月別アーカイブ: 2018年10月

彫刻科 公開コンクール上位作品。

こんにちは!彫刻科の小川原です。先日行った公開コンクールで上位だった作品を紹介します。

デッサン1位 現役生

デッサン2位 現役生

3位

塑像1位

塑像2位

塑像3位

この時期6時間での制作はまだ慣れてなくて大変だった部分もあると思います。デッサンも塑像もいい作品がもう少し出てくれると良かったですが、今回の結果を反省点として捉えて、次回に活かしていって欲しいです!入試を見据えて頑張りましょう!!

映像科:武蔵野美大映像学科 実技模試のレポート

こんにちは、映像科講師の森田です。
7(日)・8(月・祝)の2日間は実技模試、いわゆる公開コンクールでした。今年も普段木金日コースを受講している学生だけでなく、多くの映像学科受験生に参加してもらいました。映像学科の受験に興味がありながらも今回は受講できなかったという人もいると思うので、出題した模擬試験問題と解説を書いてみます。

○感覚テスト
下記の語から想起する場所のイメージ、あるいは出来事のイメージを絵と文章を用いて表現しなさい。
「呼応(こおう)する」

→出題意図
指定された語から映像的な場面を創作することが感覚テストの課題です。
今回のキーワード「呼応」を辞書で引くと、
1.一方が呼びかけ、相手がそれに応えること。互いに呼びかわすこと。
2.互いに気脈を通じて物事を行うこと。示し合せること。
3.文中である語とあとに来る語が特定の関係を示すこと。
というような意味が挙げられています。辞書の意味に当てはめなければいけないということではないですが、例えば1の「互いに呼びかわすこと」や2の「気脈を通じて物事を行うこと」という部分からは、何か物語の断片のようなものが想像できそうです。それは人と人の関係かもしれないし、動物や無機物との関係でもあり得ます。何かと何かの特別な関係が「今まさに」立ち上がっている、そのことを映像的な場面として表現してもらいたいと考えました。もちろんビジュアル的なアイディアや文章の語彙の面白さも評価します。

○小論文
配布されたモチーフを観察して、そのすべての情報を言葉によって描写し、伝えなさい。
【配布物:造花】

→出題意図
武蔵美の小論文では配布されたモチーフをよく観察して考察や論述に展開することが求められています。今回のモチーフの「造花」は花びらの微妙な透けや葉の葉脈、茎の棘など細部まで再現された製品です。これは花のコピー(模造)であると言えますが、私たちはどのような点からその違いを感じ取っているのでしょうか。その知覚の過程を描写しながら、実物/模造についての考察を展開してもらいたいと考えて出題しました。

○鉛筆デッサン
配布された2種類のモチーフの観察を通じて、見えたこと、わかったことを克明に描写し、伝えなさい。
【配布物:造花、生花】


(※黄色い方が造花、白い方が生花です。画像でわかりますか??)

→出題意図
生の花と、生の花を模して作られた造花。ぱっと見た目は近しい物と感じますが、細部を観察すると当然差異が見えてきます。両者を観察して描いていくことを通じて、生命を持っていた物としての花と、工業製品として製造された造花それぞれの「存在」に迫ってみて欲しいと考えて出題しました。

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毎年この時期の実技模試では、前年度の実技試験の傾向を踏まえて出題をし、実際の試験と同じ条件で制作してもらいます。また今回は今年から出題の形式が変更になる「造形構想学部」の学科試験も併せて受講してもらいました。学科試験も含めて、良いスコアが出れば喜ばしいですが、大切なことは、この2日間で武蔵美映像学科の試験の傾向(採点する上でどのようなことが重視されているか)を掴んでおくことです。そして実技模試は緊張感のある雰囲気でも臆さず制作するための練習でもあります。

参加した皆さん、2日間お疲れさまでした!良い結果だった人はおめでとうございます。不本意な結果だった人も、ここから再スタートの気持ちでいきましょう。
一般入試まではちょうど4ヶ月!まだまだレベルアップできます!

彫刻科公開コンクール 10/7デッサン 10/8塑像

こんにちは!彫刻科の小川原です。今週末の日曜と月曜の祝日に公開コンクールを行います。
今の時期、試験時間に合わせた実践形式の実技模試でどこまで自分はやれるのかを検証するいい機会だと思います!各予備校でも実施すると思いますが、普段の慣れた制作環境でない場所で実力を試す事には大きな意味があります。そういう意味でも是非学外生の皆さんに積極的に参加して欲しいです!
デッサンも塑像も、定員まであと若干名の余裕があるので意欲のある学生の皆さんの参加をお待ちしています!!

本日の預かり作品。

コンクール前に気合の入った良いデッサンが出ました!
学外生の皆さんの力作にも期待しています!!頑張りましょう!!

通信教育:10月入学生徒募集中です

こんにちは、通信教育の講師の土屋です。

2学期に入り通信教育の生徒も増えてきました。みなさん課題制作は進んでいるでしょうか?

今年の通信はというと・・・

最北:北海道

最南:鹿児島県

全国からまんべんなくお住まいの方々が受講されている印象です。

通信を受講して、講習会は遠方から東京にいらっしゃる生徒の方も多いです。

色々な地域の方の作品が集まってくるのも通信ならではです。

みなさん、体調管理に気をつけて制作を進めてくださいね。

 

前回に引き続き、お送りしている資料を紹介します。

ごく一部ですが、こちらは平面構成/着彩写生の冊子資料です。

こんな感じの特製資料を、志望・専攻に合わせてお送りしています。

 

新入学生引き続き募集しております。

詳しくはこちらをご覧下さい。

保護者面談を経て

デザイン工芸科夜間部です。

9月の終りに保護者面談が行われました。夏期講習会の報告や、志望校の確認、受験に対して各家庭のスタンスなどを保護者の方とお話しました。

初めての美大受験。現役生が大半を占める夜間部、美大受験に対しての情報がないために、熱心にお話を聞いてくれる親御さん達が多かったです。不安な気持ちを完全に安心させることは難しいですが、出来るだけ親身になって説明したり、話を聞いたりしました。

こちらは毎年のことですが、初めての受験生を持つのは、やはり大変だと思います。あらためて身を引き締めてやっていこうとおもいます。

授業内で行われる全科自画像のコンクールの提出も終了しました。全科の戦い…どうなるか…結果が楽しみです。

去年の自画像コンクールの様子です。

負けていられないですね。

9月の演習課題、進んでいます。大きな陰影の関係を捉えるために、課題を工夫しています。普段と違った描き方をすることで、見えなかった問題点が浮き彫りになってきます。この時期に問題点をしっかりと把握して、直前に問題点を持ち込まないようにしたいです。

そして、10月は、私大系、芸大系ともに、一学期から用意準備してきた課題をやります。結構準備は大変でしたが、理解が深まるはずと信じていますので、頑張ってください。