月別アーカイブ: 2019年8月

芸大デザインコース

こんにちは。

夏期講習もⅤ期に入っています。

デモストや参考作品、生徒優秀作品など参考にしながらも、石膏や構成モチーフと向き合い、手を動かしながら観察と表現のバランスを考えて制作しています。

芸大生によるデモスト後の浪人時代や試験での話もとても参考になり、モチベーションも上がっていきました。

生徒制作風景

 

Ⅵ期は夏期の総まとめコンクールで、主に新美出身芸大生デモストと一緒に制作します。

今の時期に一人で力をどれくらい発揮出来るのか、どのようなことが出来るようになったのか、出来ないのか、試して把握する機会にしてみてくださいね。

 

 

 

映像科:夏期講習会も折り返しです。

こんにちは、映像科です。
Ⅴ期(8/12〜17)の授業では、武蔵美映像学科の感覚テスト、小論文、デッサンだけでなく、
・図説+説明文の課題(東京造形大学デザイン学科の構想表現、武蔵美デザイン情報学科の小論文)の対策
・テキスト読解型の小論文(日芸映画学科、東京造形大学デザイン学科、武蔵美芸術分学科)の対策も行なっています。
志望校や併願校を検討する上でも、夏の段階で各学科・専攻の試験科目を掴んでおくことは大切です。

なお来週からのⅥ期は武蔵野美大映像学科の対策です。
・8/19(月)小論文or鉛筆デッサン対策①(どちらか選択)/映像作品上映
・8/20(火)感覚テスト対策①
・8/21(水)小論文or鉛筆デッサン対策②(どちらか選択)/映像作品上映
※合格者デモンストレーションあり
・8/22(木)感覚テスト対策②
・8/23(金)コンクール制作日(実技模試、感覚テスト・小論文or鉛筆デッサン)/学科試験解説
・8/24(土)コンクール講評日
まだ申し込みも受け付けているので、武蔵美映像学科の受験を考えている人はぜひご参加ください。

+

さてⅢ期の推薦入試対策の授業では、武蔵美映像学科の総合型選抜「クリエイション資質重視型」「ディレクション資質重視型」の対策を行いました。映像作品研究にはじまり、本番さながらのプレゼンテーションおよびディスカッションなども行い、最終日には新美1Fのギャラリーで作品発表。最終的に展示&上映した作品のレベルは高く、充実した6日間だったと思います。受講した皆さんは、お疲れさまでした。この経験を生かして、二学期以降はポートフォリオ制作や面接試験対策など、引き続き取り組んでいきましょう!

夏期講習会の真っ最中Part2です。

激暑ですね!本当にこの暑さで来年オリンピックが行われるのか…厳しい暑さですね。ちょっと心配です。

デザイン・工芸科夜間部です。

夏期講習はⅤ期に突入しています。ちょっと疲れがたまって来ていることでしょう。ということで、ストレス発散、納涼スイカ割り大会を今年も開催してしまいました。もちろん、講習会後に開催。スイカはまずはモチーフとして描き、割った後にありがたくいただきました。

 

納涼しても、暑いものは暑いですけどね。

Ⅴ期に入って、少し曇って暑さが和らいでいるような…ですね。

 

授業の方は、いろいろなイベントがあったりしています。去年の多摩グラフィックの入試再現をデモンストレーションで再現してもらいました。点数も高く、見ごたえのある作品です。

制作過程の動画もあります。

 

その他、講師のデモンストレーションもやってもらっています。結構たくさん貯まってきました。

 

まだまだ、夏は続きます。もうひと踏ん張り、頑張っていきましょう!

先端芸術表現科夏期講習6期のお知らせ

こんにちは、先端芸術表現科です。

2ターム目の4期も終了し、いよいよ夏期講習も残すところあと1タームとなりました。

2ターム目の初日では、まずガイダンス代わりに「棒のワークショップ」を行いました。このワークショップは「与えられた棒を加工変形せずに、作品を作りなさい」というもので、こちらは4人一組のグループになって制作を行いました。

その後、午後の課題は「観察と想像」のワークショップ。こちらでは、「鳩を1時間観察し、そこから発見したことをもとに制作しなさい」という課題を行いました。各々が鳩を観察し、そこから発見したことを元に制作するこの課題では、表現の重要なはじまりとしての観察からどのように対象のあり様を見出し、自らの関心につなげていくのか、ということを考えていきました。

2日目は、まず皆でいくつかの遊びを実際に行ってみました。ウィンクキラー、形態模写、ジェスチャーゲーム、などなどを行った後に、3人一組のグループになり、「新しい遊びを作る」という課題を行いました。グループワークでは、自らの制作や思考のプロセスとは異なる他者とともに制作することで、自らの制作行為自体を客観的に捉え直すことが、重要な一つの契機となります。遊びのワークショップでは、各グループが新しい可能性を有した遊びを作成しました。最後はグループでの制作のプロセスがどのように進行したのか皆でディスカッションすることで、うまくいった点、うまくいかなった点を再度捉え直し、制作におけるプロセスの問題を皆で検討していきました。

3日目、4日目は一次対策を、素描・小論に分かれて行いました。4日目には、現在先端の学部に在籍している生徒をデモンストレーターとして招き、一次試験において念頭においていたこと、本番での問題への応答の仕方などを、受験生と話していきました。また個人資料ファイルの進め方などについても、自らの個人資料ファイルを紹介しながら話してもらいました。

 

最終日の作品講評会では、ギターによる暗闇での演奏から、パフォーマンス作品、粘土による造形作品、自らの家で行った制作活動などなど多種多様にわたる表現が提示され、講師一同も非常に刺激を受ける講評会になったように思います。4期での成果がしっかりと発揮された講評会になり、ここでの自らの気づきをもとに、これからの制作を進めていくことができれば、自らの表現を立ち上げていくきっかけになるのではないでしょうか。一日8時間を6日間という合宿のような日程でしたが、表現について考える大変濃密な6日間になったと思っています。

 

さて、来週の月曜日19日からは、3ターム目が始まります。

19 月 一次対策(小論or素描)
20 火 一次対策(小論or素描)
21 水 総合実技
22 木 ゲストアーティストによるWS
23 金 作品制作日
24 土 作品講評会

22日の特別ワークショップでは、いつもの予備校の課題と異なる特別な授業を、現在アーティストとして活躍している方をお招きし開催します。夏期講習の申込みは、こちらのウェブページから行えます。
受講相談など随時受け付けていますので、先端受験を考えている方は遠慮なくご連絡ください。
また18日日曜日には、2学期入学の方の高卒生を対象とした特待生試験もあります。こちらも関心のある方はぜひご覧ください。

というわけで、大変充実した夏期講習4期のレポートと6期のスケジュールの紹介でした。

元気ですかーー!?展示を観に行ってリフレッシュしましょう!

油絵科夜間の本山です。
立秋になり暦上は秋のようですが、残暑は続いていますね。
皆さん暑さにはバテていませんか?
残りの夏も元気に過ごせるように、休みの日や少し休憩、気分転換に美術館へお出かけしてみるのもいいかもしれません。

そこで現在開催中の展示を2つご紹介させていただきたいと思います。

 わたしは、昨日品川の原美術館にいってきました。夏の間は普段の閉館日も開いている日があるので要チェック!!

 今は、東京と群馬で同時開催している加藤泉さんの大規模展示です。

 加藤泉さんは武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後
初期より、胎児のような人間をモチーフとした油彩絵画作品を手がける原始美術を思わせるミステリアスで⼒強い⼈物表現を特徴とする作家です。
 1990 年代半ばより絵画作品を発表、2000 年代に⼊ると⽊彫も⼿がけ、2007 年ヴェネチアビエンナーレ国際美術展への招聘をきっかけに国際的な評価を獲得し、⽇本・アジア・欧⽶とその活動の舞台を広げてきました。
近年ではソフトビニール、⽯、ファブリックなど多様な素材を⽤いたダイナミックなインスタレーションを展開する⼀⽅で、新たに版画制作にも取り組むなど、その意欲的な創作活動に多くの注⽬を集めています。

 原美術館は元々は個人邸宅として建てられた独特の建築空間であり、その建物に対話するようにして、最新の絵画、彫刻作品約30点を展示されており、独特の世界観を作り出すしていました。また、加藤泉の新たな試みの1つである、⼤判のファブリックを用いたインスタレーションも披露されています。

こちらはいけてませんが
群馬にある別館のハラ ミュージアム アークでは、メインギャラリーでは、代表的な大型の木彫作品を中心に、ソフトビニールや石を用いた多彩な彫刻作品が一堂に会す様です。
初期作品から近作まで、未発表作品を含む約100点が集結し、開放的でシンメトリーな空間の中に、今までの作品が網羅的に並べられることによって、作家ならではの独特な人物表現がどのようにして広がりを見せていったのか、その変遷を辿ることができるそうです。

・原美術館
会期:2019810日(土)~2020113日(月・祝)
住所:東京都品川区北品川4-7-25
TEL03-3445-0651
休館日:月曜日(2019812日、916日、23日、1014日、114日、2020113日を除く)、 2019813日、917日、24日、1015日、115日、年末年始
開館時間:11:0017:00(水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
入館料:⼀般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70歳以上 550
原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料
20名以上の団体は1100円引

 もう一つ新宿美術学院、新宿校の近くにあるオペラシティではいまジュリアン・オピーの展示をしています。

 ジュリアン・オピーはイギリスを代表する現代アーティストの一人であり、点と線という最小限の視覚言語で構成された人物像やポートレート、風景などを、平面、立体、映像そしてインスタレーションで展開しています。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を表し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代アートの歴史を語るうえでも欠かせない重要な存在となっています。

 また、オピーは日本の浮世絵のコレクターでもあり、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風も浮世絵から着想を得ているようです。

 本展では、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、作家の現在を紹介していました。平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、最新の作品世界を存分に楽しめる機会かと思います。

ジュリアン・オピー Julian Opie
会期:2019710日~923
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:0019:00(金土~20:00
休館日:月(祝日の場合は翌平日)、84日(全館休館日)
料金:一般 1200 / 大学・高校生 800 / 中学生以下無料

どちらも是非足を運んでみてください!!