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誰が描いた絵でしょう?②

こんにちは。油絵科の関口です。

先週に引き続き、クイズです。今週のは一人の作家(一つの作品の部分)で、難易度はかなり高いと思います。
では早速いってみましょう。

レベル5クレー1

クレー2

レベル4クレー3

クレー4

ヒント
・1879年生まれ
・父は音楽教師。母も音楽学校で声楽を学ぶ。

 

レベル3クレー6

クレー5

クレー7

ヒント
・スイス生まれ。
・35歳の時にチュニジアへ旅行に行き、そこでの体験から色彩に目覚める。

 

レベル1(全体像)クレーfish magicFish Magic  1925年制作

「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、
目に見えないものを見えるようにするものである。」

 

 

答え
パウル・クレー

誰が描いた絵でしょう?

こんにちは。油絵科の関口です。

 

今日は趣向を変えて、クイズ形式でいきます。古典絵画に興味のある人は是非チャレンジしてみて下さい。

さあ、誰が描いた絵でしょう? 難易度3

アングル手

デューラー手

ルーベンス手


レンブラント手

どれも特徴のある手ですが、これで全部分かった人はなかなか絵を勉強している人だと思います。手を見るだけでも、充分にその作家らしさが出ています。

 

さあ、ここからはヒントです。 難易度1

①の全体像
アングル

②の全体像デューラー

③の全体像
ルーベンス

④の全体像
レンブラント

さあ、分かりましたか?
古典は好きじゃない、という人には難易度5だったかもしれません。実際はかなり有名な絵も含まれているので、分からなかった人も知っていて損は無いと思いますよ。

 

答え
①アングル
②デューラー
③ルーベンス
④レンブラント

はじめの一歩

こんにちは。油絵科の関口です。
さて、皆さんが絵の道に進むキッカケになったのは何でしょうか? 今日はある田舎で育った少年が、絵の道を目指すまでのお話をしようと思います。

 

運動音痴で勉強も特に得意な教科が無く、何をやってもパッとしない。引っ込み思案で学校ではイジメにあう事も…でも絵は小さい時から好きで、友達から時々「上手いね」と褒められ、美術の成績だけは良かった。
あなたは小さい時そんな子ではありませんでしたか?
勿論そんな人ばかりではないと思いますが・・・僕は正しくそんな子でした。

僕は3月生まれで、同じ学年の4月生まれの子とは一年近く離れていたので、幼少の頃は体力的にも、学力的にも大きく劣っていたと思います。(学力的に劣っていたのは、単なる努力不足ですが…)小さい時は泣き虫でコンプレックスの塊だったと記憶しています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ところで、ここスゴい田舎でしょ?十日町秋
僕は新潟県十日町市出身。こんな豊かな自然の中で育ちました。十日町冬
実際にウチの田舎に行った人は「関口君の絵のまんまだったね。意外と写実だったんだ(笑)」とよく言われます。作品写真
でも心象風景なので、実際は何も見ないで描いています。写実ではありません。

 

そんな僕が幼稚園の時、描いた絵を先生から褒められて嬉しかった事は、今でもハッキリ覚えています。僕は黒い模造紙の上に糊を塗り、ススキの穂を貼り付けてウサギの絵を描いたのです。
「ウサギさんね。フワフワですごいじゃな?い。」僕が絵に興味を持ち始めたのは、幼稚園の先生の、あの一言からだったと記憶しています。余程嬉しかったのでしょう。それ以来、絵の事が好きになり、暇さえあれば一人で絵を描いていました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その後、僕は小中高とずっと美術部に所属して絵を描いていましたが、今から考えると特に絵が上手だったとは思いません。同じ学年の仲の良い友達の方が、ずっと絵は上手でした。ただ純粋に絵が好きなだけの「どこにでもいる様な少年」だったのです。・・・まぁ今だって「どこにでもいる様なオッサン」ですが(笑)。

 

さて、僕が本格的に美術の道に進もうと思ったのは、高校1年の頃でした。当時3年生の美術部・部長の近藤先輩という人が美大を目指しており、彼が放課後に美術室で石膏デッサンをやっていたのを見て、美大という存在を初めて知りました。
その先輩は、デッサンが抜群に上手く、当時の僕にとって雲の上の存在でした。油絵に関しても、東京の予備校(そこはもう存在しませんが)へ講習会に行って、何やら見た事もない得体の知れない液体や粉を使い、時々50号くらいの大きなキャンバスに、豚の胎児など不思議な絵を描いていました。彼はシャイなところもあったので、あまり多くは喋りませんでしたが、僕はその先輩の黙々と絵を描く姿勢に多大な影響を受けたような気がします。
彼は見事に現役で東京造形大学に合格。(その後は交流が途絶えてしまったので、今はどうしているかは分かりません)

「よし、そういう進路があるなら、僕も美大を目指してみよう」

美大がどんなところかも(芸大に至っては存在すら)知らない田舎者の僕は、先輩の背中を見て美術の道へスタートを切ったのです。
ーつづくー

チャレンジ

明けましておめでとうございます。油絵科の関口です。
今年も出来る限り月曜日のブログを頑張りたいと思います。

 

さて、今日のお題はチャレンジ・・・と言っても私事で誠に申し訳ありません。
実は今月22日より横浜の画廊で、ライバルであり親友でもある廣岡茂樹くんと二人展を行います。その内容は「お面展」という事で、人生初のお面作りにチャレンジしています。廣岡くんについては丁度一年ほど前のブログで「ライバルについて」という記事を書きましたので、併せて読んでいただけたら幸いです。

http://www.art-shinbi.com/blog/20140120/

さて、お面作りに話は戻ります。イメージはあるんですが、何せ初めての事ですから、分からない事だらけ。ああでもない、こうでもない、と試作品を作るのに1ヶ月半も費やしてしまいまして「未だにまだ全然作品が出来ていない」という絶体絶命のピンチに追いやられています。そんな訳で年末年始も関係なく、ずっと制作に没頭しています。作っている本人としては超?楽しいです。今日も朝の5時まで作っていました。一体どうなることやら・・・。

 

これがDMに載せた作品です。トノサマキブン1
「トノサマキブン」 紙粘土、アクリル、水彩

カエルが嫌いな人はゴメンナサイ。リアルに作ったら「気持ち悪い」と評判なんです(笑)。実物はそんなにリアルではないと思うんですが・・・
トノサマキブン2
実はこれがお面なんです。背中のところに二つ穴が空いていて、そこから外が見えるというタイプのお面にしようと作ってみました。これを被ったら異様な感じがすると思いませんか?
でも残念ながらこれは試作品で、大きさは16cm程度。被ったら鼻が隠れる位なので、これではお面とは言えないかも・・・。

 

ちなみにロゴも僕が作りました。

?¨?Ê?W???S?O

 

こちらは廣岡くんの作品。15omennhirooka gennmann広岡茂樹「げんまん」  紙、紙粘土、アクリル

 

関口雅文・広岡茂樹 お面展
2015年 1月22日(木)?1月31日(土) 日曜休廊
AM11:00 ? PM6:00(最終日はPM5:00まで)

入試直前ではありますが、気になった人は是非見に来て下さい。DMが欲しい人は6階の図書・面談室に置いてあります。

arkaccessGalleryARK(ギャラリーア-ク)
住所/〒231-0024 横浜市中区吉浜町2-4 AXIS元町ビル1F
TEL / 045-681-6520  FAX / 045-211-1383
E-MAIL ark@art-sq.com

 

失敗について

こんにちは。油絵科の関口です。今年も残すところあと僅か。あなたにとって今年はどんな年でしたか?

さて段々と入試が近づいてきて、皆もそろそろ不安が大きくなってきている頃かと思います。この時期に作品が上手くいかないと、かなりヘコみますよね?
今の自分で本当に受かるんだろうか?とか、試験まであと○○日しか無いのに大丈夫なんだろうか?など色々と不安な事を考えがちです。

僕も新美で講師を20年以上やっていますが、色んな生徒を見てきたので、自信を持って言える事があります。「この時期の失敗など、何も気にする事は無い」と。むしろ「失敗はドンドンした方が良い」とさえ思っています。(あ、わざとは無しですよ)

起き上がり小法師
そもそも絵に失敗なんて付き物です。僕も絵を描いていてよく失敗します。「最初は結構うまくいっていたのに、仕上がったら全然駄目だった」なんて事はザラにあります。自分ではそのつもりが無くても、結局そういうのは姿勢として守ってしまっているんでしょうね。反対に「最初は全然駄目で、どうしようもない作品だったものが、仕上がったら一番良かった」という事もよくありますね。
「自分で分かっている範囲でしか描いていない…」「何とか無難に仕上げようと思って、煮え切らない作品になった…」こんな失敗をした時は本当に自己嫌悪に陥ります。そもそも勝利の方程式なんて、絵には存在しないんです。
僕自身「これをやったらどうなるか分からないけど、これを試さずにはいられない」という時、大失敗をする事があります。「やっちまったな…」と思いながら、顔は青ざめつつも思わずニヤリと笑ってしまうんですよね。まるで変態ですね(笑)。とんでもない失敗をすると、何だか清々しい気持ちにすら至るものです。それに失敗した事で色んな事を考えられます。「あそこでこれをやったのがいけなかったのかな?」とか、「そもそも前提そのものが間違っていたのかな?」とか、次に描く時の目安や判断材料になってくれたりもするんです。
以前どこで読んだかは忘れてしまいましたが、こんな言葉を思い出しました。

賢者は敗北に学び、愚者は敗北に浸る。

焦る気持ちも分かりますが、クヨクヨせず、今の内にたくさん失敗をして、逞しく育って欲しいと思っています。そう、起き上がり小法師人形の様に。
直前までどんなにボロボロになっていても、本番で良い絵が描ければちゃんと受かりますから…。普段は辛口な講評をする事もありますが、心の中ではいつも皆の事を応援しています。

それでは良いお年を。