月別アーカイブ: 2015年11月

絵画の中の動物

今日は、油画講師の仲間です。
さて、最近はだんだんと寒くなってきて来て、シンビの2学期も残すところあと1ヶ月程となりました。普段は受験に向けて大変な毎日を過ごしていることだと思います。そこで今日は癒される動物たちを紹介していきます。

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まずは王道、猫 竹内栖鳳作の「班猫」です。猫の優美な体躯と気まぐれな性格が生き生きと描かれています。近づいたら逃げられそうですね。でも絵なので大丈夫、今は恵比寿の山種美術館で見ることができます。

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猫といったらレオナール・フジタも外せません。こちらのほうは飼い猫でしょうか、さわらせてくれそうな気がします。
フジタは今ちょうど映画が上映されていますね。
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次はこちら。誰の作品かわかるでしょうか。

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正解はダヴィンチで白貂を抱く貴婦人に登場するオコジョです。柔らかい毛の質感と柔軟な肉付きがみごとです。

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こちらの猿たちもなかなか愛くるしい感じです。

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フリーダカーロの自画像で作家と戯れている様子が描かれています。この作家は猿を抱く写真も残っているのですが飼っていたのでしょうか、羨ましい。

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馬も絵画でよく登場する動物ですね。こちらはマリー・ローランサンの作品、川村記念美術館に所蔵されています。

さて最後はとっておきのゆるキャラ?たちを紹介して終わりにしましょう。

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ニコピロスマニの羊 皿の上のケーキ?と並ぶとなんだか羊も美味しそうに、、、

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アレックスカッツの犬 モップ?

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伊藤若冲の猿 いいですね。

可愛さを重視して集めてきましたが、どれもしっかりとした造形の美しさをもった素晴らしい作品です。

スケッチのススメ

こんにちは、日本画の佐々木です。
だんだんと寒くなってきて、いよいよ受験の気配を感じる頃ですが…皆さん、秋ですよ、秋。冬になる前の、一番カラフルな季節です。

先日、ちょっと足を伸ばして山の方へスケッチに行ってきたのですが、
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もみじを中心に、こんなに綺麗に色づいていました。
そんなもみじを横目に見つつ、私は山茶花をスケッチしました(笑)

日本画は、もちろん人によりますが、景色や草花、人物や動物などを実際に見て、スケッチをしてそれを元に絵を制作していきます。
そのための、見て描くちからをつけるのが、受験の絵なんですね?。

そして、見て描く、ということにはもう一つ大きな意味があるのではないかと私は思っています。何かを描こうと思っていざ実際に対象に向かい合ってみると、自分が思っていた以上の発見があるのです。

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絵本に出てきそうな湖や、
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自然のものとは思えないような綺麗な色、形
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ミニチュアかな?と思ってしまうようなスケール感。

いつも、スケッチに出るたび、新しい発見と感動の嵐なのです。
何かを見て描く、ということは、そこから新しいアイディアをもらえるということ。
地球に生きている限り、アイディアが尽きることはなさそうですね!

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アトリエでいつも描いている見慣れたモチーフも、もう一度よく見てみると、新しい発見があるかもしれません。
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受験が近づいてきてぎゅーっとなりがちですが、シンプルにモチーフに向き合う、発見する、を楽しみながら描いていけたらいいですよね。
自分の中に、どんどんいろんなものを吸収していきましょう!

芸大デザイン公開コンクールとプレ冬期講習公開ゼミ

デザイン科総合コースの滝口です。
新美の芸大デザイン科コンクールは、無事10月25日のデッサン、11月1日に色彩構成、11月3日に立体構成の3つを行いました。

今年から芸大の一次試験のデッサンでは、石膏と構成デッサンを選択できるため、新美でも申込時に石膏か構成かを選択して、同時に開催しました。
初めての試みなのでどうなるかと思いましたが、やってみると石膏と構成デッサンを並べて採点していくと、やはりお互いの良し悪しがはっきりと見える部分もあるので、今年はその点も踏まえながら、一次の結果も決まってくるのかな?って思いました。石膏でも構成でも、デッサンの上位というのははっきりする部分がありますね。印象とかデッサン力とか。

そんな中、今年の公開コンクールで、上位入賞の方おめでとうございました!!
デッサンは、それぞれ石膏/構成と1位から3位まで付けました。
ぞれぞれの上位作品を挙げていきます。95_02

構成デッサンは、シンプルながらしっかりとしたデッサン力を感じる作品ですね。
※石膏デッサンは、外部生でしたので挙げられません。すみません。

デッサン講評風景:
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色彩構成は、公開コンクール当日に家から新美までの中で目にしたものをテーマにという課題で、モチーフも2種類渡していますが、発想力や日頃の注意力なんかを試してみたいなと思って出しました。

色彩構成の作品は、全部お見せできないので、画面の一部分になります。
朝銭湯に本当に行ったしいですよ。そんな面白い視点でいいですね。
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色彩構成講評風景:
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形体構成は、粘土ではなく異種素材で出しました。
芸大の立体は、粘土や異種素材など色々と準備することも多く、応用力や技術力も必要としますが、しっかりと身に付けていければ色んな形をつくることが出来て、楽しいですよね。

こちらも一部分の掲載になります。
素材は、ケント紙と紐でした。
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形体講評風景:形体はカメラ撮影で、細部まで見れるようにしています。
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参加いただいた学生の皆さん、お疲れ様でした。
各自この公開コンクールをきっかけとして、色々な問題点や改善点なども見えてきたと思います。
それぞれ今回の結果に一喜一憂せず、これから冬と直前に向かって頑張って下さい!!

冬季講習会のお知らせで、11月29日(日)にプレ冬季講習会があります。
こちらは全て無料で、それぞれの科で、公開講座を開いています。
芸大デザイン化では、今年から始まる構成デッサンを描きながら、ポイントを説明した行きたいと思ってます。
新美では、早くから構成デッサン対策に力を入れてきました。総合コースという場所なので、私大対策も充実しているので、そのノウハウやポイントなどもしっかりと研究しています。
まだ未知なる構成デッサンに挑もうと思っている受験生にとって、とっても身のある話やちょっとしたポイントを聞くチャンスに鳴ると思います。

是非とも気楽に参加してみてください!!
下記の申込みフォームより申込できます。
http://www.art-shinbi.com/open-s/20151129.html

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基礎科の平面構成

こんにちは、新宿の基礎科です。
先週基礎科では専門課題の週間でした。
デザイン専攻の学生の作品を紹介します。

課題は、アヒル隊長をモチーフに「水」をテーマに描きました。
アヒル
個性豊かで楽しい作品ばかりです!
アイディアの出し方のコツもつかめてきたようで、
「水」という一つのテーマからこんなに沢山のバリエーションが見れて楽しいですね!
みんな道具の扱いにも慣れてきて、
自分がやりたい!と思ったイメージを表現できるようになってきたように思えます。

文化祭や中間試験も落ち着いてきたところですので、
受験科へ行くまでの間にしっかり基礎力を固めていきましょう!

夜間部デザイン・工芸科です。

こんにちは。夜間部デザイン・工芸科です。

11月は公開コンクールが目白押しです。

先日は東京芸大デザイン デッサン、平面、立体にて、現役生も健闘しました。

11/15(日)多摩美大グラフィックデザイン デッサン
11/22(日)11/23(月・祝)は、東京芸大工芸 デッサン、平面
に向けて頑張っております。

現時点での実力を発揮できるように随意制作しております。