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彫刻科2学期始動!

こんにちは、彫刻科の新妻です。暑さも少し落ち着いてきて過ごしやすくなってきましたね。

二学期がスタートして2週間ほどですが、夏季講習を経て学生全体のアベレージがぐっと上がったなぁと感じています。じっくり制作ができる期間はだんだん貴重になってきます。この時期に納得できる秀作をそれぞれ目指して自信をつけてほしいと思います!

最近の作品を紹介します。

体の描写の完成度が目を引きます。首と後頭部の形態感がもうひと押しあればgood!

言い切り強いです。肌に対しての髪の表情でまだ試行錯誤できるかもしれません。

攻め際引き際を心得て作られてますね。どんなモチーフ、どんな状況でもこの水準を保てれば強いですね。

空間を感じます。頭部の上がシルエットが甘くなってしまったのがもったいない!

弱点の克服と、凡ミスを無くすことで、作品の仕上がりは上がっていきます。地に足つけて、さらなる高みを目指して下さい!

さて、この夏、新妻は新美での夏季講習のウラで、東京は根津のLIBRE(リブレ)というアートギャラリーの企画運営に少しだけ携わっていました。版画家の岩佐徹氏と様々なジャンルの作家さんの個展を7月から9月にかけて計4組開催しました。あまりない経験だったので、とても勉強になりました。自身の制作以外の近況ということで少しご紹介します。

絵画を中心とした松井千夏さんの展示。

日ごろからマンガも描きためていて、それらも二階スペースに。

ポップで日常的な日々の思考が感じられて面白かったです。

2番手は陶芸作家の占部沙也香さん。

植物的なフォルムの作品が印象的で壁面を使ったインスタレーションもありました。

3期めは多摩美で日本画を学ぶ青田茉美さん。

伝統的な画材を使いながらも自分の世界感や趣向をスッと出せてるところにセンスを感じます。大作でした。

どの作家さんの展示も、生活感を持ったLIBREの空間に合った良いものでした。同世代で現在進行形で活動されている作家さんの作品を見ることもとても良い刺激になりますね。

そしてラストの彫刻家、滝上優さんの展示が現在開催中です。滝上さんは僕が大学在学中に芸大の講師として勤務されていて、現在同じ共同アトリエで制作している木彫の作家の方です。会期が変則的ですのでお越しの際はお気を付け下さい。

滝上優 彫刻展ーフシギ観察日記ー

2018年9月14日(金)~17日(月)・21日(金)~23日(日)11:00~19:00

LIBRE  〒113-003東京都文京区根2-29-4

東京メトロ千代田線根津駅1番出口より徒歩5分

 

それではまた次回!

 

彫刻科 いよいよ2学期が始まります!

昼間部講師の氷室です。
怒濤の夏期講習が終わりましたね。厳しい講評などもある中、負けずにみっちり課題をこなして来た結果、1学期と比べると安定した実力が付いて来た様に感じます!!
夏期講習で明確になった苦手ポイントを2学期で克服して、冬に備えたいですね。
ここからがの1日1日が大切です!!
色々な葛藤が日々生まれてきますが、その葛藤を抱え実技に向かっていると、必ず壁は越えられます!!
目標がハッキリしているので、前進あるのみです。

束の間の休みも、学科や展示へ足を運んでいると時間が足りないくらいかもしれませんが、心身ともにリフレッシュして2学期への鋭気を養って欲しいと思います。

ここで、2点の秀作紹介です!

動きに勢いがあるモチーフですが、その勢いに流されず、とても丁寧に観察し、量感と空気感を表現できています。


髪の毛部分にもう1歩面の強さが欲しいですが、6時間でここまで攻め切って表現できる実力は凄いです!

2学期も
前向きに!!
冷静に!!
頑張って行きましょう!!

追伸
ここからは、夏期講習中に生徒と一緒に参加して、実技制作した講師の作品を掲載してみます。

外国モデルさんの首像は新妻先生の作品です。

初めて外国のモデルさんを作られたそうで、こう作りたい!と言う楽しさが見て取れるのが、さすがですね。

以下2点は氷室のデッサンとモデル首像です。


久しぶりに実技制作に参加し、改めて感じる視点や普段忘れていた感覚を思い出す事ができ、勉強になりました。

「今から始める、センター英語対策講座」是非!!

 

 

こんにちは、全科総合部です。
今年の夏の実技は、充実したかと思います。

さて2学期が始まるまで、もう少し時間があります。
疲れを癒すのもよし、宿題をするのもよし。

しかし、刻々と近づくセンター試験。
落ち着きませんよね。

新美では、8月29日(水)に「今から始める!センター英語対策講座」を
開きます。
明日ですが・・・
_まだ間に合います!

センター試験の英語の過去問題を解いた事、ありますか?
センターの英語は問題数が多く、全部解く時間がなかなかありません。
最後までいかない可能性もしばしば・・・。
これからセンターの勉強を始める人、不安ですよね。

こちらの講座では、今からでも間に合うよう無駄のない勉強法を教えてくれます。美大では実技に比重がかかるけど、学科もおろそかにはできません。
合理的に学びたいものですね。そんなあなたにおススメです。

学ぶ方法もわからないあなた!そんな方にもおススメです。

申し込みは、新美のホームページのこちらから!!
http://www.art-shinbi.com/event/2018/natsutoku/

ケンシロウ「リハクよ、おまえはまだ間に合う!」(講座を受けてね?)

 

 

彫刻科 夏期講習も後半戦です!

こんにちは!彫刻科の小川原です。夏期講習に入って学生の実力がどんどん上がっていくのが目に見えて感じられて嬉しいです。この調子で行きましょう!

直近の優秀作品を各課題1枚ずつ紹介します。
現役生の作品。

雰囲気に逃げること無くどんどん形を描いていける攻めの姿勢がとても良いです!!いつもこのくらいのレベルが当たり前のように描けると良いですね!

浪人生の作品。

動物は表面の観察だけではどうにも出来ません。内部構造を含めたそのものの理解が不可欠です。他の課題に比べて練習量が少ないですがここまでやれると言うことは何でも見切る力がついてきたと言うことです!この調子!

浪人生の作品。

講習も後半に入り、ほぼ試験時間での制作ですが、十分な仕上がりです!調子も美しくキレがあって良いですね!

現役生の作品。

とても難しいポーズだったと思います。なおかつ難しい位置から描いています。この作品は人体としてモデルさんをゆったりと捉えて生き生きと描けています。魅力的です!

浪人生の作品。

外国人モデルさんの首像です。彫りが深く、奥行きの強い構造を持っているので自然な観察で捉えれば自ずとカッコいい作品になります。完成度も素晴らしいです!

浪人生の作品。

とても印象よく描けています。逆行での調子の配分もちょうど良く、実力の高さが伺えます。

浪人生の作品。

短い時間でここまで出来たら言うこと無いです。十分でしょう!出だしから安定していました!

浪人生の作品。

描いて形にしていくことに悩んでいましたがこれでいいと思います。技術にとらわれること無く、今の実力で普通に描けばこれだけ良い物が描けると言うことです!頑張ってください!

さ、夏期講習も最終週に突入です!僕としてはもう一段階レベルを上げていきたいところです!目標を高く持っていきましょう!!

先日新しい作品が完成しました。10月1日に新美のショウウィンド?に展示する予定です。

 

彫刻科 1学期末コンクール

彫刻科の小川原です。夏期講習が始まりました!1学期で学んだことを夏期講習で実践力に変えていきたいですね!頑張りましょう!

1学期末コンクールでは、それぞれの課題が見えたと思います。一層力を入れていきましょう!

デッサン1位。

やや影側の調子がばらけているところがありますがやりきった魅力があります!どんどん伸びていますね!

現役生も頑張りました!

未完成を感じるデッサンではありますが、印象に素直に迫れているところがとても良いです!

塑像1位。


大きめに作っていますが抜けがなく、堂々とした強さがあってよいです!首周りの魅力が増すと言うことなしです。

さて、新美のショウウィンドーの展示作品を先日入れ替えました。またブロンズ作品です。
人物が溶けていくイメージの作品。前回は緑青で仕上げましたが、今回は黒サビです。

今年の夏は特別暑いですが、暑さなんかに負けず、グイグイ実力を伸ばしていきましょう!!