月別アーカイブ: 2015年2月

誰が描いた絵でしょう③

こんにちは。油絵科の関口です。今日は再びクイズです。さあ、誰が描いた絵でしょうか?

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nec723初期の作品

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顔写真①

 

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水彩作品

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初期の油彩作品

ヒント
・師匠はギュスターブ・モローです。

008_t顔写真②

 

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ステンドグラス作品
この作品からは晩年の作風が伺えます。

 

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「道化師は私なのだ。私たち誰もが金ぴか衣裳をつけた道化師なのだ。誰かがふと私たちを見かけたら、計り知れぬ憐れみの情によって心の奥底までゆさぶられるだろう…」

「汚らしい、あるいは卑しいものからでも、美は引き出せるのではないだろうか?」

 

 

答え:ジョルジュ・ルオー

渋谷校の初日(1日体験講習)

こんにちは、デザイン科 古関です。

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今日は渋谷校の初、1日体験でした。

参加者の皆さんも新しい渋谷の校舎で、初々しく頑張って制作できました。
この後も渋谷校でみなさん頑張りましょう。

渋谷校の体験授業の様子です。

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渋谷校は渋谷駅のすぐそば(徒歩5分!)で、通いやすくとても便利な場所にあります。
地図の詳細です

この後も、2/22に1日体験講習、3/2から無料体験授業と
イベントが続きます。
気になる方は、気軽に参加してみてください。
詳細はこちら

学院長からもきれいなお花をいただきました。ありがとうございます。IMGP0928

いよいよ2月

こんにちは、基礎科講師の佐々木です。
年が明けてからは強い寒波が度々訪れ、寒い日が続いていますね。
とはいえ立春は過ぎ、じわじわと花粉を感じるようにもなって…春はもうすぐかもしれません。
受験生たちは心中穏やかではない時期ですが、基礎科に通っている高校二年生の生徒たちは
来年からの受験科へ向けてどんどん力をつけています。

今日は、今行われている専門課題の中から日本画選択の制作を載せていきます。

今回のモチーフは、鳥さんがみかんを狙う…

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じゃん。節分モチーフです。(課題のスタートが2月3日だったのです。)

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一見シンプルに見えるモチーフですが、描いてみると意外と面倒なんです、これ。
他の講師達からも、「描きたくない、面倒くさそう。」との評価をいただきました。どうも。

手拭いの豆絞模様、鳥の剥製、猫柳の花…
細かいものや面倒なものほど焦る気持ちを抑えて、ちょっとじっくり観察してみる、描いてみる。
日本画は試験時間が長い分、大きな目で描く時と細かく描く時の切り替えを上手にしてあげないと
なかなかクオリティを高めていけません。
受験科を前に、ちょっとそのような意識が必要な課題にしてみました。

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いい感じです。

そして完成した生徒作品はこちら。

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きれいな光を感じながら、とても見やすい全体感です!
質感もそれぞれのものに合わせて表現出来始めていますね。
私は特に、ジョッキの透明感、厚みの表現がとても素敵だなあと思いました。

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こちらの作品は、丁寧な書き込みで画面が満たされていて、ピンとした空間が出ています。
つかめそうな存在感ですね。
今回この作者は、「状況で見る」ということに取り組みました。
物をよく見て描くだけではなく、「重なっている状況」「影が落ちている状況」…などなど
物の周りの状況まで観察して写しとることで、より遠近感や光の流れが表現できるのです。

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こんなふうに、モチーフの一部分を切り取って観察するイメージです。
うんうん、よく観察できてます。
ところで、今日はバレンタインだったので生徒達から嬉しい差し入れが。
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お腹が空きすぎていくつか食べてしまってから写真を撮りました。
みんなありがとう。しみます。

あと三週間ほどで今学期の授業は終わりです。
基礎科でラストスパート、伸ばしていきましょう!

映像科:オススメ展覧会

こんにちは、映像科講師の森田です。芸大に向けて入試直前講習はまだまだ続きますが、私大(武蔵美・造形大・日芸)がメインの映像科は今週で一段落。映像科の皆さん、ひとまずお疲れさまでした。

そんなわけで今回は久しぶりにオススメ展覧会情報です。この季節は毎年開催されている映像メディア系のイベントがいくつかありますね。まずは『文化庁メディア芸術祭』。今年で18回目になるこのイベントでは「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4つの部門の受賞作品が展示されています。会期はちょうど15日までなのでぜひ今週末に。

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もうひとつは今年で7回目になる『恵比寿映像祭』。例年東京都写真美術館で開催されていたイベントですが、現在写真美術館は改修工事中ということで、恵比寿ガーデンプレイスのいくつかのスペースで展示や上映が行われるようです。「メディア芸術祭」もそうですが、展示は基本的に入場無料!ということもあり、映像メディア系専攻以外の人も足を運んでみてください。こちらの会期は2/27から。

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この他にも国立新美術館では19日から『東京五美術大学連合卒業・修了制作展』が開催されます。東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学から卒業制作・修了制作の作品が展示されます。「気がついたら卒制終わってた!」という人はぜひこの機会に。

セルフコントロール

こんにちは。工芸の松井です。

先日の立体表現課題での話なのですが、朝急遽モチーフを変更する事がありました。
予告していた課題内容よりもかなり難易度が上がり、生徒の間に動揺が走りました。まぁ意図しないハプニングだったのですが、入試に向けてメンタル強化していく上で結果的にとてもよい経験になりました‥
たとえどんな課題内容が出題されたとしても『出題意図を柔軟に汲み取り、自分なりの答えを懸命に表現する』です。
大学側は入試課題を通して受験生自身が『どんな人間』なのかを見ています。
勿論入試で自身のベストを出せる事が一番良いでしょう。けれど、たとえ思う通りに制作が進まなかったとしても、出題された『課題に対して自分なりに懸命に答えようとする姿勢』がとても大切です。そしてそれは絶対に伝わるものです。ですから、落ち込んだり諦めたりはナシです。ピンチをチャンスに変えられないか?不慣れな課題は他の受験生も同様に不慣れなんです。慌てず落ち着いてやれる事を考えるんです。
私自身の入試経験でも、初めての試験で突如イメージ構成が出題されたり、未経験の描画材を当日突然与えられ描かねばならない、など失敗した苦い経験が何度もありました。
工芸の入試は数年に一度、過去の傾向を大きく裏切る課題が出題されてきています。
どんなに準備をしてきても、全ての事を万全にして入試を迎える事は難しいです。
ですから、そんな時こそ思考をポジティブに!試験課題を受け入れ出来る事をしっかりとやる!です。
入試はとても緊張するものです。ガチガチに緊張していると自分の思ったような描き出しにならない事も多いだろうし、出題内容に動揺しさらに緊張してしまうなんて事もあるでしょう。
そんなガチガチの緊張を良い緊張感に変えていきたいですよね。
そこで、まず『緊張してる!ヤバイ!』なんて思い過ぎない事。
1年間準備してきたんですから、思いが強い程、緊張しちゃいますよね。なので『緊張するのは当たり前』『緊張は自分だけじゃなく皆も同じ』と思う事で少しは落ちつけるんじゃないかな?
それでも過度な緊張を感じているならば‥
ド定番ですが、まずは 深呼吸
緊張した時に起きる身体の変化。呼吸、心拍数、脈拍、発汗‥この中で自身ですぐコントロール出来るのは呼吸です。
鼻からゆ?くり7秒間を目安に肺がいっぱいになるまで空気を吸い込んで、一旦止めてから、口からまた7秒間かけておへその下がへこむくらいゆ?くりと肺にたまった空気をすべて吐き出す。(僕の場合はより呼吸に集中出来るので目を閉じます)これを数回繰り返すだけで、早鐘のように鳴っていた鼓動がじきにゆっくりになるはず。
心臓がバクバクしなくなっただけでも随分緊張がほぐれるはずです。
「緊張してるかもしれない」と感じたら、試験開始前に一度大きく深呼吸して脳にしっかりと酸素を供給です。試験中も緊張しているようなら、描いている最中でもゆっくり深く呼吸するように意識しましょう。
それからストレッチ
緊張していると無意識の内に身体に力が入ってるものです。身体をほぐす事で緊張もほぐれたりしますよね。だから試験開始前に腕を回したり、大きく伸びなど簡単なストレッチも効果的。特に肩まわりをほぐすと良いらしいですよ。
あとは、ツボ?!
筋肉を緩め血の巡りをよくする事で緊張を緩和できるとのこと。試験直前の待ち時間でも簡単にやれちゃいます。
両手のツボを、指の腹でバランスよく押す(気持ち良い程度の強さ)を、疲れている側から始めること。securedownload①(ピンク)身体が疲れてきたらココ!握り拳を作る時に中指と薬指の先があたる部分です。そこを中心に手のひら全体をもむ。
②(赤)神経の高ぶりをや興奮を抑えるにはココ!手首の横シワの小指側の端にある骨と筋の間の窪み。グリグリ回しながら指圧
③(水色)緊張して胃が痛くなぅてきたらココ!手首の内側の、手のひらとの境目から指3本分下がった位置の真ん中。ちょうど腕の中心線の上あり、手のひら境目から5~7cmの部分。
④(オレンジ)目や首の疲れはココ!手の甲側の人差し指と親指の2本の骨の合流地点から少し人差し指よりにあるくぼみです。親指で押してみてじーんと感じるところ。そこをつかむ感じで揉みほぐす。DSC01731
あと、左手の薬指には、精神を安定させる効果がある神経が通っているそうです。本番前にもんだりして軽く刺激するのも良いのかも。
慌てず、いつもよりゆった?り描き出すくらいで丁度良し。
描きはじめれば、次第に集中してきて気持ちも落ち着くはず。
焦らず、ゆったり‥スタートです。
最後に‥美大受験において『目』は生命線です。
今使っているコンタクトやメガネは今の自分の目に本当に合っていますか?
目の疲れを毎日ちゃんとケア出来ていますか?
以前と比べ視力が低下しているかもしれません。現状のままで良いのかどうか試験前に一度確認してみるのも良いと思います。
さぁ!ラストスパート!
体調管理をしっかりして試験に臨みましょう