日別アーカイブ: 2019年8月9日

元気ですかーー!?展示を観に行ってリフレッシュしましょう!

油絵科夜間の本山です。
立秋になり暦上は秋のようですが、残暑は続いていますね。
皆さん暑さにはバテていませんか?
残りの夏も元気に過ごせるように、休みの日や少し休憩、気分転換に美術館へお出かけしてみるのもいいかもしれません。

そこで現在開催中の展示を2つご紹介させていただきたいと思います。

 わたしは、昨日品川の原美術館にいってきました。夏の間は普段の閉館日も開いている日があるので要チェック!!

 今は、東京と群馬で同時開催している加藤泉さんの大規模展示です。

 加藤泉さんは武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後
初期より、胎児のような人間をモチーフとした油彩絵画作品を手がける原始美術を思わせるミステリアスで⼒強い⼈物表現を特徴とする作家です。
 1990 年代半ばより絵画作品を発表、2000 年代に⼊ると⽊彫も⼿がけ、2007 年ヴェネチアビエンナーレ国際美術展への招聘をきっかけに国際的な評価を獲得し、⽇本・アジア・欧⽶とその活動の舞台を広げてきました。
近年ではソフトビニール、⽯、ファブリックなど多様な素材を⽤いたダイナミックなインスタレーションを展開する⼀⽅で、新たに版画制作にも取り組むなど、その意欲的な創作活動に多くの注⽬を集めています。

 原美術館は元々は個人邸宅として建てられた独特の建築空間であり、その建物に対話するようにして、最新の絵画、彫刻作品約30点を展示されており、独特の世界観を作り出すしていました。また、加藤泉の新たな試みの1つである、⼤判のファブリックを用いたインスタレーションも披露されています。

こちらはいけてませんが
群馬にある別館のハラ ミュージアム アークでは、メインギャラリーでは、代表的な大型の木彫作品を中心に、ソフトビニールや石を用いた多彩な彫刻作品が一堂に会す様です。
初期作品から近作まで、未発表作品を含む約100点が集結し、開放的でシンメトリーな空間の中に、今までの作品が網羅的に並べられることによって、作家ならではの独特な人物表現がどのようにして広がりを見せていったのか、その変遷を辿ることができるそうです。

・原美術館
会期:2019810日(土)~2020113日(月・祝)
住所:東京都品川区北品川4-7-25
TEL03-3445-0651
休館日:月曜日(2019812日、916日、23日、1014日、114日、2020113日を除く)、 2019813日、917日、24日、1015日、115日、年末年始
開館時間:11:0017:00(水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
入館料:⼀般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70歳以上 550
原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料
20名以上の団体は1100円引

 もう一つ新宿美術学院、新宿校の近くにあるオペラシティではいまジュリアン・オピーの展示をしています。

 ジュリアン・オピーはイギリスを代表する現代アーティストの一人であり、点と線という最小限の視覚言語で構成された人物像やポートレート、風景などを、平面、立体、映像そしてインスタレーションで展開しています。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を表し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代アートの歴史を語るうえでも欠かせない重要な存在となっています。

 また、オピーは日本の浮世絵のコレクターでもあり、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風も浮世絵から着想を得ているようです。

 本展では、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、作家の現在を紹介していました。平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、最新の作品世界を存分に楽しめる機会かと思います。

ジュリアン・オピー Julian Opie
会期:2019710日~923
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:0019:00(金土~20:00
休館日:月(祝日の場合は翌平日)、84日(全館休館日)
料金:一般 1200 / 大学・高校生 800 / 中学生以下無料

どちらも是非足を運んでみてください!!