彼女たち)だからこそ、出せる魅力も沢山あるのです。一般社会では批判されたり、煙たがられたりする様な人達にも十分に魅力や力を発揮できる道がこの世界にある。と我々は考えています。実際上記の様な人達の中から芸大や美大に合格した人達も多数いますし、アーティストとして活躍している人も大勢いるのです。

油絵科講師陣は新美に通ってくる学生を、将来はスケールの大きい、有名アーティストになる可能性を持った「本物のアーティストの卵」と捉えています。
そんな彼らをイキイキ、ノビノビと育てるにはどうしたら良いのか? どこからがワガママとして注意し、どこまでが自由として許されるのか? を常に考えながら、彼らと真剣に向き合い、時には我々も一緒に思い悩み、学んでいきます。

 

ちなみにこちらは新美出身で、現在活躍中のアーティスト達です。

麻生
麻生知子さんの作品。 https://sites.google.com/site/wataridorikeikaku/asou-no-peji

Exif_JPEG_PICTURE武内明子さんの作品。 http://aceimnorsu.jimdo.com

阿部阿部ふみさんの作品。 http://hirota-b.co.jp/artists/2010/07/post-15.html

佐藤
佐藤岐夜美さんの作品。 http://satoh-kiyomi.com

 

あと、くれぐれも断っておきますが、他の科にもいる様な、ちゃんとした人や真面目な人も大勢いますよ。彼らはしっかりと新美の設備や独自のカリキュラムを活用し、ちゃんと絵の勉強をしてスクスクと育っています。放課後だって、いつものメンバーが画集を見にきています。こういう人達もいるのが、新美の油絵科の層の厚さだと思います。

一歩間違えたらカオスで無法地帯。でも色んな人がいて、刺激を受け合い切磋琢磨できる場所。そんな中から将来本物のアーティストになる人が出てくるのだ、と心から信じています。